占いは所詮占いです
世の中にはいろいろな情報があふれていて、微妙なラインで集客されている占い広告もありますが(例えば、「当たり過ぎて怖い!」とか「脅威の的中率!」とか「全てが透視(霊視)されている」などその他諸々・・・)、占いの結果を真実だと勘違いされては困ります。
他所の占い師さんは何というか知りませんが、100%絶対に当たる(絶対に真実である)占いなんて無いです。
不幸なことが絶対に当たって欲しいですか?
避けたいですよね。だから、占い師に言われたら当たらないように外しにいくことが重要です。
幸せになると言われたらなら、それをもっと幸せになるように(当たらないように)外しにいくのです。
これが、占いの利用の仕方だと私は思っています。
「不幸になるならもうどうでも良い、投げやりになる」、とか
「幸せになると分かっているから、これからは気を抜いて取り組んでも大丈夫」、になってしまうと、方向性が変わってくるということです。
※世の中には「私の言うことを聞かないと絶対不幸になるよ!」「私の言うとおりにしておけば絶対幸せになれるんだから!」というような言い方をされる占い師さんも一部いらっしゃるようなので、そういうのが好きな方はそちらをご利用ください、としか言えません・・・うちはそういうのとは違いますので、あしからずご了承くださいませ。
Fortuneで学ばれたみなさんには、なぜ人は占いを利用するのか?というようなところからお話しているはずなので、ご理解いただけていることと思います。
占いの結果を信じたい気持ちも、信じたくない気持ちも、どちらもあって当たり前だとは思いますが、そうだとしても、占いの結果に人生を支配させてはいけません。
占いはあくまでも、見失っている何かを意識に上げるためのひとつのきっかけに過ぎず、同じ目的に向かう際に、別のルートに気づかせてくれるような、自分で考えて選んだり行動したりするための、ひとつの材料を提示するものに過ぎません。
吉凶を占うのは誰でもできます
タロットをおみくじのように気軽に使っていただいても、全く問題ありません。
それこそ、本屋さんで解説書を買えば、大まかな意味は書いてあるでしょうし、もちろん、現代ならカードの意味をネットで調べることだって可能です。
「今日はどんな1日になりそうですか?」というような、簡単な質問から始められても良いかと思います。
難しく考えずに、手元にカードをお持ちの方は、少しずつ触ってみることをおススメします。
お金をいただいて占うということ
しかし、お金をいただいて占う「占い師」という職業となると、吉凶だけを占うモノとはちょっと違う気がして。
私が思うに(他の方はどういうスタンスで行っていらっしゃるか分かりませんが)、たとえ初対面であったとしても、その方の人生や世界観に触れ、現状をカードの関連性から洞察し、もしも不要な苦しみや迷いを抱いていらっしゃるのであれば、そこからまた違う世界へ意識が向かうような働きかけをするために必要なスキルや知識、それに、何を聞いてもこちら側はジャッジしない、動じない覚悟などが必要になると思います。
また、私の経験として、占い師として駆け出しの頃は、自分に似た境遇の人と出会う確率が高いです。
しかし、ここで他者を自分の癒しに利用してはなりません。
たまに、クライアントさんが直面している問題を自分の問題と重ね合わせて、過去の自分に言いたかったことを全く関係の無いクライアントに身勝手に助言してしまう人が見受けられますが、目の前のクライアントは、自分とは環境も登場人物も価値観もすべて違う人間なのだと心得ておかなくては、ただの自己満足で終わってしまいかねません。
「他者の問題」と「自分の問題」を混同しないことが最も大事な職業だと言えます。
そもそも、それができていないのに、いろんな人のいろんな人生の問題に触れることは、自己や周囲の混乱を招く原因になるのでおススメしません。
また、占い師は裁判官でも警察官でもないので、善悪のジャッジは不要だと思っています。
もちろん、人命にかかわることや、犯罪に至りそうなことなど、最低限、人が人として生きる上でダメなことはダメだと訴えますが・・・。
それ以外の些細なことや取るに足らないことに関しては、占う側は「どっちでもいい」というスタンスで良いと思うのです。
そもそも、クライアントさんのお話も、あくまでもクライアントさん側の視点からのお話であって、それが真実かどうかなんて確かめようがありません。
だからこそ、単純に善悪だけで話を進められないというのも、もちろんあります。
占いなどスピリチュアルな世界は、キラキラしているようで魅力的に映るかもしれませんが、現実は、もっと抽象度の低い、どうにもならない他者の現実をしっかり聴いて理解して、それらを直視しなくてはなりませんので、闇は深いですし、お話をさせていただきながら、自分自身の不甲斐なさに歯がゆさを感じることも多々あります。
「もっと分かりやすい言い回しがあったのではないだろうか?」「あの時に別の視点での質問を投げかければ、もっと深く理解できたかもしれない。」など、どこまでいっても学び続けようと思うことばかりです。
この場所はご縁があって見つけてくださる方の場所
不思議なことですが、お客様とは出会うべくして出逢うようになっているのかもしれない、と思う事ばかりです。
こうやってこちらのサイトを訪ねてくださって、私が日頃思っていることを、こうして読んでいただけるだけでも幸せなことです。
何処へ行ったとしても、前面に出たいとか、特別儲かりたいとか、一番になりたいとかいう野心はなくて。
むしろ、私が私らしくいられなくなったら困るので、無駄に忙しくなるのは勘弁だと思っています。
このサイトやSNSなどで、気になる人に情報が届くだけでも十分ですし、数十万円以上する高額な商品を作る予定も今のところありません。
行きたい場所に行けて、学びたいことが学べたら、私にとってはそれで「十分満足な暮らしができている」といえますので。
そんなことを正直に言うと、営業の電話を掛けてこられたスピ系のコンサルさんや企業さんからは毎度、引かれてしまうのですが。
「検索していたら偶然ここのサイトが出てきました!」でも良いと思うのです。
「ずっと気になっていて、初めてコンタクトをとってみました!」でも、もちろんありがたいですし、それで良いと思うのです。
「大好きなお友達から、ここが良いよ!と教えてもらったので・・・」これほど嬉しいことはありません。
ここを好きだと言ってくださる方々に、きちんと言葉が届いていれば、それで良い気がしています。
何処までいっても、世の人を煌めかせることが、私のゴールだと思っていますので。
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