腹が立ったら・・・復讐の方法を考えましょう(笑)但し「腹が立ったら・・・復讐しましょう」ではありません。あくまでも、復讐の方法を考えるんです。頭をフルで使って、そいつを苦しめる具体的なプランを幾つも考えるんです。でも決して、実行に移してはいけませんよ。ポイントは、頭を使うという事です。ここでいう頭とは、脳の中の前頭前野の事です。そして腹が立つ等の情動を司ってるのが、脳の中の扁桃体と呼ばれる所です。実は前頭前野を使うと、扁桃体の活動が抑えられるんです。すると、落ち着きを取り戻せるという訳なんです。
私達にとって感情は、無くてはならないものです。どれだけ修行しても、感情の炎は消せませんし切り離せません。まぁ釈迦さんやイエスさんレベルの人なら、解りませんがね。私達でも座禅や瞑想を極めれば、それも可能かもしれません。でも座禅や瞑想を解いた瞬間に、再び情動は訪れます。じゃあ、どうすれば良いのでしょうか。答えは、感情と巧く付き合いましょうという事ですね。感情とは・・・より人生を豊かにするスパイス。つまり、娯楽です。娯楽に、過ぎないんです。そう割り切ってしまう事もまた、1つの悟りなのかもしれませんね。
獣には、感情が要ります。むしろ、無ければ獣は生きてけません。脳も人より進化してないので、獣は生きるのに無駄な感情を持ってません。でも私達は脳が進化と共に、より高度な感情を手に入れました。でもその高度な感情の中には、やはりポジティブなものとネガティブなものが在ります。人工知能に感情を持たせるのは、とてもとても難しいんです。どれだけ人より多くの事を覚えれても、どれだけ人より思考処理能力が優れてても・・・人工知能は恋しませんし、切なさに胸を打たれる事も無い訳です。そもそも、そんな必要も無いですからね。
私達が知るべきなのは、心の扱い方です。つまり、感情との巧い関わり方です。それはまた、自らを知るという事でもあります。我がが、何に対して喜ぶのか。我がが、何に対して怒るのか。我がが、何に対して哀しむのか。我がが、何に対して樂しむのか。それを知る事は、人生を樂しむコツです。いや、むしろそれを知らずしてどうやって我がの生を謳歌しろと言うのでしょうか。そしてそれを知ったら、それをコントロールする。21世紀の日本に住む私達には、基本的には命の危機は在りません。感情のコントロールもまた、難しくはありません。
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