未だ見ぬ世へ・・・

Fortune Tarot

未だ人が、獣を狩って暮らしを営んでた頃。その頃の人にも、既にコンフォートゾーンは在りました。獣を狩りに行ってる時は、コンフォートゾーンの外です。コンフォートゾーンの外では、要らん事は考えれません。とにかく獣を狩る事しか考えませんし、時には獣から逃げる事も考えとかなければ成りません。そして、いざ獣と遭います。やるべき事は、闘争か闘争のどちらかです。どちらにしても興奮状態、脳にはアドレナリンやドーパミンが溢れます。闘争するにしても逃走するにしても、やはり要らん事を考えてる暇なんて全く無い訳なんです。

「ここは石が多いから、走ったら足の裏に傷を負ってしまうかも」とか脳を使って豊かに想像してる暇は無いんです。そんな事を考えてる内に、獣にやられてしまいます。在る意味では視野を狭くして、闘争か逃走に徹さなければ成らないんですね。要は、そうしないと命が危ないんです。そんな時でも、とっさにクリエイティブに動ける事が在るかもしれません。でも生きるか死ぬかの時に、狙ってクリエイティブな事を試そうなんて気は起きません。まぁ今は獣を狩る事なんて殆ど無いですが、コンフォートゾーンの外に出るとはこういう事なんです。

まぁ仮に、闘争の果てに獣を狩れたとしましょう。ホッと胸を撫で下ろし「良かった良かった、こいつを今晩の晩飯にしよう」と獣を持って家に帰ります。そして家に帰り着くと、コンフォートゾーンの中な訳です。そして晩飯と化した獣を食べながら、語る訳です。何時・何処で獣と遭ったかとか、どの様に獣を倒したとか・・・勿論、ちょっとだけ話を盛ります(笑)それはコンフォートゾーンの中に居るので、想像力が働くからです。コンフォートゾーンの中では、リラックスした状態で過ごせます。心が安らぐ、正しく快い場という訳なんですね。

コンフォートゾーンの外では、交感神経が強く成ります。コンフォートゾーンの中では、副交感神経が強く成ります。そうやって脳を使い分ける事で、私達は巧く生きてきたという事です。因みに、獣にもコンフォートゾーンは在ります。例えば猿なんかは、ヘビを嫌います。それは猿の脳の中に、ヘビを嫌うという働きをするという所が在るからです。だから猿にとって蛇が居る所はコンフォートゾーンの外なので、当たり前ですが安らげません。そして猿にとって蛇が居ない所はコンフォートゾーンの中なので、安らかに過ごせるという事なんですね。

でも前にも書きましたが、人は今のコンフォートゾーンから出なければ成長しません。むしろ成長する為には、敢えて今のコンフォートゾーンを壊すんです。そうすれは嫌でも、新しいコンフォートゾーンへ向かいます。そもそも私達は、2つの異なるコンフォートゾーンには居られません。どちらか1つのコンフォートゾーンにしか、居られないんですね。ただ頭の中で、2つのコンフォートゾーンを同時に意識したり認識するのは可能です。でも選べるのは、どちらか1つのコンフォートゾーンなんです。これこそが、成長の肝だったりするんですね。

じゃあ常に、新しいコンフォートゾーンを選んでれば良いのです。まぁ・・・それが難しいんですけどね。だって新しいコンフォートゾーンは、頭の中にしかない訳です。つまり、現実的な世界や物理的な世界には無いんです。そりゃ、臨場感も低いってもんですよ。そして脳は、臨場感の高い物を現実だと考えます。リアリティこそが、リアルその物なんです。じゃあ、新しいコンフォートゾーンの臨場感を高めれば良いんです。すると脳は勝手に、新しいコンフォートゾーンを作ろうとします。それはつまり、勝手に望みが叶うという事なんですよね。

だから先ず、ゴールを決めねば成りません。そしてゴールの世界が、新しいコンフォートゾーンです。だからゴールの世界を、リアルに想像する訳です。ただし、具体的に想像できる事はゴールに成りません。リアルに想像できるという事は、実は今のコンフォートゾーンと本質的には何も変わってないという事だからです。まぁ理想的な現状とでも言いましょうか、過去の延長に過ぎないんです。でもリアルに想像できない事をゴールとして想像するのって、難しいですよね。だから、そのゴールの世界に居る自らの姿をリアルに想像すれば良いんです。

例えば「戦争や飢餓や差別を無くす」事をゴールにしてるとして、そんな世界はリアルに想像できません。だって現実、世界は戦争や飢餓や差別で溢れてます。でもそんな戦争や飢餓や差別の亡くなった世界に生きてる私の姿は、リアルに想像できます。世界から戦争や飢餓や差別が無くなったら、私はどんな気分に成るだろう。そして、私はどんな行動を取るだろう。そういった事を、リアルに想像するんです。その想像には、とてもポジティブな感情が伴うでしょう。それこそが、ゴールの世界に居る自らの姿をリアルに想像するという事なんですね。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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