ジークムントフロイトさんと言えば、心理学の世界では超有名人ですよね。更にユングさんとフロイトさんと言えば、心理学を学んだ事が無い人でも聞いた事くらいは在るのでは無いでしょうか。そんなジークムントフロイトさんは、実は催眠業界では余り好かれてません。と言うのも、ジークムントフロイトさんは「催眠術なんて役に立たない」と言ったからです。でもこのジークムントフロイトさん、ただ単に催眠術が巧くなかったそうなんです。でも当時から有名人だったらジークムントフロイトさんの発言は、やはり影響力が強かったんですよね。
催眠術に掛かり難い人は居ても、掛からない人は居ません。なのに我がの腕の悪さを棚に上げて、ジークムントフロイトさんは「催眠術なんて役に立たない」と言ったんです。そんなだから、彼は催眠術を掛けるのが巧くなかったとも言えますね。催眠術に掛かり易い人と掛かり難い人は居ても、全く掛からない人は居ません。催眠術師の腕は勿論、催眠術師と被験者さんの合う合わないも在ります。仮に合わなかったとしても時を費やして被験者さんの変性意識状態を深め、被験者さんに心を開いて頂けば催眠術が掛かり難い人にも掛けれるんですよね。
しかしながら、矛盾した事を書きますが・・・催眠術は、術師が被験者さんに掛ける訳では在りません。変性意識状態の深さで言えば、術師の方が深くなければ被験者さんを変性意識状態へ導けません。つまり術師は被験者さんにとって、変性意識状態への水先案内人という事です。術師は先ず我がを深い変性意識状態へ導き、先ず我がに催眠を掛けるんです。それは、要は「私は今から催眠術を被験者さんに掛ける」と。その結果、術師と被験者さんのホメオスタシスが同調して被験者さんの変性意識状態も深まり被験者さんに催眠術を掛けれるんです。
催眠術を使えば、俗に言う火事場の馬鹿力を出せます。だからこそ、術師は細心の注意を払わねばなりません。火事場の馬鹿力とは、脳のストッパー（リミッター）が外れる事で出る力です。そもそも、ちょっとやそっとじゃ出ない様にストッパーが掛かってる訳です。火事場の馬鹿力を使うのには、やはりリスクが伴いますのでね。しかもさっきも書きましたが、変性意識状態は術師の方が深い訳です。気を付けなければ、術師は術師で身を滅ぼし兼ねません。確かに催眠は魅力的な術ですが、やはりそれ相応の危険も伴う事を肝に銘じねばなりません。
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