心鎮か

Fortune Tarot

スピリチュアルに於いて、魂のレベルなんてのはよく聞きますよね。例えば「自分勝手な人は輪廻転生の数が少ない、魂のレベルが低い人だ」とかよく聞きます。逆に「多くの人から愛され多くの人の役に立ってる人は、魂のレベルの高い人だ」とかもよく聞きます。魂にレベルが在るのか否かの前に、そもそも魂って在るのか否かですよね。まぁ魂も魂のレベルも、在るとしましょう。ただこの考え方って、1つ誤ると恐ろしい事を引き起こしてしまうんですね。それは魂のレベルで人を、差別する様な輩が現れてしまうかもしれないという事なんです。

基本的に、人を生まれで差別してはいけないんです。これは、当たり前ですよね。じゃあ魂のレベルなんていう生まれる前の事で差別しても、いけないんです。すると「いやいや、魂のレベルを認めるからって魂のレベルで差別なんかしたりしないよ」と仰られる方も居られるでしょう。確かに、殆どのスピリチュアリストの皆さんはそうでしょう。でも極々一部のスピリチュアルというよりカルトといった方が良い様な新興宗教団体にて、この魂のレベルに縁る差別が行われる事が在ります。オウム真理教なんてのも、これの一種だった訳なんですよね。

オウム真理教には、ポア思想という考え方が在りました。例えば、オウム真理教的に誤ってる人が居たとしましょう。その人は、早く死んだ方が良いんです。何でかと言うと、誤った生き方をしてる訳ですから生きれば生きるほど罪を重ねちゃうからです。じゃあ今以上に罪を増やさない為にも、その人を1秒でも早くポア(殺)しちゃいましょう。でも可能な限り、その人を苦しめつつポア(殺)しましょう。するとその人が苦しんだ分だけ、その人の罪が減るんです。とまぁ、これがオウム真理教のポア思想です。何ともまぁ、恐ろしい考え方ですね。

魂のレベルに縁る差別もポア思想も、確かに極々一部の話です。でも、極々一部にチョロッと在るだけでも恐ろしい考え方です。ではスピリチュアリストの業界は、この様な危ない考え方が広まらない様にキチンと教育してるのでしょうか。今からスピリチュアルの道に入ろうとしてる者に対して、キチンとスピリチュアリストとは何ぞやという事を教えてるのでしょうか。まぁ、殆どやってないでしょうね。伝統的な宗教団体でさえ、キチンとした宗教教育なんてしてないんですからね。それがスピリチュアルに換わった所で、何も教育しないでしょう。

オカルトは、秘匿的なという様な意味を持つ語です。だから基本的には、秘伝・秘術の業界です。スピリチュアルは、神秘的なという様な意味を持つ語です。でもオカルトに比べてスピリチュアルは、ライトなイメージを持ってる方が多いです。確かに、スピリチュアルに関わる国家資格は在りません。タロット占術の国家資格なんて、僕は聞いた事が在りません。例えばタロット占術なんて、ただ占える様に成るだけでしたら数時間で済みます。タロットカードの1枚1枚の意味だって、覚えなくても解説書を片手に占っても何の問題も無い訳ですしね。

でも占師の元には、それこそ重い悩みを持つクライアントさんも多く来られます。そんなクライアントさんに、国家資格どころかディプロマさえ持たぬ占師が果たして応じれるのでしょうか。何も国家という権威や肩書が大事だと言ってる訳では在りません、ただ占師の業界ってピンキリ過ぎますよねって話です。そしてスピリチュアリストもまた、ピンキリなんです。僕も未だ至らない点は多いです、でもクライアントさんから「前に占ってもらった占師はトンデモナイ占師だった」という話を聞くと、やはり同じ占師として心の傷んじゃうんですよね。

勿論、最もショックを受けられたのはクライアントさんですからね。僕は一生懸命、占わせて頂きます。占いは、当たるも八卦・当たらぬも八卦。ぶっちゃけ、当たり外れに対するクレームはどうしようも在りません。でも例えば占師から説教されたとか、そんな占師は論外ですよね。もちろん時として、占師がクライアントさんに声を荒げる事も在ります。でもそれは、決して占師の価値観をクライアントさんに押し付ける為では無い訳です。勿論、100%主観を入れないなんて不可能なんですがね。それでも限り、主観を混ぜぬ様に占ってますよね。

ただ極論、占師の主観が入っても良いんです。その占師の主観が、クライアントさんの役に立つ考えだったなら。だからこそ占師は、自らの哲学のレベルを上げねば成りません。占いに来られるクライアントさんは、概ね冷静さを失ってます。冷静さを失うと視野が狭く成り、思考の抽象度も低く成ります。だからこそ、占師は冷静でなくてはいけません。そしてクライアントさんにとって盲点と成ってる事を、伝えねば成りません。クライアントさんの盲点に気が付かなければ成らないので、占師の抽象度はクライアントさんより高くないといけません。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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