タロットカードを使った占いでは、タロットカードをクライアントさんの心を映す鏡として使います。僕もタロットカードを通して、多くの方の心を観させて頂きました。そして解ったのですが皆さん、自由を求めて居られるのだなと。確かに、支配された状態や束縛された状態よりかは自由な状態の方が良い様な気が何となくしますよね。でも結論から言うと、支配や束縛を受け入れた方が楽です。勿論、樂しくはないですがね。月〜金に９〜５時で働き、土日祝は休む。固定給と終身雇用に守られた、少なくとも今だけは安心安全安定して生きれます。
繰り返しますが、でも全く樂しめません。樂しみたいなら楽を捨て、我がで首輪を外さねば成りません。ただ外した所で、どうすれば良いのでしょうか？私達の殆どは、そもそも自由とは何かを知りません。じゃあ、どうすれば良いか解らなくて当たり前です。西洋には『リバティ』という自由と『フリーダム』という、２種の自由が在ります。リバティは『〜して良い』で、フリーダムは『〜しなくて良い』です。フリーダムの語源は『フレンド』という説も在り『君は友（フレンド）で敵（若しくは奴隷）じゃないから、〜しなくて良いよ』て事です。
リバティとフリーダムなら、リバティの方が自由度が高いです。しかしながら、どちらも前提に支配や束縛が在ります。つまりリバティもフリーダムも、支配や束縛からの自由でしかない訳です。だからリバティもフリーダムも悪い、って話じゃないですよ。何の前提も無い好き勝手よりは、やはり自由度は高いです。でも僕がオススメする自由は、仏教的な自由です。それは読んで字の如く『自らに由る』という事で、要は我がで考えるって事です。但し、それはさっきも出てきた好き勝手とは違います。チャンと我がの頭を使って考えろ、って事です。
極論、支配や束縛から脱し自由に成った所で物理空間に生きてる以上は物理法則に縛られざるを得ません。究極の自由なんて、物理空間に生きてる以上は味わえないんです。巧く瞑想すれば、限り無く物理法則から脱した『気分』だけは味わえますがね。神さんが居ると信じてる人を神さんが居ると信じてない状態に戻しても、余り意味も価値も在りません。神さんなんか居なくても幸せに生きれると気が付かせたげる、それが自由です。気が付いた上で再び神さんを信じるなら、それも自由です。さぁ、皆さんにとっての『自由』とはどんな事でしょう？
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