敵は頭の中に在りッ!

Fortune Tarot

占師をさせて頂いてると、こんな様な事を客さんに言って頂ける事が在ります。「占いを受けて、ほんのちょっとだけ心がスッキリしました。」いやはや、そう言って頂けると在り難いです。ほんのちょっとだけでも、お役に立てたという事ですからね。もっともっと客さんに心をスッキリして頂ける様に、もっともっと励みます。でも必ずしも、悩みが消えた訳ではないんです。問題点に対する解決策が、ビシッと解った訳ではないんです。それでも人は、心がスッキリしただけでも再び立ち上がれるんです。人ってのは、そういう生き物なんですよね。

釈迦さんが悟った縁起とは『絶対的な物は無い』という事、そして『全ては心が作り出す』という事です。この2つ目の全ては心が作り出すという事が、悩みが解決してなくても心がスッキリするという事のカラクリです。全ては心が作り出してるなら、悩みを作り出してるのも心という事に成ります。それも人の心ではなく、我がの心が作り出してるんです。だってそうですよね、心が無ければ何も感じません。何をしても嬉しくも樂しくもなければ、何をされても涙を流す事も腹が立つ事も在りません。だから逆に、心をスッキリさせれば良い訳です。

そもそも心って、何でしょう。今の世には「心を鍛える」とか「心が強い」とか、そんな感じの言が溢れてます。でも、そもそも心は物では在りません。心とは、脳の情報処理の状態の事を指します。だから鍛えて強くしたりとか、やれる訳が無いんです。例えば、とある野球のチームに厳しい監督が居ましたよと。A君は5回、怒られて凹みました。またB君は10回、怒られて凹みました。でもC君は20回、怒られても凹みません。じゃあA君よりB君が、B君よりC君の方が心が強いのかって話ですよね。ハッキリと言って、それは全く違います。

単にC君は、どれだけ監督から強く叱られても監督の話を聞いてないだけです。もしくは監督から叱られても、それを冷静に捉えてるだけです。何にしても、捉え方の話なんです。心の強さとは、全く別の話です。なのに心を、さも物の様に語る世の風潮・・・僕は、ちょっと違和感を感じてしまいますね。繰り返しますが、心とは脳の情報処理の状態。じゃあ心がスッキリするとは、脳の情報処理がスムーズに行われてる状態に戻ったという事でしょう。じゃあ何で、脳の情報処理の状態が滞ってたのでしょうか。それは、頭にバグが潜んでたからです。

脳の中にバグが潜んでると、脳の情報処理の状態が滞ります。だから、俗に言う所の悩むという状態を引き起こします。じゃあ単に、バグを取り除いて仕舞えば良い訳ですが。それがなかなか、難しかったりします。それは何でかと言うと、具体的な問題点を挙げたり具体的な解決法を挙げるだけではバグは取り除けないからです。それで取り除けるのは、バグが引き起こすエラーです。頭の中という目に見えぬ所に在るのがバグで、バグが頭の外の目に見える所で引き起こすのがエラーです。そしてバグを取り覗かない限り、エラーは起き続けるんです。

同じ過ちを何度も何度も飽きもせず繰り返しちゃうって人は、エラーを取らずバグを取らずの状態が続いてるからです。病の原因を治さなければ、幾ら病の症状を治しても駄目なんです。じゃあバグを取り除くには、どうしたら良いのでしょうか。それは、バグよりレベルの高い考え方を新たに頭に入れるしか在りません。占師でもコンサルでもコーチでもレベルの低い人は、問題点や解決法を伝えます。だからクライアントさんは、いつまで経っても自立しません。しかも根本的には何も解決してないので、ドンドンと依存は深まってくという訳ですね。

でも占師でもコンサルでもコーチでもレベルの高い人は、問題点や解決法をクライアントさんが我がで気が付ける様に導きます。だからクライアントさんは、依存なんてする訳が在りません。余りにもピュ〜と問題が解決するので、まぁこちらとしては余り儲けれません(笑)それでもクライアントさんの事を想えば、どちらが良いかは言わずもがなでしょう。我がの問題点やその解決法に我がで気が付ける、そう成れる様にクライアントさんを導く訳です。根本的に問題が解決し、かつ新しい問題が起きても応じれる様なクライアントさんにする訳です。

まぁ色んな事を書きましたが、つまりは外で起こるの事は頭の中の事が起こしてるという事です。何か、スピリチュアルっぽい話ですね(笑)その頭の中の事を、内部表現と言います。そしてそれこそが、縁起なんです。物理世界と情報世界を合わせた全て、それが内部情報で在り縁起です。それを変えぬ限り、私達は誰かかから埋め込まれたバグの奴隷です。でもそれさえ換えれば、私達は真に自由に成れます。つまり己の人生を、自らで創造する自由です。1人でも多くの人が1秒でも早く、真の自由を手に入れて頂けたらなと僕も蒼月も考えてます。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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