その気

Fortune Tarot

占いをやらせて頂いてると、色んな事で悩まれてるクライアントさんが来られます。でも殆どのクライアントさんが悩まれてる事は、同じだったりします。それは概ね、持ち越し苦労か取り越し苦労のどちらかです。過ぎ去った嫌な事に囚われてるのが、持ち越し苦労です。囚われてるから、過ぎ去った嫌な事が再び起こるんです。未だ来てない嫌な事に囚われてるのが、取り越し苦労です。囚われてるから、未だ来てない嫌な事がキチッと起こるんです。私達にとって幸せではない状態とは、持ち越し苦労をしてる時か取り越し苦労をしてる時なんです。

過去に後悔、未来に不安。そして現在に対しては、不平不満。こんな事をやってたら、幸せには成れません。過ぎ去ったと書いて、過去です。過ぎ去ったものは、再び訪れる事は無いんです。でも、過去の連続をする人が居ます。そもそも、連続とは余り良い事では在りません。少なくとも、情報空間に於いては。物理空間は足し算なので、過去の繰り返し(過去の連続)でもプラス1プラス1と増えてきます。でも情報空間は掛け算なので、過去の繰り返しでは掛ける1掛ける1でちっとも増えてかないんです。これでは、何の意味も価値も無いんです。

掛ける1を繰り返しても何も変わらないという事は、それは現状維持という事です。過去の繰り返し=過去の連続=現状維持、なんですね。でも時が無い情報空間に於いては現状を保てても、時が在る物理空間では体は老いるので現状は保てません。つまり頭の中は餓鬼ンチョのままの、厄介な老人に成るという事です。時は、未来から過去へ流れてきます。我がでは現在に留まってるつもりでも、どんどん過去へ流されちゃってるという訳です。しかも、過去の方を向いたままです。だから未来から良いものが流れて来ても、全く気が付けないんですね。

私達が考えるべきは連続ではなく、連結・連動・連鎖・連象です。歯車と歯車が噛み合うのが、連結です。1つの歯車が回ると噛み合ってる隣の歯車も回り出すのが、連動です。そうやって噛み合ってる歯車がドンドンと回り出すのが、連鎖です。そして全体として時計が動く、これが連象です。連結・連動・連鎖は連象と違い、時計の中で行われてる事なので目に見えません。目に見えるのは、連象だけです。つまり連結・連動・連鎖は、あの世・情報空間の話です。そして連象は、この世・物理空間の話です。つまり、原因の域は目に見えないんです。

もっと解り易く喩えるなら、旨いラーメンを食べるとチャーハンも食べたく成りますよね。これを、連結連動性と言います。この連結連動性は、目に見えますかね。何を言いたいかというと、世にはシステムが在るという事です。プリンシプル、と言っても良いかもですね。天さんは居なくても、天の理は在るという事ですかね。そもそも天とは、理そのものであるとも言えますか。連結・連動・連鎖・連象は、プリンシプルです。でも連続も、プリンシプルなんです。理外の理という語が示す様に理の外に在る事もまた、そういう理でしかないんですね。

世にはプリンシプルというシステムが在るという事は、その対も在る訳です。システムの対は、シナリオです。システムもシナリオも、天の理です。でも強いて分けるなら、システムは『事』でシナリオが『理』です。事という理がシステムで、理という理がシナリオなんです。はぁ・・・解り難い(笑)システムは言い換えれば、仕組み(事)です。シナリオは言い換えれば、仕掛け(理)です。連結・連動・連鎖が仕組み(システム・事)で、連象が仕掛け(シナリオ・理)なんです。この対で以ってして、あの世もこの世も動いてる訳なんですよね。

またシステムは意図、シナリオは意義とも言い換えれます。意図は、ゴールとそのゴールまでの地図です。意義は、意味と価値です。こうこうこうすれば、こう成る。こうこうこうすれば、が意図です。こう成る、が意義です。でも意図と意義だけでは、駄目なんです。もう1つ、要るんです。それこそが、意欲です。意欲とは、やる気ではなくその気の事です。何でも、その気に成らなきゃやる気なんて出ないんです。だからやる気を導くのが、その気なんです。そしてその気は、この世とあの世の間に在る『その世』って所から溢れ出るものなんです。

この世が意義で、あの世が意図。そして、その世が意欲です。この世からこの気が、あの世からあの気が流れて来ます。そしてそれ等を、その世から流れて来たその気が繋ぎます。そしてやっと、やる気に換わる訳です。いやはや、変な話でしょう(笑)まぁ何を言いたいかと言うと、困った時に神さんに頼む位なら困る前にプリンシプルを学んどきましょうという訳です。そしたら好きに、やる気を出せます。やる気とは何かをやる為の原因ではなく、結果なんです。そのやる気という結果を使って、更に我がの望む未来という結果を導けば良いんです。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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