魂の色

Fortune Tarot

『心と脳』であって『心と、脳』ではないんです。心と脳はワンセット、決して分けれないんです。心の作り、構造の事を脳と言います。脳の働き、機能の事を心と言います。心の抽象度の低い所を脳と呼び、脳の抽象度の高い所を心と呼んでるんです。そもそも、心なんて存在してません。脳の情報処理状態の事が、心なんです。全ては脳の見る夢、その夢の事を心と呼んでるという事ですね。脳科学者さんは、心の事を脳と呼びます。心理学者さんは、脳の事を心と呼びます。そして脳科学と心理学を合わせたものが、脳機能科学という学問なんです。

宗教家さんは、心と脳の事を魂と呼びます。スピリチュアリストさんは、魂と心と脳がワンセットです。でもこの魂と呼ばれるものが、癖ものなんですね。まず魂は、永久不滅なんだそうです。えっと、そもそも永久不滅なものなんて在りません。それは科学が不完全性と不確定性を、20世紀の内に明らかにしてるからです。確かに、私達の体が滅んでも私達のホメオスタシスは滅びません。それを魂と呼ぶなら、そう呼んでも良いのかもしれません。しかしながら、ホメオスタシスでさえも永久不滅とは言い難い訳です。永久不滅の魂は、無いんです。

それでも魂が在るとするなら、私達の自我を指すでしょう。我、つまり重要性の事です。でも重要性なんて、人に依って違います。更に同じ人でも、時と場で換わりますよね。相対論では、時と場は切り離せません。つまり1時間前の私と今の私と1時間後の私は、違う人という事です。我を魂とするなら、確かに魂は在ります。しかしそれは永久不滅のものではなくて、諸行無常なものという事です。つまり『無我』ではなくて『非我』という事に、成るんですね。そしてこれを2600年前に説いたのが、釈迦さんという事です。流石、釈迦さんです。

私達は宇宙に在る全てのものを、それぞれの脳が重んじてる順に手前から1列にズラーッと並べてます。要は大事さランキングが、重要性という事です。でも空を悟ると、全ての重要性が等しく成ります。全てのものが、等しく大事に成るんです。そこで初めて、人は己が解ります。全ての奇数が解ると、同時に全ての偶数も解ります。その逆も、また然り。人は悟ると、己と己以外がハッキリと解ります。それは、己と宇宙がハッキリと解るという事です。で話を再び魂に戻して魂と呼ばれるものが在るとするなら、悟れば己の魂の事が解るでしょうね。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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