自分の価値観を大切に

とやかく言ってくる人には言わせておけばいい

ブログや鑑定、自分らしく生きるにはどうすれば良いかというご相談でも良くお話することですが、あなたがあなたでいるためには、自分の価値観をもっと大事にすることが重要になります。

価値観とは、何に価値（良い・悪い・気に入る・気に入らない・感動する・興味が湧かない　など）があると認められるか、何かを評価したり判断したりするときの根底にある「モノの見方」、その基準となる考え方になります。

誰かが好きだという人やモノが、あなたにとっても好きなモノであるかどうかは、お互いに価値観が似ているかどうかで違ってくるということです。

同じ有名な絵画を見て、感動する人とあまりそうでもない人がいるように、人によって価値観は違っていて良いですし、人に自分の価値観を押し付ける（自分が良いと思うのだから、あなたも良いと思うべきだ）行為は、非常にナンセンス（意味のないこと・ばかげたこと）だと言えます。

他者の価値観を自分のモノとして受け入れ続けることは、洗脳され続けることと同じなのですが、私たちは気がつかないうちに、世の中にあふれる情報から洗脳されていることが多いものです。
「他人に合わせて好きなふりや興味があるふりをしていること」がないかどうか、意識に上げてみてください。

たいして好きでもない食べ物を、「これは健康に良いのだから好きだと思って毎日食べ続けなさい」と言われて、素直に「そうなのですね、だったら毎日食べ続けます」と安易に従う人がいます。
恋愛や結婚でも、たいして好きでもない人を「この人は素晴らしい人だから、大事にしなさい（一生添い遂げなさい）」と言われて、素直に従ってしまう人がいます。

その逆のパターンもありますね。

自分の好きな人のことを、他人が良く知りもしないのに見かけだけで「あの人は良い人に見えない、あなたには合わないと思うから、やめておいたほうが良いよ。」と言ってきたことに、素直に従ってしまう人。

好きな人を諦める理由が、「周囲の人から良くないと言われたから・・・」だと、自分の心に素直な恋愛や結婚から、どんどん離れていってしまいます。

新たな出逢いがあったとしても、「周囲の人が何というか分からないから控えめに関わろう・・・」など、純粋に出逢いを楽しむことから遠ざかってしまい、何があっても素直に喜べなくなるからです。

自分の価値観よりも、周囲の価値観（人からどう思われるか）に合わせて生きていると、自分のことが良く分からない人になってしまいます。
自分が何が好きか分からない、という人は「自分（の人生）を中心に考える」ことを忘れてしまっている人が多いです。

「世間体や親や友人からの評価を中心に考えて生きている」人たちがそれにあたります。

こういった人は、ちょっとした周囲のリアクション（批判や評価）にもいちいち反応して振り回されてしまうので、迷ったり、焦ったり、どうすれば良いのか分からなくなってしまうのです。

ストレスフリーで恋愛を楽しむために

まず、本気で恋愛したいと思えないうちは、別に頑張る必要はないということです。

みんなには恋人がいて楽しそうだから、次々と結婚していくから、親や周囲から言われるから、だから自分もそうしなくてはならない・・・これが恋愛や結婚の動機になると、まったくモチベーションが上がらないことが多いです。
なぜなら、本気で望んでいることじゃないからです。

自分が今の状態（一人の時間を楽しんでいる、パートナーがいなくても特に何も困っていない、好きな人がいない、好きな人ができると今はめんどくさい、昔のことが忘れられない）に納得していて、毎日を楽しめているのであれば、義務的（have to~)に恋愛や結婚をしなくてはならないと思い込まなくても良いということです。

「まだ彼氏がいないの？」「結婚とか考えたりしないの？」「子どもが欲しいならタイムリミットを考えないと」「あなたその歳でまだ独身なの？」これらは全部「余計なお世話」です。

その人たちの価値観でいえば、彼氏がいて当たり前、婚活するのが善、子どもは適齢期で授かることが正しい、ずっと独身でいることは恥ずかしい、というモノの見方の基準があるからそう言ってくるだけのことです。

あなたがそれに従うことはありません。「そういう価値観の人たちもいるのだな～」で良いですし、「自分がそう思っているから、他人のことまでそうやって気にして言ってしまうのだな～」と流せばよいだけなのです。

別に恋人がいなくても結婚していなくても、恥ずかしいことではありません。
それに、恋人がいても結婚していても、不幸な人はたくさんいます。

もしも何か言われてモヤモヤする時は「それはその人の価値観、だから私とは関係ない」と、その人は自分ではない！と切り離す作業を心の中で行ってみてください。

あなたの人生はあなたのモノであり、何かめんどくさいことを言ってくる人たちのためにあるのではありません。

自分の心が望む状態（want to~)で、自分に正直に生きていると、現実も自分の思いに近くになってくるので、ずっと快適に過ごせます。

内側のコンディションが良い人ほど、イキイキと煌いて、魅力のある人物に映ります。

周囲の雑音を気にせず、過去のわだかまりを吹っ切って、気持ちも軽やかに、自分が自分であることに幸せを感じることができるようになると、自ずと運が良くなり、結果、素敵な人とも出逢いやすくなるということですね。

誰が好きか、何が気に入るか、自分の人生をどう過ごすか、は、あなたが決めて良いのです。

生き方は人それぞれです。
どちらの生き方が楽で幸せなのかは、人それぞれで良いのです。

いろんなことに気がついて、自分の価値観を大切にしながらこれからの人生を生きよう、と変化していく人も居るでしょうし、

自分の価値観を親や誰かに奪われたまま、都合の良いように支配され（結局他人の言うことに従ってしまう自分を変えられず）、私生活はどこか満たされないと感じながら、奴隷としての人生を終えていく人も居るのでしょう。

人それぞれなので、どちらの生き方が良い悪いではなく、それぞれどうぞお好きに、ご自由にお選びください、ということになるのです。