仏教に於ける愛は、慈悲と言われてます。慈悲の慈は、苦を抜くという事です。そして慈悲の悲は、喜びを与えるという事です。苦しみを抜き喜びを与える、即ち抜苦与楽という事です。でも真に仏教で愛とされるのは空なのですが、空という考えはとてもとても難しいのです。
じゃあまだ、抜苦与楽の方が解り易いしやり易いだろうという事です。因みに人の心は苦を抜かれると、勝手に喜びます。それは例えるなら、大きな岩に依って水の流れが塞き止められてた河から、その岩を取り除くようなものです。勝手に再び、水は流れ始めるという事です。
体のコントロールは、脳の中の間脳の役です。「間脳だけほんのちょっとだけ働かせて、後は全て休め。」と、床に就いたら寝る前に呟いて下さい。起きた時の爽快感が、違います。これが、簡単な抜苦です。ただし間脳まで休ませちゃうと死んじゃいますので、御注意を(笑)
悩んでる時は「この悩みが取れたら、どんな気分に私は成るだろう?」と、己に問うて下さい。そして「そんな気分に成ったら、どんな行動を私は取るだろう?」と、心の底から己に問うて下さい。ほんのちょっとだけ、貴方の心がスッキリしますよ。これが簡単な、与楽です。
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