食べたいものを、食べたい味で
完璧なお料理上手ってどんな人のことを指すのでしょう?
私には良く分かりません。
世の中にはいろんな個性、得意分野を持ったお料理研究家の方たちがいて。
和食、洋食、その他いろいろ、その道のエキスパートと呼ばれる方たちもいて。
食べ物の好みや、味や食感の感じ方、食材の扱い方も人それぞれ。
だからこそ、みんな違ってみんな良いと思っています。
食べる側も、食べたいものを食べたい味で食べて良いと思いますし、好きな時に好きなモノを食べて良いと思うのです。
お料理が苦手と思う人の中には、栄養素がどうとか、バランスがどうとか、品数が多くなければどうとか、そういったルールばかりに囚われ過ぎている人が多いような気がします。
私もその一人でした。
中には家族のために3食栄養バランスよく、何品も手間暇かけて作らなくてはならない(嫁ぎ先のルールらしいです)ことにストレスを感じている人がいたり。
最近の私は、その時気になった食材を買い、あるもので組み合わせて調理することが多く(といってもめんどくさがりなので玉ねぎと豚肉、豆腐と卵があればとりあえず生きていけると思っている人です)、同じ調理法でも組み合わせや味替えをして楽しんでいます。
こんな適当でも、ここ数年全くと言っていいほど(詰め物が取れて行った歯医者さんは除きます)お医者さんに行ってないし、市販の薬も飲んでいません。
サプリメントや栄養ドリンクなるものも一切飲んでいません。
たいていお腹が空いてきたな~と感じた時に調理を始め、お腹空いた~でできあがって食べることが多いので、1日に2食のことが多いです。
ついでに最後の食事から12時間以上空けて翌日の食事をとるようには心がけています。
どこかのどなたかが、「癌」は、「品」物を「山」のように食い続けることが原因だから「癌」と書くのだ、というような話をされていた気がしますが(うろ覚えですいません)、個人的には私も、食べ過ぎは病になる原因のひとつではないかと感じています。
食の量を減らすメリット
3食が2食になると、食材の量が減るので、その分良いモノ(お野菜や調味料など)を選べるようになりました。
例えば、私は味噌を手作りしていますが(ネット検索すると手作りみそセットで出てくると思います。簡単です。)、世の中には「もどき」の調味料がたくさん出回っています。
特にこだわりの無い方は別にもどき品でも構わないと思いますが、お料理教室で生徒さんに教えていた手前、中身を知ってしまうとどうしても合成された基本の調味料は苦手で。
お醤油もそうですね。原材料名を見ていけばすぐにわかると思いますが、自然な色ではなく着色されたものやうま味をあえてプラスされているものなどいろいろです。
みりんに関しては、堂々と「みりん風調味料」と書いてあるので分かりやすいです。あくまでも「みりん風」であって、みりんではありません。
お酢もいろいろ、料理酒もいろいろ、なかなか勉強になります。
それぞれの調味料(素材)の持つ特性(いろんな働き)が、調理・調味の役に立ってくれているのですが、代替品だとなんだかやっぱり違う気がして、どうも苦手です。
特にシンプルなお料理の時ほど調味料の大切さがわかる気がします。
やはり素材にこだわった調味料は、お値段も結構するので、お財布や使用期間、使用量と相談しつつその時に見合ったものを購入しています。
お野菜もそう、モノによってこんなに味が違うとは!と驚きます。
だからといってそういうの(合成調味料など)を一切買わないかといえば、そうでもないのですが。
ちょっと熱く語ったので、ついでに余談でも語りますね。
全く余談ですが
色んなスパイスがミックスされた調味料は、とっても便利なのでどうしても使ってしまいます。
個人的におススメなのは、「肉のふくしま」さんが製造している「楽喜(ラッキー)スパイス」です。
知り合いの方に教えていただいて、ネーミングも好きだし、味も好きなので。
シンプルな味付けが続いた後でこの調味料を使うと、ビックリするほど美味しく感じます。まさに万能スパイス。
特にかぼちゃのサラダにこれを使うと美味しいです。
ちなみに最近作るかぼちゃのサラダは、かなり濃厚です。
クリームチーズを使うからだと思います。
ハムの代わりにカリカリに焼いた刻みベーコン、もしくは薄く切って加熱したウインナーソーセージを投入するのが好きです。
計量スプーン・・・使わないので毎度味を見ながら適当です。マヨネーズ(クリームチーズがあるので少しずつ味を見ながら)、レモン汁、あれば練乳を隠し味に少し、で、楽喜スパイス。
他のお野菜を入れる場合は、水分が出ないように塩もみしてさっと洗い、しっかり水気を絞って入れてあげてください。
さらに余談ですが、
かぼちゃは種を除いて、ラップでくるんである程度やわらかく加熱したものを使いやすい大きさにカットして、小分けして冷凍しておくと便利です。
きゅうりは丸ごと洗って、水気を取りのぞいてそのまま1本ずつラップして冷凍すると良いらしいです。
冷蔵庫で長期間保存するとぶよぶよしなしなになりますが、冷凍すると2~3週間程度保存可能らしく、使うときは流水半解凍でカットして水気を絞るとなかなか良い食感のまま楽しめるのだとか。
これから蒸し暑くなるので、ほてった体を冷やしてくれたり利尿作用のあるきゅうりが役に立ってくれそうです。
あの独特の青臭さが気になる方は、皮をピーラーでしましまに剥いてしまうか、板ずりといって、お塩を少々まぶしてからまな板の上で手で押さえながらごろごろすると、だいぶ和らぐかもです。
あ、さきほどの「塩もみ」も青臭さを取り除き、発色を良くしてくれる一つの方法です。(あまり激しくもむときゅうりが崩れるので気をつけてくださいね)
何度も言いますが、毎日休むことなく繰り返される食だからこそ、完璧なんて目指さなくて良いのです。
肩の力を抜いて、今日はどんなものをどんな味にしようかな?と気楽に楽しんでみてはいかがでしょうか?
食に関しては特に、それぞれの家庭のいろいろなルールがあると思いますので、自分と相性の良いパートナーを見つけられると良いですね。
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