タロットを語る前に・・・Ⅱ ’ TURBO

Fortune Tarot

理解

占いに限らず、これはカウンセリングでも大事です・・・いえ、これは人にとって最も大事なのです。それは、ズバリ『理解』です。理解するという意識を持ち、理解するという考えを出し・・・ただただ、目の前の人を理解する。それこそが、人と人との関わりにおいて最も大事です。何でそう考えてるのかを書く前に、まず理解とはなんなのでしょうか?理解とは、相手の立場で考えるという事です。そして理解の逆は、共感です。共感とは好き嫌い、そして嫌いな奴を人は攻めます。当たり前ですが、そんな事をしてたら世は滅んでしまいますよね。

りかい

占いでは、この理解が肝に成ります。前のコラムに書きましたが基本的に占いでは、占師の価値観でなくクライアントさんの価値観で語らねばなりません。例えば、不倫や浮気。個人的に、僕は「不倫や浮気ってどうなの?」と考えてます。でも占いの場でケースに寄っては、クライアントさんに不倫や浮気を勧める事も在ります。つまり不倫や浮気をするクライアントさんの、背を押す事も在る訳です。もちろん不倫や浮気は、常識的に考えたら褒められた事ではないです。そして繰り返しますが、僕は不倫や浮気に対して「?」という風に考えてます。

RIKAI

でも常識なんて、クライアントさんは解ってるんです。それでも・・・という思いで占いを受けに来られてる訳じゃないですか。そこで占師が常識やら占師の価値観を語っては、最早それは人生相談にも劣るでしょう。善悪・正誤・優劣では、割り切れないのが世という物ではないでしょうか。勿論だからと言って、好き勝手ワガママ放題に生きて良い訳では在りませんよね。そして、それを勧めるつもりも在りません。ただ占師は、神さんでは在りません。クライアントさんと同じ、ただの人。ただほんのちょっとだけ、見えぬ物を見る術を使えるだけ。

rikai

僕は、占師が正しさを振り回し出したら終わりだと考えてます。もちろん占師も人なので、正しさは持ってます。持ってなければ、生きれません。でもだからこそ、人を占ってる時は『理解』するという考えを出すんです。クライアントを好き嫌いで共感するのでなく、先ずクライアントの辛さや苦しさを理解する。それが占いのスタートで在り、ゴールでも在るのではないでしょうか。この『理解』については、これからもコラムでチョコチョコと書いてきます。つまり1回のコラムでは書き切れない程に、この『理解』という物は奥の深い物なんです。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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