氣功の魅力は、幾つか在ります。先ず、言語を使わなくても良いという点でしょうかね。勿論、全く使わない訳では在りません。ただクライアントさんに何も話しかけず、施術をやれます。やはりですよ、言語を使うとクライアントさんに抵抗されちゃう事も多いです。しかもそれが無意識的だったりすると、ちょっとメンドいですからね。言語催眠を使う古典催眠術師さんの中にも、先ずはコッソリと氣功を使って被験者さんを催眠状態にするというテクニックを使われる方も多いのかもしれませんね。見えぬ所で、色んな事をやってるという事ですね。
コッソリとやっても氣功が効くという事は、悪い言い方をすれば向こうの了承を得なくてもこちらが勝手に氣を送れるという事です。勿論、氣を受け取る側にも解ってもらってた方が効き目は増します。それに相手の了承を得ずに氣功を使うというのはモラル的にどうなんだ?という事でもありますしね。とはいえ緊急時は、そうも言ってられませんしね。氣を受け取る側が意識不明の重体という事も在りますし、まぁその辺は氣功師のモラルというか倫理観に依るでしょうね。よく考えればそりゃそうですよね、呪いだって同じ様な原理なのですからね。
氣とは、情報です。だから「体よ治れ」という情報も在れば「禍よ訪れろ」という情報も、無くはないんです。繰り返しますが、その辺は氣功師のモラルというか倫理観に依るでしょうね。氣功の業界に限らず、優れた技術を持ってる人が優れた人格を併せ持ってるとは限りません。何時だったか元オリンピック選手が教え子を暴行したなんて事件も、過去に起きたりもしましたしね。私達はチャンとした師を、キチンと見い出さねばなりません。そう言って点では、先ずその人の力を試すのも在りでしょう。勿論、その試し方には気を配らねばですがね。
催眠術に掛かり易い人と掛かり難い人は居ても、掛からない人は居ません。と同じく、氣功が全く効かない人も居ません。むしろ言語を使った催眠より、非言語の氣功の方が圧倒的に効かせ易い訳です。かのミルトンエリクソンさんも、意識的か無意識的かは別にして氣功を使われてました。さっきも書きましたが、非言語の氣功は催眠誘導に適してるからです。技も術も、全ては使い様です。夢を乗せて飛ぶロケットと多くの人を殺すミサイルは、同じ原理で飛ぶ訳ですからね。だからこそライセンスというか、免許って大事に成ってくるのかもですね。
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