無理矢理環境を変えるとどうなるか体験してみた
月に一度宮崎市へ戻ってはおりますが、ご存じない方も多く、ご不便をおかけしております。
ホームページに記載してあります通り、住所が変更になりました。
「そもそもどうしてあんな素敵な場所を手放したのか」という素朴な疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないかと思います。
私もあの場所でスタートして、自分自身も成長しながらだんだんとリピーターさんやご紹介の方、はじめましての方とクライアントさんも増えてきて、それなりに暮らしていけて、好きな場所へ学びに行くことも自由にできるようになってきた矢先のことでしたので、自分でもどうして縁もゆかりもない場所へバタバタと引っ越すことになったのか、実はまだよく分かっていません。
でも、ひとつだけ言えることは、あのまま宮崎に残ってもそれなりに暮らして行けたとは思うのですが、人生の中で、これまでとは全く違う環境に飛び込んでみるという経験がこれからの自分には必要なのだと、どこかでそのタイミングを探していたからなのかもしれません。
ちなみに私は、生まれも育ちも仕事場も、ずっと宮崎県内でした。
引っ越したとしても宮崎県内、特に宮崎市内が多く、引っ越したとしても慣れ親しんだ場所へは、どうにかすればいつでも行けるようなところだったわけです。
本当ならば、留学したり海外へ行くのが私なのだ!と強く思っていた10代の頃ありきだったのに、どういう因果かずっと宮崎を出ることが叶わず・・・ようやく一歩を踏み出せたことになります。
口では簡単に言えるけど
これまで、新しいことにチャレンジしたいクライアントさんに対するアドバイスとして、「思い切って今の環境を変えてみたらよいですよ!」と口にしてはきたものの、実際のところどうなのだろう?という気持ちがずっとどこかにありました。
やはりいざ遠くへ引っ越すとなると、脳の機能として、ホメオスタシスが抵抗するのだろうか?
今までの生活がコンフォートゾーンだから、急に引っ越すのを止めたくなったり、延期するような言い訳や罪悪感が出てくるのだろうか?私の場合はどうなのだろう?と。
クライアントさんの中には、「宮崎から出るのが怖い。」という人もいれば、「田舎から出てみたけれど、都会の暮らしには慣れなくて戻ってきました。」という人、「都会の暮らしを知ってしまうとなかなかこっちに戻ろうとは・・・」と県外で暮らし続けることを選ぶ人もいれば、「今はまだ県外から帰れないけれど、いつか宮崎に戻って起業したいです!」という人もいたりと、本当に様々です。
私の場合は、とにかく愛すべき故郷のある宮崎から一度離れてみよう。誰も私のことを知らない街で生きるってどんな感じなのだろう?という好奇心だけで、他のことはどうにかなるだろうとしか考えておりませんで、今があります。
そんなこんなでたまたま見つけたのがここでした。
祝詞で「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原の・・・」とありますが、宮崎で最後に住んでいた場所が阿波岐原から南下したところにある「小戸」でしたので、「筑紫」にもなにかしらご縁があるのだと勝手に思っています。
「天拝」という地名もなんだかとっても素敵だな~と。世の中が変化していく中でこの地を訪れると、みなさん元気になるのではないかな?という予感がしたもので。
お客様もお友達もいない土地で、さあどうする?
今住んでいるサロン兼自宅は、筑紫野市というところにあります。
天拝坂なので、どちらかというと大宰府や大野城市に近いところではあります。
・・・が、引っ越してはみたものの、以前からのお客様がいるわけでもなく、友人がいたからというわけでもありませんでしたので、まぁ何もかもが不安でしたし、閑静な住宅街なので周囲はもちろん住宅ばかり。ここから一番近い郵便局やコンビニ、買い物しやすいスーパーやドラッグストアがどこにあるか探すことは、特に重要な問題でした。
今回、県外に出てみて初めて知ったこと。それは、宮崎市役所ってやはり県庁所在地にあるお役所なだけあって、いろいろと手続きがスムーズで便利だったのだな~ということ。
水道もガスも、それぞれの場所で開栓方法や料金システムが違うことにも驚きつつ(電気は九州電力さんで変わりなくですが)、しばらくは連絡や手続き続きでした。
また、福岡県は地元銀行さんもいろいろあって、どこにしようか迷ってしまうほど。
それから引っ越しって、引っ越す前にせっせと荷造りした段ボールを荷ほどきするのも一仕事なのですよね・・・。
もう本当に、転勤族のみなさまはすごいと思います。
全身で気配を感じとってしまう残念な傾向
以前、宮崎市内で近距離間を引っ越した時もそうだったのですが、私って、住まいが変わると異様に聴覚が敏感になるタイプらしく、普段なら気にならない程度のかすかな物音でさえ、慣れるまでの間は結構たくさん拾ってしまって、落ち着かない人のようです。
感じることが家の外からなのか自分の部屋なのか、それとも他の室内からなのか区別できないくらいで、そのうち自分が出す足音や物音にまでビクビクしてしまって、今考えると本当に馬鹿馬鹿しいくらい周囲の気配に敏感に反応してしまっていました。
いやはや、普段なら全く周囲のことに鈍感なタイプなのですが、こういったときにだけ神経質になるなんて困ったものです(あ、もちろん今は普通に暮らせていますので、ご心配なくですけれども)。
今は、かすかに聞こえてくる赤ちゃんの泣き声や、子どもたちが元気に遊ぶ声に癒されています。
ちなみに、私よりも環境に敏感であろう「観葉植物」に関しての不思議なご報告なのですが、こちらに引っ越してきてからというもの、目に見えて元気になっていきました。
購入して3年は経ったので、ある程度成長しきって、そろそろ限界なのかな?と感じていたのに、今は新しい葉っぱがどんどん出てきていて、正直驚いています。
福岡県にお住まいの方で、はじめましてのみなさま、よろしければ空気の違いを感じに来られてみてください。
近くにある公園は夜景もきれいですし、駐車場もあるのでご希望があればご案内いたしますね。
宮崎の方は引き続き、月に一度の鑑定会を楽しみにしております。
また、お急ぎの場合は電話鑑定を承っておりますので、こちらもよろしければご利用ください。
それでは、この続きはまた次回に。
引っ越しって大変だけど、いろいろ分かっておもしろいですね!!!
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