あ〜でもない、こ〜でもない。

Fortune Tarot

その昔、フリードリヒ2世さんという偉い人が居ました。ある日、彼は実験しました。先ず赤ちゃんを何十人も集めて来て、同じ所で育てる訳です。勿論、育児担当の者も何十人と雇って。ただしこの育児担当さん達には、1つのルールが課せられました。それは「赤ちゃんに、決して話し掛けてはいけない」というものでした。この実験の結果は、どう成ったと思いますか?赤ちゃんの全員が、亡くなりました。それも殆どの子は、数年の内にです。確か1人だけ、7歳位まで生きた子も居た筈ですが・・・いやはや何とも恐ろしく、また酷い話ですね。

何でフリードリヒ2世は、こんな実験を行ったのでしょうか。彼は割とインテリで、多言語を喋れたそうです。ですから「話す事を知らぬ子が何を話し出すのか?」に興味を持ったからだと言われてます。まぁ答えは何も話し出さない、それ所か命まで失ってしまうでした。とは言え昔の話ですからね、そもそもこんな実験が行われたか否かも解り難いのですがね。でもこの話から、解る事が在ります。それは私達にとって、言というものは命に関わるくらい重いという事です。だからこそ私達は、話す事や聞く事をもっともっと重んじた方が良いですね。

因みに、遭難とかの諸事情に縁り無人島で何年も暮らさざるを得なかった人も居ますよね。その人もフリードリヒ2世さんの実験に巻き込まれた赤ちゃん達の様に、誰からも話し掛けられない訳です。でも、決して亡くなったりはしません。まぁ話し掛けれらる話し掛けられない以前に、無人島で生き残る為にはサバイバル能力が要るのですがね。とにかく、話し掛けられなくても死なない訳です。これは、何ででしょう。それは、頭の中でオシャベリしてるからです。我がの頭でオシャベリをやれれば、誰からも話し掛けられなくても死なない訳ですね。

繰り返しますが、私達にとって言というものは命に関わる事なんですね。スピリチュアルでも、ネガティブな事を口に出さない様にしましょうとか言われてますね。でもさっきの無人島で生き延びた人の事を考えれば、頭の中でネガティブな事を考えてもいけない訳です。良くも悪くも、頭の中の事は現実世界に影響を与えます。頭の中で繰り広げられる独り言の事を、セルフトークと言います。このセルフトークが、我がの人生を作ってるんですね。それは私達が意識的か無意識的かは別にして、1日の内に星の数ほどのセルフトークをしてるからです。

そして言は、耳からも入ってきます。目は瞼を閉じれば瞑れますが、耳は栓でもしない限りは閉じれません。それこそ、寝てる時さえフルオープンなんです。まぁだからこそ、危機察知とかもやれるんでしょうけどね。あ、赤ちゃんが寝てる時に喧嘩する夫婦とかは気を付けた方が良いですね。チャンと聞いてますよ、赤ちゃんの脳はね。冬に成ると、多くの人がマスクをします。それは目に見えぬウイルスや菌が、口や鼻から入る事を防ぐ為です。でも同じく目に見えないものなのに、耳から入ってくる言に対しては多くの人が無関心かつ無防備ですね。

セルフトークは、自己啓発でも言われます。でも例えば「勝てる」というセルフトークは、いけません。むしろ「勝てる」とセルフトークした瞬間に、勝負の流れが敵に流れ出します。そもそも、真に勝てる人は「勝てる」とか思ったり考えたりしません。だって「私が勝つのは、当たり前」なんですから。だから真に勝てる人は「もっと敵が強くなければ私らしくない」とか、そういうセルフトークをしてる訳です。逆に言えば、そういうセルフトークをしてれば勝てる訳です。でも常に、そういうセルフトークをやれる様な私でなければ成りませんね。

常にそういうセルフトークをやれる様な私である為には、普段からエフィカシーを高めねば成りません。要は、自信です。でもその自信を作ってるのもまた、セルフトークなんです。セルフトークは、あくまでも『セルフ』トークなんです。だから、我がで勝手に作って喋っちゃえば良いんです。因みに「ありがとう」とか「ツイてる」とか、とにかく呟けという事を仰られてるスピリチュアリスさんも居られます。斎藤一人さんとか、故小林正観さんとかですね。これは要は、セルフトークを「ありがとう」とか「ツイてる」に換えてる訳なんですよね。

という訳で「ありがとう」とか「ツイてる」を唯ひたすら唱え続けつという行いも、ある程度は効きます。でもこれは、言うなれば初心者に向けたものです。でも専修念仏の浄土教ではないのですから、やはり自然にセルフトークをポジティブなものに換えたいですよね。その第1歩は、ポジティブな事を樂しむ事です。「ネガティブな事を思わない様にしたい」と考えても、ネガティブな事は沸いてきますからね。乱暴な言い方をすれば、人を貶したり叩いたりしてる人って暇な人なんです。ただただ目的に向かって己を進めてれば、それで良いんです。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

コメント

No Comments

Be the first to start a conversation

Leave a Reply

  • (will not be published)