バイオパワー、と呼ばれるものが在ります。日本語に訳すと『生権力』とでも、言えば良いでしょうか。バイオパワーは大きく分けると２つ。１つは、やらないと罰を与えるという『抑圧』です。そしてもう１つは、やれという『強制』です。しかもバイオパワーは、更に厄介な代物です。日本人は危機的な状況に陥っても、略奪が起きないそうです。でもそれは、日本人のモラルが高いからでしょうか？実際は「誰かに見られたら、何を言われるか分からない」というバイオパワーが働いてるからかもしれません？すると結果は同じでも、話が違います。
バイオパワーの様に、私達は我がで我がを苦しめてるというケースが殆どです。その根源には、恐れという情動が在ります。恐れには『謂れの在る恐れ』と『謂れの無い恐れ』の、２つが在ります。地震が来た時にビクッと一瞬だけ驚くのは、謂れの在る恐れです。これが無いと、命に関わります。日本で暮らしてて食えなく成る事を案じるのは、謂れの無い恐れです。事件や事故に巻き込まれでもしない限り、今の日本に暮らしてて餓死する事なんて有り得ません。選ばなければ職なんて幾らでも在りますし、生活保護等の制度も整ってる訳ですからね。
「もしあの時、こうしてたら・・・」とか、過去をほじくる人も居られます。そして過去に理想的な選択をした現在の理想的な我がと、現在の現実の我がを比べて落ち込む人が居ます。結論から言うと、そんな事をしても無駄です。理想的な我がは、読んで字の如く理想的な存在です。そんなのと比べっこした所で、勝てる訳が無いんです。過去の選択は、その時は最もふさわしいと考えて選んだ訳です。その時に何も考えずに選んだんだったら、何も考えなかった事を悔い改めれば良いだけの事。ｉｆの世界の我がと、喧嘩をしない事をオススメします。
人は悩み、占いに来ます。しかしながら、その悩みは客さん自身が作ってるという事が殆どです。占いを受ける事で、それに気が付いて頂ければ幸いです。もしも客さん自身が作ってない悩みに苛まれてる様なら、そんな悩みからは逃げる事をオススメします。若しくは、法に訴えるとかですね。客さんは悪くない訳ですから、胸を張って動いて頂いて構いません。２１世紀の日本を生きるのに、恐れなんて感情は要りません。謂れの在る恐れでさえも、論理で以ってして応じれます。恐れに惑わされず、今を元気に樂しみながら生きて頂きたいですよね。
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