ワンドの10と自らの欲望

Fortune Tarot

こんにちは。

久しぶりにタロットカードのことについて書きます。

今日は、ワンドの10について。

私のカードの登場人物は、
ひとりで10本の長い棒を両腕に抱えこみ、見るからに大変そう。
この人、大丈夫かな?そのうち倒れるんじゃないの?

そして、
その棒はもともと誰が運ぼうとしたものなのか?
どのようないきさつでこの人のもとへやって来て、持ちきれないほどの本数になったのか?
などと、
まずはその棒に目が行って、気になって仕方がなくなります。

例えば、持ち主が欲張って
あれもこれも自分で運べる(処理できる)からと
安易に手にし過ぎた結果なのか・・・

それとも、誰かに押し付けられたものなのか・・・

もっと他にそれをうまく扱う方法はなかったのか・・・とか、

いろんなことを考えてしまいます。

肉体的にも、精神的にもしんどいのではないのかな・・・と心配になったり。
むしろ、もはやそのことにさえ気づけずに、
必死になっているのではないかと思ったり。

ひとりで抱え込んでいることが何を示すのか。
周りの様子をうかがってみても、近くで誰かが関わっているようには見えません。

ということは、
こんな状態になるまで、自分の意思で抱え込んでしまったのであれば、
これから起こり得る状況に、自分で対処していくしかないようにも見受けられます。

もちろん、やる気だったり情熱といったものに突き動かされるのは、
悪い事ではありません。
が、こんな風に抱えきれないほどのエネルギーは、
時として自分自身をも追い込む結果になるかもしれません。

もしも、自分の欲望のために、
招いてしまった結果が残念であった場合・・・

それで終わり、というわけではありませんよね?

むしろ、棒に押しつぶされてしまったことで、
また生まれ変わるチャンスを得たと思ってみてはどうでしょうか?

こういった経験からしか学べないことがあるはずです。

全てを失ったわけではないということ。

そして、
欲望があるからこそ、人は生きることができ、
成長することができるのだという事。
ただし、ワンドの10のように、どんな結果であろうと受け入れること。
自己責任が前提です。

常にセルフイメージに合った棒を、持ち続けたいものです。

Fortuneの店主として、タロット占いを行っている藤井裕子です。 選べるハーブティーと、私手作りの小さな焼き菓子をお楽しみいただきながら、ゆっくりお話をうかがっています。 日常から離れた心地良い空間で、日頃の不安やストレス、緊張で凝り固まった心を定期的にメンテナンスされてみてはいかがでしょうか? あなたの未来に良い変化が起こせますように、そのきっかけづくりにお役立てください。私ができることでサポートいたします。 ささいなお悩みでも構いません。ぜひ一度足をお運びください。

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