訳なんか無ぇ!

Fortune Tarot

ズバリ、占いに訳は要るか否かって事ですよ。あ、占いを受けるのに訳が要るのか否かという事ではありません。勿論、占いを受けるのに訳なんて要りません。強いて言うなら、占いを受けたいという訳さえ在れば良いです。そういう話ではなくてですね、占師が占いでクライアントさんに伝える事の内容に根拠は要るのか否かって事です。そもそも、占術は学問ですが科学では在りません。タロット占術は、学問です。でもタロット占師がタロットから読み取ってクライアントさんに伝える占いの結果には、ハッキリ言って何の科学的根拠も在りません。

そもそも、神学も学問です。つまり占術にしても神学にしても、科学的じゃない事でも学問には成れるんですね。最低でも1000年先まで使えれば、それは学問と呼んでも良い訳ですからね。科学的か否かは、どうでも良いと言えばどうでも良いでしょう。ただ科学的じゃない事は1000年間も使えない事が多いので、1000年先まで残らなければ成らない学問には成り難くはあるでしょうがね。占術も神学も、殆ど科学的ではありません。でも多くの人から愛され続けられてきたが故に、学問として何百年も何千年も残ってるという訳なんですね。

という事は、殆どの人は占術に科学的な根拠なんか求めてない訳です。むしろ科学的には計り知れない事を知りたいが為に、占いを受けられるという方が殆どでしょうね。科学的に心をスッキリさせたいなら、コーチングやらカウンセリングを受けた方が良い訳ですよ。でもコーチングやカウンセリングのテクニックって、占いにも大いに使える訳ですよ。特に僕も使わせて頂いてるタロット占術なんかには、めっちゃ使えますよ。そればかりかコーチングやカウンセリングとしてタロット占術は作られたんじゃないか、とさえ僕は考えてる位ですからね。

まぁ、それは言い過ぎだとしても(笑)今の世を生きる占師にとって、コーチングやカウンセリングのテクニックは覚えといて損は無いでしょうね。占いカウンセリング、とかいう看板を出してる人も既に居る位ですからね。でもまぁこういった事に関しては、否定的な考えを持たれてる方も多いでしょう。それは占師の中にも、そしてコーチさんやカウンセラーさんの中にも。それに対して更に否定的な考えを、僕は持ってません。ただ今の世は、ストレス社会です。そして日本の自殺者の数は、他の先進国と比べてもトンデモナイ位に多いんですよね。

占師として、こんな事を言ってしまっては占師失格かもですが・・・占いは、クライアントさんの心をスッキリさせる為のツールに過ぎません。つまり占師の目的は、占いを通してクライアントさんの心をスッキリさせる事です。だから必ずしも、開運だとか吉凶を語らなくても良いと僕は考えてます。悪い話かもしれませんが占師が「今日は良い日に成りますよ」とクライアントさんに伝えて、クライアントさんがそれを信じたなら良い日に成るんです。人の脳って、そう感じる様に作られてるんです。まぁ種を明かせば、占いなんてそんなもんですわ。

でもだからと言って、占い=インチキという事には成りません。これで占師が詐欺師に成るなら、日本を良くすると言いつつも逆に日本を悪くしてる政治家さんなんて詐欺師どころか大罪人です。それにただ単に「今日は良い日に成りますよ」と占師が伝えても、クライアントさんはそうそうすんなりと信じてなんかくれません。それこそが、占師の腕の見せ所でしょう。繰り返しますが、占師の目的はクライアントさんの心をスッキリさせる事なんです。心がスッキリしさえすれば、運なんて勝手に開けますし吉か凶で言えば吉に傾くのは当たり前です。

我がの心が全てを作る、って釈迦さんも仰られてますしね。運が上がるも下がるも、我がの心1つ。吉の兆しが目に入るも凶の兆しが目に入るも、我がの心1つ。むしろ同じ現象が起きても、吉と捉えるか凶と捉えるか・・・それさえも、我がの心1つなんですね。つまり、感じ方・捉え方・認め方を換えましょうという事です。それを、占師は助けさせて頂いてるだけなんですね。感じ方・捉え方・認め方を合わせると、関わり方に成ります。関わり方が全てだ、ってこれまた釈迦さんが仰られてますからね。これぞ釈迦さんが悟った、縁起ですからね。

どう占いを樂しむかは、クライアントさんの自由です。僕は占師として、占いの樂しみ方をクライアントさんに強いる気は全く在りません。ただ占師ってな、医者さんと同じなんです。クライアントさんに、ずっと来て頂いては困るんです。だってそれは、占いを受けても全く心がスッキリしてないって事ですからね。それはクライアントさんのせいではなく、明らかに占師の力が足りてないからです。僕は占師として、それは常に肝に銘じてます。理想を言うなら、クライアントさんが我がで我がの心をスッキリさせれる様に成って頂けたら幸いですね。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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