サラマンダーという、火を司る精が居ます。同じく彼も、炎より生まれました。その火と同じ、真っ赤な色の鱗に覆われた。小さな蜥蜴の姿で、彼は生まれました。そんな彼の体が紅に煌く時、彼は炎と言うより雷の如く動き回り・・・彼の周りの全てを、灰へと還すでしょう。
アダムとイブは蛇に唆され林檎を食べ、神さんからエデンの園を追い出されます。林檎を食べた=食べ物を料理する為に火の使い方を覚えた、という事の喩えです。火を使うまでは、人も他の獣と同じく生で物をバンバンと食べてた訳です。それでも大丈夫な、胃だったんです。
でも火を使って調理した物を食べる事で、より効率的に栄養を摂れる様に成りました。でもその代わりに、もう生で物をバンバンと食べれない胃に成ってしまったという訳です。もうちょっとだけ詳しく言うなら、働かなくても良いので胃の中の酵素が減ってしまったんですね。
進可の弊害、いえ弊害が起きるならソレは進可とは呼びません。じゃあ私達は、想い出せば良いのではないでしょうか。私達が忘れてしまった、私達の持つ力の使い方を。戦争でアレだけボロボロに成りながらも復活した日本人、私達なら必ず想い出せるのではないでしょうか。
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