バンダリ(境界線)

Fortune Tarot

その感情はだれのものですか?

今年の6月に、自分と他者とのバンダリについて学び、
自分を守る術を習得してから、
他者の欲求ばかり優先するのを辞めました。

それまでは自分を後回しにして、
誰かの顔色をうかがっては、
できるだけ波風が立たないようにやり過ごす。
こんな自分がずっと続いてきました。

この場合、自分の感情はスルーです。
というか、こういったことが当たり前になってくると、
もはや自分の欲求を主張する事すら許されないような感覚に陥っていました。

とにかく、家族の要望に合わせる。めんどくさいと言いながらも結局やる。

痒い所に手が届く、良い人でいようとしていました。
家族の中で、できるだけ波風を立てないように。

幼いころは、他の家族のことで悩んでいるお母さんをこれ以上悲しませないように。
がんばって働く父にお金で迷惑をかけないように。私にお金をかけなくても済むように。

全て、私が遠慮すれば、とか、黙っていれば、とか。
この人たちはこういうことを私に求めているな・・・
そんなこんなで、
今のこの感情は、この選択は、果たして誰のものなんだろう?とバグが出始め・・・

こういった、いわゆる「境界線」が曖昧になってくると、
だんだん「家族」と「自分の本当の気持ち」との区別がつかなくなって・・・

周囲とどう関わればいいの?

過剰に周囲に影響されやすくなってしまうわけです。
状況にまかれるというと分かりやすいでしょうか?

人の怒りや悲しみにまで同化して、でも、どんなに一緒になってみても
何も解決しないことに虚しさを覚えたり。
人混みでどっと疲れてしまうとか、気分が悪くなるとか(笑)

「他人は変えられないんだから、自分が変わらないと」と言われても、
自分がどう変わりたいのかすら分からない。

そうなるとどこにいても、
本当は(自分の気持ちと)違うのに、
「周りはこっちが良いと思うのではないかな?」と感じる方を察して選んだり。
結局、自分の気持ちに嘘をついて(それが相手を思いやる良い子だと思っていた)、
ふと思い出してなぜこっちにしたのか後悔したり。

その時は良かれと思っても、
後々自分にとってどうしようもない方を選んでしまっていたり(笑)
それを取り繕うために、意図しないところで演じなきゃならなくなったり。

他者から見た自分。
良い人に見えたかもしれません。

でも私自身は、
自分は結局どうしたいのか
自分にとって何が喜びなのか
私って、役に立ってるのかな・・・
どう考えてもくだらない人間だ。とか
それはそれは苦しむわけです。

自分の軸がないって、とてもむなしい事です。
今回は何よりも、
センタリング・・・自分の中心に繋がることが大事だと学びました。
真実の喜びの声に従うこと。

そして、自分の気持ちを大切にすることで。
他者との境界線を明確にしていくこと。

他人に侵されずに、自分の人生を生きること。
自分の人生を取り戻すこと。

親だから、女だから、ではなく。
私はどんな気持ちなのか、を大切にすること。

自分自身が幸せで、キラキラと輝いていなければ、
周りのだれかを幸せになんて、できないと思う。

だからこそ、私は昔の私を辞めるのです。

そんな私を受け入れられないというのなら、
もしかしたらそれは、
かつて互いに依存しあっていたのかもしれませんし、
私がそうしてきた結果なのかもしれません。

誰かを大切に思うこと。
嫌われたくないがゆえに、その大切にする方法を誤ってきたのだということ。
自分を大切にすることが、誰かを好きで大切にすることに繋がっていること。

あなたは誰かに「あなたのイメージするその人」として生きてもらうことを望みますか?
あなたは誰かに「あなたの常識やあなたの定義」に沿って行動してもらうのが当然だと思っていませんか?

そしてもし、あなたにそのようなことを要求してくる人が現れたら・・・?

Fortuneの店主として、タロット占いを行っている藤井裕子です。 選べるハーブティーと、私手作りの小さな焼き菓子をお楽しみいただきながら、ゆっくりお話をうかがっています。 日常から離れた心地良い空間で、日頃の不安やストレス、緊張で凝り固まった心を定期的にメンテナンスされてみてはいかがでしょうか? あなたの未来に良い変化が起こせますように、そのきっかけづくりにお役立てください。私ができることでサポートいたします。 ささいなお悩みでも構いません。ぜひ一度足をお運びください。

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