恋愛も結婚も、先ずは自分のことから

Fortune Tarot

どんな人だとほっとする?

当サロンのタロット占いでは、様々なジャンルのお悩みに対して、カードから浮かび上がる情報を客観的にお伝えするようなアドバイスを行っております。
この記事では、年齢問わずご質問の多い「パートナーシップ」についてお話してみますので、よろしければお付き合いください。

さて、今これを読んでいるみなさんには、
自分は相手にとって、相手は自分にとって、「素敵なパートナーだ!」と胸を張って言える存在がいらっしゃるでしょうか?

何をもって「素敵な人」とするかは人それぞれで良いと思いますし、パートナーシップの築き方や考え方も、もちろん違って当たり前だと思いますが、

ここでは、当サロンの恋愛相談で良くあるご質問と照らし合わせながら、個人的に感じていることについて書いていこうと思います。
あくまでも個人的な意見ですので、参考程度にお楽しみください。
それでは、よろしくお願いいたします。

まず、よくある質問の1つめです。

・私にはどんな人が合ってますか?

言い換えると、
「私はどんな人と相性が良いですか?」というご質問になりますね。

今まさに出逢いを求めている人も、現在誰かとお付き合いをしている人も、今までの、もしくは今の相手がしっくりこない場合によく出てくる質問のひとつではないかな、と思います。

もちろん、対価をいただいて占うのであれば、その時出てくるタロットカードの絵柄から読み解いて「今のあなたにはこういったタイプの人が特におすすめです。逆にこういうタイプの人はおすすめしません。」といった情報を細かくお伝えすることができるのですが・・・

この場は占いの結果ではありませんので、
個人的に感じていることから大きく二点ほどアドバイスをいたしますと、

まず、相手の特徴や性格云々の前にあなた自身が、
「こういう人と一緒だと、くつろげる(安心できる)な〜」
「こういう人がそばにいたら、毎日を楽しく過ごせそうだな〜」
と感じられる人とは?いったいどんな人なのか?
といったいわゆる「自分自身の価値観」をちゃんと自分で知っておくことが、とても重要であるということが一点目になります。

ここで大切なことは、
周りの人が言う「いい人」ではなく、
自分が思う「いい人」と「そうではないと思う人」について、自分で把握しておくことです。

観察するポイントを整理しておくことで、初対面でもなんとなく相手の良いところや、そうではないところに気がつきやすくなるはずですから。

と同時に、自分自身の在り方についても振り返っておきましょう。

というわけで二点目になりますが、
身近な人たちから、
「この人(あなた)と一緒に居ると、なんか疲れるんだよな~」
「この人(あなた)って、何を考えているのか分からない・・・」
と思われてしまっていないか、これまでの周囲の人たちへの振る舞い方の癖や、自分に対する周りの人たちの反応など、客観的に観察してみること、です。

このような意識が抜けていると、
せっかく良い人に巡り合えたとしても、
あなたが無意識に表に出してしまっている態度や表情、ふとした時の発言内容が、
相手にとって苦痛や違和感を与えてしまっていることに気がつけないまま、

最初は良かったとしても、だんだん相手の気持ちが離れていってしまうかもしれませんので。

「一緒に居ると元気が出る」
「気を遣わなくて済むから誘いやすい」
など、好印象なことを普段から言われているのであれば、それは素敵なことですね。

いろいろと相手に対する理想を語るのも良いですが、
その前にあなた自身が、
「居心地の良い関係性を築ける人であることが大事」だということになります。 

他にも、誰かと一緒に何かを決めるときに「相手任せの態度」や、「自分中心な態度」、「言いたいことを我慢するような接し方」「相手に何も反論させないような接し方」では、対等な関係性は築きにくいですし、どちらか片方が窮屈になりがちです。

できるだけ一緒に居ることのバランスを考えて、お互いの意見をすり合わせ、しんどいおつきあいにならないようにお気をつけください。

ここで、みなさんからいただいたご意見をご紹介してみます。

「どんな人だと安心しておつきあいできそうですか?」という質問に対して、それぞれの方がどんな理想をお持ちかという一例です。

よろしければ、参考までにご覧ください。

ちなみに、今これを読まれているみなさんは、どんな人がパートナーだと安心できそうですか?
以下に当てはまるものはあるでしょうか?

・裏切らない人
・変な嘘をつかない人
・丸ごと受け止めてくれる落ち着いた感じの人
・自分のことを認めてくれて、取り組む姿を応援してくれる人
・さりげない気遣いでサポートしてくれる人
・お金の使い方など、ちゃんとしている人
・自分の話を聴いてくれる、困っていることや悩みを話しても大丈夫な器の大きい人
・お互いに感謝できて、優しい言葉をかけてくれる人
・変な遠慮や我慢をしなくて済む人

なるほど、なんとなく似通っている部分もありますが、こういった人がそばにいてくれたら、人生がより豊かになりそうですね。

きっと、気が向いた時にだけ会って、ちょっと遊ぶ程度の相手であれば、
多少は破天荒で刺激的な人であっても構わないのかもしれませんが・・・

共に過ごす時間が増えることや、長くお付き合いする人となってくると、そばにいて欲しいと思う人のイメージも、違ってくるのではないでしょうか。

ただやはり、いきなり初見で「その人となり」が全部分かるかといえば、なかなか難しいことだと思います。

相手がどんな人か見極めるには、何回か直接会ってお話したり、お互いにやり取りをしていく中で、相手の態度や考え方の癖、ふとした時のリアクションから、自分が求める誠実さを感じ取っていくしかないのではないかと感じます。

これは、相手側から見ても同じことです。
むしろ、あなたが相手から敬遠されるような人物になっていないか、常々確認しておくことの方が大事かもしれません。

私のようにしんどくならないために

ちなみに過去の私の場合、相手のことをほとんど知らないまま結婚したようなものだったため、いつまで経ってもどう接して良いのか分からず、とにかくめんどくさいこと(相手の機嫌を損ねること)は避けようと、ひたすら自分の本心は押し殺し、余計な質問をすることもあきらめ、できるだけトラブルを起こさないようにすれば良いや、と思って接していました。

素直に遠慮なく、いろいろ質問できたら良かったのでしょうが、
「なんでそんなこといちいち訊いてくるの?」
「そんなことも分かんないの?」
と思われるのが怖かったんだと思います。実際に嫌な顔をされたように感じた時は、固まってしまったものです。

当時の心境的にいうと、
「嫌われたくない」というよりは、「上手くやるにはどういう対応をすれば良いのか分からない」の方が大きかったかもしれません。

当然ですが、こういった私の態度は、先程の話の中に出てきた「片方が窮屈でしんどくなる関わり方」そのものですよね。

自分の中では言いたいことをできるだけ我慢し、たとえ納得いかないことがあっても家族だから仕方ないよね、旦那さんの意見を立てておくのが良い妻よね、と蓋をして見ないふりをするのが当たり前。

そういった、自分に対しても相手に対してもどこか投げやりな態度が、結果として少しずつ、自分の首を絞めることに繋がっていったのだと思います。

きっと私は、自分が傷つくことはできるだけ避けて通ろうとし、自分の人生に自分で責任を取ることから、逃げていたのだと思います。

本来であれば人間関係というのは、むしろ傷つく経験をすることで精神的な強さを手に入れることに繋がったり、間違いに気づいて改善することで自分の内面への理解が深まるといったことの方が多かったりするのですが、かつての私はそこから逃げて、自分には悩みなんてないと思い込もうとしていました。

人間関係におけるちょっとした意見の相違は、お互いの価値観を知るためのよいきっかけになります。自分の中の窮屈な思い込みや囚われから開放されるために必要なチャンスとして捉えやすいだけでなく、お互いの存在を尊重して認め合うための重要なプロセスにもなり得るのですから、できれば上手に活用したいものです。

にもかかわらず、過去の自分はそうしたことから顔を背け、自分と向き合うことから逃げてしまっていたのですよね。

周囲からの祝福やアドバイスはどうあれ、仕事も結婚のことも、最終的に選んでしまったのは自分なのですから、本来ならば自分が責任を取るしかなかったのに、です。

しかしかながらその時の自分は、「いろいろと早まり過ぎた」とか「現状から逃げ出せるものなら逃げ出したい」とか「やっぱり辞めたい」なんて、今さら言い出せるはずがないとも思っていました。

もしもここで間違いを認めてしまったら、周囲に申し訳ない、周囲から持ち上げられて突っ走った自分が恥ずかしい、誰に何を言われるか分からない、といった、諸々のバツの悪さもありました。

今の自分であれば、未熟で自分や周囲を蔑ろにしていたあの頃の自分に、叱咤激励してやるのですが。
もっと別のやり方や振る舞い方があったでしょうに。

嫌でも自分と向き合い、現実を直視すること。
そして、改善するための行動を自分から起こすことを、先延ばしにすればするほど、周囲の人達の思いまで巻き込んで、もっと大変なことになってしまうのだということを、ここで学んだ次第です。

もしかすると、そういった殻を打ち破って自分をきちんと出せていれば、また違った関係性が築けていたかもしれません。

それは、当時の自分自身やパートナーに対してだけではなく、私に纏わるあらゆる人たちとの関わり方についても同じことです。

とはいえ今更ですので、どうすることもできないですし、どうするつもりもないのが今の私です。きっと、今の私があるために必要な出来事だったのだろうと思うようにしていますし、実際そう思いながら過ごしています。

どちらにしても人間関係

この記事は恋愛や結婚、いわゆるパートナーシップについての話ではありますが、
結局は恋愛も結婚も「人間関係の築き方」という大きなカテゴリの中の、
ひとつの関係性でしかありません。

私の場合は、
とにかく誰に対しても良い人であろうとして、
本来の自分に嘘をつき、幾重にも殻を被せて生きてしまったツケを、最終的に嫌でも自分で支払うことになりました。

そこから現状に至るまでに、ようやく自分の中に存在しているよろしくなかった部分、周囲に対する考えグセや、ネガティブな態度と向き合いながら、それらを受け入れ、改めていくような自分ができてきています。

今の私は、「私のせいかな?」だけでなく、
「逆の立場ならどうかな?」
「第三者としてだったら、どう感じるかな?」といった視点も持つように心掛けることで、「どうにもならない悩みの沼に溺れる」ことから抜け出せているように思います。

今であれば、もし何かトラブルがあったとしても、
「これはどう考えても受け入れられない」部分と、
「ここは私が改善できる、受け取り方次第だなと思える」部分とに分けて考えることで、
どこか冷静さを保てている自分が自分の中に存在できているように感じますし、しんどい中でもバランスを保てているように思えます。

どちらにしても今の私のように、
自分に素直になると、とっても気が楽です。

相手が自分の発言をどう受け取ろうが、それはそれで仕方ないという心持ちで、自分の思いをきちんと発言できている私が、今はいます。

そのためにも相手に期待せず、思い込みで判断せず、相手をコントロールしようとも、相手からして欲しいとも思わないことです。
結局これらが、あらゆる人間関係における不具合の原因になりがちであると個人的には感じています。
※余談ですが、これらは、プロの占い師さんにとって非常に大切な心構えだと考えます。

私の場合は、
ここまでくるのに相当いろんな闇夜を経験することになりました。

それは、私自身が、
今のままだと満たされないと勝手に思い込んでいたからです。
自分でそれをやっていたのに、勝手なものですね。

「幸せ」とは、自分の中から沸き起こるもの。
誰かや何かがないと、感じられない(存在できない)ものではなかったのに、かつての私はそれを知らなかったのです。

※本や動画で学んで知っていても、本質を理解して実際に自分の生き方に活用できていなければ、知らないのと同じだと思っています(盲点とも言いますね)。

できれば、これを読んでくださっているみなさんには、私のように遠回りせず、素敵な出逢いを経て、素晴らしいパートナーシップを築いていただけたらな、と思い、書いてみました。
何か参考になれば幸いです。

Fortuneの店主として、タロット占いを行っている藤井裕子です。 選べるハーブティーと、私手作りの小さな焼き菓子をお楽しみいただきながら、ゆっくりお話をうかがっています。 日常から離れた心地良い空間で、日頃の不安やストレス、緊張で凝り固まった心を定期的にメンテナンスされてみてはいかがでしょうか? あなたの未来に良い変化が起こせますように、そのきっかけづくりにお役立てください。私ができることでサポートいたします。 ささいなお悩みでも構いません。ぜひ一度足をお運びください。

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