午前0:00
今までは、夜の世でした。辺りが暗くて、よく周りが見えませんでした。そんな中でも他の人より目が見えてる人も、ほんのちょっとだけ居ました。小ちゃな懐中電灯を持ってる人も、ほんのちょっとだけ居ました。だから殆どの人は集まり群れて、列を作って彼等に着いてってたんです。ここで言う、ほんのちょっとだけ他の人より目が見えてる人というのは霊能者(教祖)の事です。そして小ちゃな懐中電灯を持ってる人というのは、世を影で支配する権力者の事です。良い悪いではなく、こういった事をしなければ今までは生きてけなかったんです。
午前2:00
すると、遥か遠くに小さな灯りが見えるではないですか。先ず始めにその事に気が付くのは皆の先頭に立って歩いてる、ほんのちょっとだけ他の人より目が見えてる人や小ちゃな懐中電灯を持ってる人です。そして、彼等は考えます。ほんのちょっとだけ他の人より目が見えてる人も、あくまでもほんのちょっとだけです。小ちゃな懐中電灯を持ってる人も、あくまでも小ちゃな懐中電灯です。彼等だってほんのちょっとだけでも今より明るい所に行ければ、それに越した事は無いです。だから彼等は、その遥か遠くの小さな灯りに向かって歩き始めます。
午前4:00
すると彼等の後を着いてってる他の多くの人も、そちらに向かって歩き始める訳です。死ぬまで歩いたからって着くか否かも解らない位に遥か遠くに見える、ボンヤリとした小さな小さな灯りに向かって・・・この儚い灯りは、財宝や権力や地位といった類の物です。それ等を求めて、全ての人がゾロゾロと生きてた訳です。でも今からは、昼の世です。特に今は、朝の時です。だから辺りが明るく成りつつ在り、ほんのちょっとだけ周りが見えるんです。すると我がの足元が、見える訳です。そして我がの足元に、既に宝が在った事に気が付ける訳です。
午前6:00
宝とは、貴方の才能や可能性です。今までは見えなかった、本当の貴方に気が付けます。そうすれば、遥か遠くに在る小さな灯りに頼らなくても良い訳です。ほんのちょっとだけ他の人より目が見える人や小ちゃな懐中電灯を持ってる人に、頼らなくても良い訳です。でも未だ朝、日が昇り切って明るく成った訳では在りません。だから足元の宝を確かめる為に歩みを止めるのは、怖い事かもしれません。だって殆どの人は、未だ歩き続けるでしょうから。でもこれからドンドン、世が明るく成るのは確かな訳で。私達1人1人に、覚悟が求められますね。
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