我慢は結果的に場を乱す
「わたしさえ我慢していれば・・・」という考え方は、さらに自分を苦しめることになります。
我慢をしていると、だんだん心に余裕が無くなり、居心地が悪くなっていきます。
また、しんどくなりすぎた気持ちがどこかおかしなタイミングで噴き出してしまった場合、本人が気づきにくい状態に陥ってしまっているため(無意識)、結果的に「自分に対しても周囲に対しても思いやりが持てない人」になってしまいかねません。
「は?どうして?我慢して相手に譲っているんだから、これは優しさでしょう?思いやりでしょう?」と思った方は冷静に考えてみてください。
「こんなに我慢してあげているんだから、みんなもっと私のことをありがたがれば良いのに・・・」という、黙って感謝の押し売りをする側に陥ってしまっていませんか?
「誰もわたしの苦労なんか分かってくれるわけないし、分かってもらおうとも思わない。」という卑屈な側に陥っていませんか?
「わたしがこんなに我慢しているんだから、あなたたちも少しは我慢したらどうなの?」と、周囲にまで我慢の押し売りを(無意識に)していませんか?
どんなにあなたが取り繕っても、言葉の端々や雰囲気、態度で感じ取れる人は感じ取ってしまうものです。
これでは周囲の人から逆に「扱いにくい人」と思われても仕方がありません。
自分の意見を素直に言うことを「わがまま」だというならば、この「わがまま」を体験しない限り、いつまでもモヤモヤしたままです。
もちろん、誰かに自分の思いを伝えることや、自分の意思に従って行動することにはそれなりの覚悟や勇気が必要なこともあります。
しかし、前回のブログで述べたタロットカード(タワー)のように、いったん破壊しないと何も変わりませんし、そこに存在していた世界や、新たな世界に対する感謝の気持ちも起こりません。
「私は人を大事にしています」と言いながらも結果的にうまくいかない人は、まずは自分を大事にすることから始めてみてください。
他人に相談できない、他人は信用できない・・・愛する家族にさえ本当のことが言えないという人も、時折見受けられます。
『迷惑を掛けたくない、心配を掛けたくない、だから何も言わないし相談しないことが真の意味での優しさなのだ。』と勘違いしている人であれば、ここで軌道修正することです。
その言葉の根底にあるのは、「もし本当のことを言って嫌われたり疎まれたり怒られたりしたらどうしよう・・・だってそんな風に思われても仕方がない自分だから。」
結局、自分のことでさえ自分でそんな風に思ってしまっているということです。
「どこか信頼されない自分」、「どこか愛されない自分」、「誰にも理解されず、孤独で犠牲になり続ける自分」そういった「自分の中にある自分に対する前提」が、世界を思い通りに(本当は望んでいない世界を)つくっていってしまっていることに早く気がつくことです。
一番身近な自分からそんな風に思われているのだから、周囲の人に気持ちが至るまでに非常に時間がかかりますし、何でもない些細なことまで自分に対して悪意を向けられているかのように受け取りがちになってしまいます(被害妄想)。
あなたが変に周囲に気を遣えば遣うほど、周囲をイラつかせてしまっている(無意識に周囲にストレスを与えてしまっている)かもしれないことに気がつくことから始めると良いかもしれません。
人生をより自分らしく楽しむには、自分に素直になり、好きなことや好きなモノを大事にし、大切な人たちを大切にすること。
そして、大切な人たちに応援してもらえるような関係性を築くことです。
自分の好きなモノは好きだと言い、欲しいモノは欲しいと言い、嫌なことは嫌だと言う「わがまま」になってみて、初めて気がつけることもあるということです。
まさに私自身もそうだったから言えるのです。
その時はそれなりにビックリする破壊が起こりましたが、それは一時のことです。昔よりもいろんなことに感謝でき、ゆるすことが上手になってきています。
世の中が変化してきている今だからこそ、どうにかしてこのことを言葉にして伝えなくては、とずっと考えていました。
人は、信じてくれる人が一人でもいると、元気になれますし、自分らしく活躍することもできます。
しかし、自分の殻に閉じこもったり卑屈になっていると、他者の優しさに気が付けず、愛情や信頼さえ素直に受け取れなくなってしまいます。
まずは一番身近な自分が、自分を信じて自分の気持ちに素直になってみることです。
これから私が取り組むことは、心も身体も何かに囚われ過ぎて、知らない間に窮屈に生きることになってしまっている人たちを、これ以上増やさないこと。
本来のきらめきを取り戻すお手伝いをしていくことです。
これを読んでいるみなさんが、より自分らしく、自分に正直に、自分を大切に生きることができますように。
同じことをここでやっていても仕方がないので、心機一転、新しいメニューも考案しながら、新たな癒やしの場を提供していきます。
なんだかモヤモヤしている方は、遠慮なくお問い合わせください。
一緒に変化の時を楽しみましょう。
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