手帳に書いたメモが今さら目についたので
いろんなことに区切りをつけたくて、
ずっと触らずに放置していた荷物を改めて手にしてみては思い出す今日この頃。
2年前の手帳が出てきて、中を覗いてみたところ・・・
書き込みは、子どもの受験とPTAの行事がメイン。
担任の先生と話した内容や、PTA行事の流れが細かく書いてあって、全然記憶が無くなっていたけれど、ちゃんとできることはやっていたのだなぁと思ったり。
個人的な仕事に関していうと、前半は、ほぼお料理教室の予定(メニューや予約人数)一覧。
中ごろから司会のお仕事が徐々に増えていって、必要な学びの場に行ける心の余裕も持てるようになった1年だったように見受けられます。
今となっては全てがひっくり返ったような2016年。
自分自身も翻弄されつつ、いろんな方と学びながらお話しさせていただいた中で、「これは今の私に必要な言葉かもしれない」と感じる走り書きが、手帳の余白にちょこちょこ見つかったので、このブログでみなさんとシェアできたら嬉しいな、と思って書いています。
何か1つでも共感していただけたら幸いです。
それでは、続けてお読みください。ご参考までに・・・。
何事もプロセスが大事
何かゴールや目標を見つけた時に、人はどうしても結果を重視してしまうものです。
もちろん、達成できるか否かというのも重要ではありますが、
そこに至るまでのプロセスも大事だということ。
納得しながら、一歩一歩進めていくその過程も大事だということですね。
「人に任せられない、自分でやった方がまし!」という方も多いですが、この世界では他者の存在が無くては自分の存在の確認すらできません。
他者との信頼も、物事を進めていく過程で必要になりますし、誰かに頼るのが苦手だという方は「ここを手伝って欲しい」というところだけ、頼ってみることから始めるのもアリだと思います。
また、人というのは、やってみれば大したことないことでさえ、問題だと捉えたり、慎重になり過ぎる傾向があります。
仕方のないことですが、乗り越えるためにも、問題を問題と思わないような心がけも必要なのかもしれません。
成長しながら先へ進むためには、「自分自身が安心できる状態」でなくてはなりません。
現状の外へ向かうためのストレスも大事ですが、そもそもが不安定な状況では、夢を見る余裕すら無くなることだってあるでしょう。
安心できる状態というのは、私が私として、ひとりの人間として自立すること。
この自立というのは、親元を離れて自分でお金をやりくりして生きていくことが全てではありません。
地に足つけて、自分の人生を自分で選んで生きていくこと。
そのためには、「自分自身が癒されている状態であること」が大切であり、前提だといえます。
癒されるためには、「人間の在り方を理解すること」も大事です。
「絶望的な悲劇のヒーロー・ヒロインだった」思い出があったとしても、客観的に後で思い返してみれば、その頃の自分は、自分で思っていたほど最凶に劣悪な環境にいたのでは無かったのかもしれない・・・と、今だから気づけることもあるように。
愛とはカタチの無いもの
私には親の愛情が足りなかった、とおっしゃる方も多いですが、愛とはカタチの無いものなので、実際に取り出して量ってみることはできません。
自分の幸せは自分の責任であり、自分のご機嫌くらい自分でとれなければ大人とは言えません。
「愛がない」と思い込んでいる人がとても多いです。
まずは自分が愛を与えることです。相手の喜びや幸せを願うことも愛のひとつです。
基本的にこちらが与えなくては、送り返されてはこないものです。
例えるとするなら、連絡先を交換したのに相手からの連絡が全然来ない、と自分からも何も連絡していないのに不平ばかり言うのと、実際にこちらから連絡してみるのとでは話が違う、ということです。
いくらこちら側が何もせずに相手からの連絡を待ちわび続けても、自分から何か行動を起こさなくては何も変わらない・・・というような感じと似ているのかな、と思います。
これまで自分が慣れ親しんできた世界に対して「これは違うんじゃないか」というのも大事です。
慎重すぎて困るという人もいらっしゃますが、重要なセンサーの役割を果たすこともありますので、慎重すぎることが全て良くないと思う必要はありません。
人は、癒されてくると変わってきます。
全体が上がってきます。
自分ひとりだけが変化するわけでは無いのは、共に経験を重ねることで起こる周囲の癒しも含めてのことだからです。
劣って下にあるものは、最も優れたものが入っている。
役割・立場がうまく機能していないだけなのかもしれない。
本来のあるべき姿、本来の目的。
今の役割・立場を外した時に見えてくるものとは・・・。
大事なのは、自分の幸せのために生きることです。
人の話を聴くお仕事の人へ
カウンセラーやセラピスト側が癒されていることが、この仕事に携わる前提です。
私も時々いろんなモノをもらってしまいますが、「それは自分ではない」とより分ける術・取り除く術を得てからはずいぶん楽になりましたし、こういった状況を繰り返し体験することで、今まさにそういった状況にいらっしゃるのではないかというセラピストさんも写真やなんかで感じとることが自ずとできるようになりました。
これは、遡ると空港で仕事を始めた時代からたくさんの人とお話をして体得してきた自分なりのスキルであり、その時その時、自分の置かれた環境の中、精一杯活動していく過程で自然に磨かれてきた感性なのだと、とても有り難く、感謝しています。
私はそういった「人と関わるお仕事」の方をヒーリングやカウンセリングさせていただくことも多いですが、カウンセラーやセラピスト、先生などと呼ばれているみなさんへの癒しをすすめることも、私の役目だと思っています。
調子が悪いときに限って、自分にある「同じような問題を持った人」がやってきたりするものです。
それもまた、カウンセラーとして必要なプロセスなのかもしれません。
相手と同調しやすい人は、感情や視えない相手の情報を受け取りやすい分だけ、相手の心が良く分かる人です。
エンパスともいいますが「人とのつながりの影響を強く受け取れる能力」を生かすためには、「自分と相手の感情の違いが分かるようになること」がまずなによりも大事です。
「接していて心が痛む、でもそれは私ではない。」と自分の感情と相手の感情を客観的に分けてみる練習を続けていけば、こういった能力がうまく使えるようになるのではないかな、と思います。
私が常に心掛けているのは、クライアントさんに依存させないようなお話の仕方です。
「答えは外にある」と、残念な思い違いをさせてしまいやすいのが、良くある占いの弱点かと思います。
自分で選んで前に進めないでいる人は、自分と真摯に向き合わずに「外側のせいにしたい」傾向が強く見受けられるようですので・・・。
『だって私の運命はこうだから』『こういう宿命だから仕方がない』
『私が悪いんじゃない』『こういう星のもとに生まれたせいよ』
今の自分が納得する材料ばかりを求めてくる人は、結局、自分が責任を取りたくないだけの人が多いようです。
しかし、それでは何も変わりません。
私は、その時その時を全力で、自分の気持ちを相手に持っていかれないように、感情的にならずに、相手を勇気づけられるようなセッションを心がけています。
私が伝えることよりも、クライアントさんに、それが「自分の真実かどうかを見定めてもらうこと」の方が大事だと思っています。
言葉で伝えることの大切さ。
どんなに年齢が上でも下でも、分け隔てなくできるだけ敬語で接するような心遣い。
いかに相手の負担にならないように導けるか。
そして、常に自分が癒された状態で、「こうなりたいからこうする」というシンプルな姿勢でいられるかどうか。
それこそが、もっともいろんな人に「喜び」という影響を与えられるのではないかと思う、今の私なのです。
こういった内容は、はじめてのタロット講座でもお話しています。
むしろ、カードの意味云々よりも、こういったことしかお話ししない、私らしい講座です(笑)
人と接したり、誰かを占うためには、まず先に自分を癒し、人を理解しようとする姿勢の方が大事だからです。
No Comments
Be the first to start a conversation