取り急ぎ、道に迷っているあなたへ

Fortune Tarot

足踏みする時間も必要

生きていれば時々、自分の生き方に疑問を感じたり、違和感を感じて立ち止まることもあると思います。
このままで良いのかな?これって本当に自分らしい生き方だと言えるのかな?と。

これまで、心のどこかで渋る気持ちをどうにかやり過ごしつつやってきたけれど、やっぱりどこかなんとなく気が乗らないとか、頑張ろうと思っても気持ちにブレーキがかかるとか、そんな風に感じている方はぜひ最後まで読んでみられてみてください。

やる気って無理矢理出すもの?

そもそも「やる気を出すために頑張らないといけない」こと自体が、すでにオカシイのではないか?と私は思うのです。
「無理矢理にでもやる気を起こさないといけない」?
考えてみてください。やる気って無理をしてまで起こすものでしたっけ?

思うに人って、本当にやりたいことをやっているときに、わざわざ「やる気を出すために頑張るぞ!」と意気込んだことなどないはずで。

ということは「やる気が起きない=やりたくないことなのではないか?」と考え直したほうが早いんじゃないのかな~と思うわけです。
残念ですが、無理矢理やる気を出そうなんて無理な話です。
無理したってやる気は出ません。無駄なことにエネルギーを使うくらいなら、自分のやりたいことで世の中の役に立ちそうなことについて考えた方がまだましですよ。

やる気が出ないことに劣等感を持っているならなおさらです。
社会や親や先生や会社に対してではなく、まずは「自分の人生」に責任を持ってみませんか?

能力とか適性なんて関係ない

仕事を選ぶ際に、適性とか才能とかやたら気にして、最初からやりたいことをあきらめてしまう人もいるようです。

才能があっても、仕事となると要領よくできなくなる人がいます。
適性があっても、本人にまったく興味がなかったのが原因で、だんだん足が遠のいてしまうこともあります。

才能がなくても、好きで続けていたら上手くできるようになった人がいます。
適性が無いのに、やりたくって仕方がないので夢中で続けていたら、天職になった人がいます。

私の場合は、それぞれ専門学校へ行ったわけでもないし、大そうな資格も無かったけれど、航空会社に採用されて、レポーターや料理講師、冠婚葬祭の司会者になることができました。

思い起こしてみれば、あの時の私は、資格や適性、能力こそが大事だ!などと、考えたことがありませんでした。

もちろん、社会人として必要だとその時思った漢字検定やTOEIC、秘書検定などは、好きで勉強して取得しましたけれど、正直、その資格自体が仕事やお金になると考えていたかと言えばそうではなくて、嗜みくらいにしか思っていなかった訳で。

ただただ、こういったことをやってみたい!私にも楽しみながらできる気がする!と思ってのことですから、世間的な地位や名誉にすぐすぐ繋がるわけではない資格の勉強でさえ、その時の私にとってはやりたいことのひとつでした。

きっと周囲から見たら、「田舎者の高卒女がチャレンジしたって上手くいきっこないし。」「ただの子持ちの主婦が何を血迷ってんの?何とんでもないことやろうとしてんの?」「経験も無いのに応募するなんて、恥ずかしくないの?」「『私もやってみたい』とか調子に乗って、馬鹿なの?」「やれるわけないやん。悪いこと言わないからやめときな。」ですよね。

実際に誰かから言われたわけではないけれど、こんな風に勝手に妄想して、やらない理由にしている人も多い気がします。

ここで何が伝えたいかと言いますと、「資格や適性がないとできない」と思い込んでいると、結局何もできないままですよ、ということ。

国家資格などが必要なお仕事ももちろんありますが、それ以外で、何かしたいことがあっても、なんだかんだ言い訳して、もたついている人は、きっとなんだかんだ世間の目とか他人からの批判とか、そういったことが怖くて足を踏み出せないでいるだけではないのかな?と思うわけです(気を悪くしたらごめんなさい)。

大事なのは、本当の自分が「それがやりたいかやりたくないか」「それが好きか嫌いか」ということであり、適性とかの問題ではないということですね。

良く分からないのですが私の場合、専門学校などできちんとした教育を受けていなくても、ちゃんと空港の地上勤務は務まりました(先輩・同期にご迷惑をおかけしたこともありますが)。
アナウンサー学校を出ていなくても、地元のことを公共の電波でたくさんの人に伝えるというお仕事もやり遂げられました(イントネーションやアクセントで度々ご指摘を受けることはありましたが)。

どちらもいろいろと経験を重ねるにつれ、毎日が充実していくのが分かりました。
失敗して落ち込んでも、体調的にしんどい日があっても、それでも足が向いてしまうのは、やっぱりそれが好きだったから。

誰かのまねをするわけでもなく、自分を犠牲にして周囲の期待に応えようとするのでもなく、ただただ、昨日の自分よりも今日は上手にやりたい!それだけだったから、続けられたのだと思うのです。

あなたには、心からやってみたいことがありますか?他の誰かが満足することではなく、自分の人生にあなたが満足できることを選んでいますか?

妥協しないことも大事

世間的にこうだから、とか、先生がこう言ったからとか、親が喜ぶからとか、そんな風に周りに合わせて生きていると、必ず心のどこかに罪悪感や空しさが生まれてくるものです。
なぜなら、本当の自分の願いがどこか置き去りにされたままだからで、それを自分でもなんとなく分かっているからではないかと思います。

でも、それを急にやめようと思っても、これまで周囲の期待に応えながら生きることが当たり前だった人は、そこから外れて自分らしく生きることに、かなり不安や抵抗を感じるでしょう。

変わりたい、やめたいと思いつつも、どこか妥協してあきらめながら生きてしまえばしまうほど、生きる意欲が失われたり、心身のバランスが崩れてしまったりするものです。

そういう生き方って、本当に責任感のある生き方だと言えるでしょうか?
あなたの人生で最も大切なのは、誰に(何に)対する責任感なのでしょう?

こんなこと言ったら角が立ちそうですが、「周りへの責任があるから」と、自分の人生をあきらめ、妥協しながら生きることで、結果的に心身のバランスを崩してしまう人がいます。

そうなると周りは慌てるでしょうし、なぜこうなったのか?というあなたの本心など分からずに、とにかく表面的な対応に追われるでしょう。場合によってはあなたが責められるかもしれません。

こうなると、きちんと周囲に責任を果たすどころでは無くなります。

ここで何がお伝えしたいかというと、「それまでのその人が、自分の人生に対して無責任な態度を取ってきたから、こうなってしまったのではないかな〜」ということでして。

結局、そうやって生きている人たちって、どことなく憂鬱で、なんとな〜く空しくて、常にどこかに不満を抱えていて、それでイライラして、隠れた怒りが無意識に周囲に伝わってしまうから、何をやってもなんとなく周囲から疎まれたり浮いてしまったり、逆に周りの人からイライラされる存在になってしまったり、別の意味で心配される人になってしまったりするのではないでしょうか。

それはきっと、自分で自分の人生に満足していないから。ワクワクしていないから。どこか自信が無いから。どこへいっても心からリラックスできる自分ではないから・・・ではないですか?

ただ、すでに今のあなたが何も手につかない状態で、それでも早く何かを決めなくてはならないけれど、どうして良いか分からない場合。

長い人生において、きちんと自分の気持ちを探るための時間はとても大事です。今のこの時間をどうか大切になさってください。

明確に「こうしたい!」という自分を把握するための時間や、それに見合う情報を得るための期間はそれなりに必要だと思います。

焦らず、適当なところで妥協して決めてしまわず、やりたいことは全部やる!くらいの気持ちでぜひ行動されてみてください。

そして、今のあなたの優先順位のはるか下位にある「時間に余裕ができればやってみたかったこと」で、これまで全くできていなかったことに時間を与えてあげてみてください。
もしかすると、意外な自分に気がつくかもしれません。

無理矢理やる気を起こすのは不可能ですが、本当の自分がワクワクすることは、頑張らなくてもやる気が自然に持続しますので大丈夫ですよ。

四の五の言ってないで、今、あなたがやりたいことで、できることをやってみることです。
小さなことで構いません。その行動・実行の積み重ねが、未来の新しい自分をつくっていくはずですから。

Fortuneの店主として、タロット占いを行っている藤井裕子です。 選べるハーブティーと、私手作りの小さな焼き菓子をお楽しみいただきながら、ゆっくりお話をうかがっています。 日常から離れた心地良い空間で、日頃の不安やストレス、緊張で凝り固まった心を定期的にメンテナンスされてみてはいかがでしょうか? あなたの未来に良い変化が起こせますように、そのきっかけづくりにお役立てください。私ができることでサポートいたします。 ささいなお悩みでも構いません。ぜひ一度足をお運びください。

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