先ずは自分の世話をすること

他人の世話を焼く前にまず自分を

いつもありがとうございます。
ここ数か月、あまりブログを更新していませんでしたが、特にずっと体調不良という訳でもなく、むしろ体調を整えることについてや、丁寧に暮らしてみることに意識を向けながら、日々を過ごしておりました。
というのも今年の春先に、数年ぶりに喉の調子を崩してしまい、しゃべることやリラックスすることにも一苦労な期間を経験したことで、健康のありがたみを再確認させられるとともに、「他人を癒すとか言う前に自分をちゃんとしとこうよ！」と、自分に対して強く思ったのがきっかけです。

普段特に健康に気を遣わなくても、なんとなく無事に過ごせていたので、油断していたのかもしれません。
そのことと並行して、これまでとは違う変化、特に老化を感じる場面が増えてきたことも、今回自分の身体に意識を向けるきっかけとなりました。
あー、私もアンチエイジングについて考える年代に突入したのだなぁと、改めて実感した次第です。

いやはや、30代までは考えもしなかったことですが、確実に年齢は重ねられ、肉体もそのように変化しているのだと思い知らされることばかりで、勉強になります。

バランスを整えるためにやってみたこと

という訳で、ここ数か月間、私が何をしていたかといいますと、とにかく自分の身体を知り、メンテナンスする、ということを一回ちゃんとやってみる、という実験です。

睡眠環境、目覚めてからのルーティンワーク、食事の仕方やタイミング、肌に触れるモノまで、これまでの暮らしをもう一度振り返って改善する、良い期間となりました。

この時代に生まれてきてよかったと思うのは、正しいかどうかは置いておいて、欲しいと思った情報が、割とすぐに手に入ることです。
しかも、文字で読んでみて分からない時は、解説されている動画を探すこともできるので、非常に助かります。

人によって言うことが違っているのは当たり前だからこそ、手に入れた情報を鵜呑みにはせず、いろんな角度から観察してみることが可能な今って、本当に便利な世の中だな～です。

これを機に、鍼灸院にも通い始めました。
季節とともに変化していく身体の気になることをどんどん質問し、実際の身体の反応も確認しながら、自分の身体の癖や、気の巡りについてより深く知ることができるようになってきていますし、直接触れられることの心地よさや、お灸の気持ちよさも実感することができて、本当に良い勉強をさせていただいています。

それから、ひょんなことからシータヒーリングというものを体験する機会をいただき、大変興味深い経験をさせていただきました。
シータヒーリングという名前は見たことがあっても、実際に受けたことはなかったので興味津々でしたが、以前体験させてもらったことのあるマインドブロックバスターを含め、世の中にはいろいろな癒しの手法があるのだな～と、こちらもまた勉強になった次第です。

他者からメンテナンスしてもらうことで、自分以外の人から、特に身体に関するフィードバックが貰える経験って、大事なことだな～とも思えるようになりました。
と同時に、いかに自分の身に起きたことを自分自身が忘れがちかということにも気がつけました。

フィードバックをもらって不具合のきっかけを遡った時に、実はこんなことがあったのに、すっかり忘れていた！ということが多々あるのです。
こんなことがあったからこうなってるのかも！と思い出してスッとすることもありますし、良い変化を意識に上げてもらえることは、自分にとってとてもありがたいことです。
また、これらの経験を自分のセッションに活かすことができる点も、嬉しいことだったりします。

おかげさまで、もこもこ靴下を履かなくても足先が冷えにくい身体に変化しました。
これまでは、冷えだけでなく、疲れがすぐに喉や呼吸器系に出てしまっていた体質も気がつけば変わっていて、長時間施術しても疲れにくい身体になってきている気がします。

寒くなってきましたので、換気をしながらお灸をするにはどうするのが暖かいかが今後の課題ではありますが、セルフお灸は本当におススメです。

お灸の原料である「もぐさ」の香りも、ものすごくリラックスできるのですが、私は鍼灸師ではないので、誰かにお灸をしてあげることができません。
なので、興味のある方は、ドラッグストアなどで販売されているお灸を試してみられると良いかと思います。

ちなみに、市販の台座灸は、より熱い方が良いわけでもないようです。
個人的に、ソフトな温かさでもしっかり届いているようで、終わった後にきちんと反応が見られますし、リラックスタイムを求めるのであればなおさら、ビックリするような熱さを我慢しなくて良いレベルのお灸を使用されることをおススメします。火傷には十分注意して使用されてくださいね。

火が苦手な方は、火を使わないお灸や、当サロンで使用しているホットストーンなどもおススメです。

水分と食べ方を考える

それから、食べ物よりも先に気をつけるようになったのは、水分の摂り方についてです。
自慢ではないですが、過去の自分は、ほとんど水分を摂らなくても平気な人でした。

これまでやってきた仕事柄、あまり水分をとらないようにする癖がついてしまっていたというのもあります。
当然ですが、こんなことを続けていると、身体に良い訳ありませんよね。

積極的に水を飲むことに抵抗があった私が、寝起きでいただく一杯の白湯を美味しいと感じて続けられているなんて、です。
まだまだ足りないとは思うのですが、少しづつ、水分を意識してとるように心がけているところです。

もちろん、必要な水分量は人それぞれだと思いますので、あまり極端にならないように無理なく、これまで少なかったかもと感じる方は、普段よりも水分をとるように意識を変えるだけで、だいぶ変わると思いますのでおススメです。

それからこれは、自分の食べ方に対する戒めでもあるのですが、一種類をドカ食いするのは禁物ですね・・・。

個人的に、なんとなく不調を感じる時ほど、身体によくないモノを摂取したくなりがちだな～と感じるのですが、分かっていても誘惑に負けてしまうのがこれまでの私でして・・・
先月の初めに、宅配ピザを１枚、夕飯にそれだけのメニューを、ひとりで無理して全部平らげたところ、その後の数日間が本当に地獄でした。

胃の調子が悪いという自覚があったのに、一食全部ピザで済ませるなんて、ですよね・・・
そこから身体の不調が背中や肩、首などいろんなところに押し寄せてきて、チーンでした。

「何事もほどほどにバランスよく、身体とよく相談して食べること」が大事なのだと、改めて思った次第です。

こういった感じで、これまでは心や思考の面で自分を整えることに意識を向けてきましたが、今は肉体的な面、身体のメンテナンスや使い方についても、楽しみながら取り組んでいるところです。

今の世の中的にも、いかにして自己免疫力を高められるか、が大事なのではないかと思いますので、自分の身体と向き合う（＝自分を愛する）ことは、いつ始めても遅くないと思います。

最終的に自分の心と身体の健康を維持するのは、自分自身です。

「ダメになれば薬や医者に頼ればよい」と思う人ほど、なかなかスムーズに回復できなかったり、同じ症状を繰り返してしまったりするものです。

もちろん、外部からの必要なサポートはしっかり受けつつですが、全てを他人任せにする＝自分を大事にすることを放棄しているということにも繋がりかねませんので、例えお医者さんやメンテナンスに通ったとしても、結局は自分次第だということですね。

病は気からといいますように、精神の状態が身体に影響を及ぼすこともあれば、肉体の不具合が精神に影響をもたらすこともあるのが人間です。
どちらか一方だけではなく、心身両面からバランスを整えていくことを心がけていただけると、この冬を元気に乗り越えられるのではないかな、と思う今日この頃です。