カップの女王
たまにはタロットカードの話も書いてみます。
あくまでも私の考え方なので、正解はありません。さらに言うと、タロットカードの絵を描いた人の描写によっても見え方は変わります。
私がいつも使っているデッキのカップの女王は、慈愛というよりしなやかさを感じる、凛とした女性だったりしますので、それぞれのカードをじっくり眺めてみてくださいね。
さて、カップに入っていると思われる水(液体)を、その人(女王)の、その時の心の状態(感情)に例えるとするならば、周囲に迫ってきている水辺の水は、他者の心(感情)や場の雰囲気などと仮定して読み解いていったりする「カップの女王」。
もしもカードの水面が波立っているように感じられたら、その人の周囲の状況は穏やかではないのだろうな~と予測できたり。
女王の視線が己の手の中のカップにばかり集中していて、周囲が全く見えていないな~と感じられたら、自分の感情(気分)や好きなモノだけにベクトルが向きすぎていて、なんとなく周囲から浮いてしまっているのかもしれないな?と予測したり。
人の心の器が、リアルにカップで実在していて、中の液体の味や色や匂いなどの状態(透明とか淀んでいるとか、甘いとか腐っているとか)で感情が表現できれば理解しやすいのかもしれませんが・・・。
残念ながら、人の心の内側(深いところにある思い)というのは、外側からは見えにくいものです。
また、このカードは「あなたの本当の気持ちはどこにありますか?」と確認させる意味で出てくることがあります。
あなたが本当に慈しみたい人・モノは、本当にその手に持っているカップの中にあるものですか?きちんと大切にできていますか?と問われているような。
心の声を無視するとしんどくなった話
生きていれば、いろんな人と関わることがあり、その人たちと共に過ごすことでいろんな経験をするからこそ、自分の良さや足りないところが自覚できて、ありがたかったりします。
ご縁とは不思議なモノです。
昔の私が今と比べてよろしく無かった点の1つが、場の空気を変に読み過ぎて押し黙ったり、発言したことでどうなるかを自分勝手に予測することで、逆に不安になったり怖くなったり・・・しまいにはもうどうでも良くなって、言いたいことを言わない、言えないまま通り過ぎてしまいがちなところだったのではないかと思います。
自分の発言が受け容れてもらえなくて嫌な思いをすることや、面倒くさいことを避けたいと思う人だったため、考えているようで何も考えておらず、適当に良い顔をし続けた結果、身近な人たちから「私には自分の意見がない(どうせ言いなりになる)からどっちでもいい人。こっち(身近な人)に主導権があるのが当たり前」になり過ぎて、行き過ぎると年齢にかかわらず、そういう(適当な)扱いを受ける人間に成り下がっていたのだということになります。
しかしこれは、自分が無意識に選んで、そうなるように仕向けた結果なので、仕方のないことです。
仲良くしてもらっているようで、そうではない(適当な)扱いをされていたしょうもない自分からは、ずいぶん前に卒業したつもりです。
もちろん今は、感情に任せて発言するのではなく、自分は悪くないという前提で一方的に発言するのでもなく、理不尽な対応をされたり、事前の予定や説明と違うことをされたり、差別的な扱いを受けたりすることに関しては、冷静に言葉を選んで、客観的な意見をお伝えするように心がけています。
しかしながら、そこまでして相手に訴えかけようと思えるのは、自分が大切だと思える人に対してだけです。
これまで通り、これから先、自分らしく生きていくうえで特に関わらなくても良いかな、と思う人に対して、わざわざ時間と熱意を消費して理解して欲しいなどと思いませんし、こちらからアクションも起こしません。
人間関係は思い込みと勘違いでバグが生じる
人は間違いを犯すこともありますし、誰だってミスはするものです。
だから、誤りに気がついたら、しっかり謝れば良いだけのことです。
私も同じです。
誤解していたら謝ります。
しかし、誤解していることになかなか気がつけないのが人間です。
タロットセッションでは、お悩みに関連する登場人物それぞれの性格や、クライアントに対する周囲の人達からの印象などを読み解くことがありますが、時折、クライアントの主観と全く違うカードが出てきて、内心驚くことがあります。
極端に例えると、極悪非道かと思いきや聖人君子だった、みたいな。
ここまでの勘違いは無いかもしれませんが、たまにそれに近い方はいらっしゃいます。
片方の言い分ばかり聞いていても良くないのだな~と思うのは、こういったことからもなんとなく感じ取れます。
相手に対する誤解があるなら、何が誤解を生じさせているのか?をきちんと読み解くことも求められますが。。。鑑定に関する細かい話は講座の中でお伝えしますね。
話がそれましたが、
相手に対する偏った先入観は、時として円滑なコミュニケーションを阻害しますよ、ということです。
また、仕事上の人間性に関しても同じです。
仕事ができることと、人柄の良さとはまた別の話です。
ビジネスでは、人柄は素晴らしいけれど仕事が全くできない人よりも、
最低な人柄(法に触れない程度の)だけど、仕事はものすごくできる人の方が評価されたりするものです。
人柄も仕事のできも最低だとしたら、それはそれでご愁傷様ですけれども。。。
話が逸れましたが、「何を目的に」その人と関わるかはとても重要です。
私は、仕事は仕事、プライベートはプライベートとして関わりたい人ですが、そこがごちゃ混ぜになっている人と関わるときが、1番しんどいのだと最近気がつきました。
特に、家族みたいに思いあえる間柄なんだから別にいいじゃん!とばかりに、私が納得できる説明の無いまま、向こうの都合で勝手に打ち合わせの時間や場所を当日いきなり変更してきたり、やり方や取り組み方の前提を思いつきでころころ変えられたり、さも「忙しいから遅れても仕方が無い」といった態度で遅刻してくる人などが、とても苦手です。(もしかすると誰でもそういった人は苦手かもしれませんが)
また、そういう人にありがちなのが、言い訳や忙しさアピールばかりで、自分を正当化して最初にごめんなさいが言えなかったりするところかと。
忙しいことと、仕事の効率が良いことは、=(イコール)ではないということです。
正直、みんな忙しいと思えば忙しいですし、生きていくのに大変なのはあなただけじゃないですよ、ということですね。
しんどいなら、やめれば良いだけのこと。要領が悪いなら、やり方を変えれば良いだけのこと。そもそも仕事が人生ではありません。
しかしこういった方と関わることで、私も誰かに同じようなことをしていないか、客観的に自分を省みる機会となることに感謝しているということと、
そういった方と関わることができたことで、昔の私とはもう違うのだと実感できたことに感謝しています。
最近の出来事で、自分でも驚くほど頭痛がした場面があったのですが、きっと過去にもこうやって、きちんと言いたいことを自分の言葉で発信したかった過去の記憶があったからなのだろうな、と思います。
誤解を解きたくても解けない歯がゆさは、誰よりも理解しているつもりです。
どんなに理不尽な状況であれ、大人な対応(冷静になって敢えて何も言わない)も場合によっては選べるようになれたのも、いろんな人に出会い、それなりの経験をしてきたからだと思います。
それを意地が悪いと取られるか、誠実さだと取られるかは、相手次第だとは思いますが。
上記のことに関してはごめんなさい、かなりプライベートな話になってしまいましたね。
もちろんここFortuneでは、相手の心に寄り添いつつお話を進めていきますので、また違った自分(ニュートラルな状態)で向き合っております。
職場や学校、家族の人間関係でお悩みの方は本当に多いです。
・・・いろいろ大変ですよね。
とりとめのない話になりましたが、どなたかの心に届けば嬉しく思います。
「あなたのカップの中にある幸せの種を大事に育み、あなたらしさを煌かせ、その煌きが世界中へ拡がっていくこと」が、私の幸せでもあります。
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