この大きな空の何処かに、空の王が居るそうな。そして此処に、その空の王を継ぐべき者が居ます。未だ赤ちゃんの鷹なれど、その胸の奥に誇り高い魂を秘めてます。空の王に成る為には、多くの試練を乗り越えねばなりません。その瞳に映るのは光への道か、闇への道か・・・
『鷹の選択』という話を、聞いた事が在る方も居られるかも知れませんね。鷹は約７０年も生きるそうなのですが、約４０歳位でヨボヨボに成ってしまうんです。そんな鷹に残された選択肢は、２つに１つ。１つは、そのまま死ぬ事です。ではもう１つは、どんな選択肢なのか。
先ず嘴を、自ら石にぶつけて割ります。すると、新しい嘴が生えます。そして新しい嘴で、爪を剥ぎ羽を毟ります。すると爪と羽も、新たに生えます。そして新たな嘴と爪と羽、つまり新しい体で残りの約３０年を生きる・・・とまぁ、そういった二択から選ぶ訳なんですよね。
破壊と創造、という言を聞いた事が在るのではないでしょうか。よく聞く割に、行うのは難しいですよね。ただでさえ傷を負いながら生きてかねばならないのに、我がの手で今までの自らを壊す・・・でもそうする事でしか得れない物が、見れない景色が在るものなんですよね。
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