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人の心って、不思議ですよね。そもそもですよ、心って何なのでしょうか。心というものは、早い話が脳の事です。脳=心、と言ってしまっても言い過ぎではないでしょうね。詳しく言うと、脳の情報処理の状態が心という訳ですね。物理学者さんは、心の事を脳と呼ぶんです。でも心理学者さんは、脳の事を心と呼ぶんです。そして宗教家さんは、脳=心の事を魂と呼ぶんです。つまり、どの抽象度で話すかなんです。低い抽象度で話せば脳で、高い抽象度で話せば心なんです。まぁザックリと言ってしまうと、これが脳と心の関わりという事ですねぇ。

因みに、詳しく言うと心と精神も違います。心は、今の我がが感じれる範囲の事です。でも精神とは、宇宙全体を指します。そう考えると、精神の中に心が在ると考えて頂いても構いません。つまり私達の心は、宇宙全体を感じれる訳です。それもまた、抽象度の違いですね。低い抽象度で考えてる時が心で、高い抽象度で考えてる時が精神なんです。そうは言っても、なかなか宇宙規模で物を考えるのって難しいですよね。でも私達が宇宙と繋がってるのは、紛れも無い事実な訳です。その話の前に、もうちょっとだけ抽象度について書いときましょう。

例えば、大学受験。私は芸術系の大学に進んで、将来は芸術家に成りたいとします。でも私の親は、将来は公務員に成れと言って芸術系の大学には行くなと言ってきます。さぁ、どうしたものか。こういう時は、親の望みを抽象度別に分けてみる事をオススメします。先ず抽象度の低い親の望みは、我が子を公務員にさせて安定した収入を得させて我がの老後を世話させたいんです。でも当たり前ですが、公務員=安心安全安定なんて世は既に終わってます。良い芸術家に成って作品が高く売れれば、その金で親の老後の世話なんて軽くやれちゃう訳です。

そして抽象度が中位の親の望みは、我が子を公務員にさせて安定した収入を得させて安定した暮らしを我が子に送って欲しいんです。これに関しては、さっきも書きましたね。公務員=安心安全安定、なんて世は既に終わってます。むしろ作品が高く売れる芸術家に成った方が、よっぽど安心安全安定してます。最後に抽象度が高い親の望みは、我が子を公務員にさせて我が子に広く世の役に立って欲しいんです。これに関しても、良い芸術家に成って良い作品を作れば良いんです。その作品と関わる全ての人の役に立てば、世の役に立てる訳ですからね。

私達は、個人です。でも抽象度を上げると、それぞれの市町村の民です。そして更に抽象度を上げると、それぞれの県の民です。更に更に抽象度を上げると、それぞれの国の民です。そうやって抽象度を上げてく内に、宇宙レベルまで考えが至る訳ですね。私達は、宇宙と繋がってます。それは、仏教の縁起という考えからも解ります。私達は、必ず何かと関わってます。それは、人だったり物だったり事だったり。むしろ何かと関わらなければ、私達は我がの存在を定めれません。その何かとの関わりを広げてくと、やはり最後は宇宙までいくんですね。

私達の存在は、必ず何かとの関係に於いて定義されます。それはつまり、生きてるという事は必ず何かと関わってるという事です。言い換えるなら私達は1人1人、この宇宙の中で欠け替えの無い存在という事です。1人でも居なくなれば、宇宙全体に影響を与えてしまいます。という事は私達1人1人が存在してるだけで、宇宙に何らかの影響を与えてるという事です。そして関係に縁って存在してるという事は、私達は常に何かの役を担ってるという事です。親という役の存在と子という役の存在が居るから、親子という関係が在るのではないんです。

親子という関係が在るから、親という役の存在と子という役の存在が居るんですね。そして関係が変化すれば、存在も変化します。関わりが換わる事で、担ってる役もまた換わるんです。それを、諸行無常と言います。私達は、そんな諸行無常の中に生きてるんです。むしろ私達その物が、諸行無常その物なんです。言い換えるなら、私達は変化その物なんです。だから我がの人生に安心安全安定を求めると、生きるのが苦しく成ります。逆に、無常を認めてしまうんです。すると、生きるのが楽に成ります。物事への囚われが、グッと減りますからねぇ。

抽象度と縁起を使って、私達が宇宙と繋がってる事を書いてきました。でも実は、もっと簡単に説明できます。海って、何個ですか?答えは、1個ですよね。人が勝手に線を引いて、太平洋とかインド洋とか言ってるだけです。じゃあ空って、何個ですか?答えは、1個ですよね。じゃあ空間って、何個ですか?勿論、空間も1個ですよね。つまり、宇宙は1個の空間なんです。そりゃ、繋がってて当たり前ですよね(笑)そして私達の存在もまた、1個の空間の1部なんです。だからこそ私達1人1人の存在は、欠け替えの無い存在という事なんですね。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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