その昔、夜は闇に包まれてました。それは単に、電気も発見されず電灯も発明される前は今より夜が暗かったという話です。そんな世には、確かに霊も妖も居たでしょうね。魑魅魍魎、というやつですね。百鬼夜行なんかも、目撃されてたんじゃないですかね。でも今は、どうでしょう。夜でも電気や電灯で、街は明るいです。田舎でさえも、家の中に入れば明るいです。霊や妖の現れるスペースなんて、もう殆ど無い訳です。現代社会に、霊や妖の居場所は既に在りません。故に奴等は、人の脳に逃げ込んだ訳です。つまり霊も妖も、人の脳に憑きます。
感じる力の弱い人が霊や妖に憑かれても、そこまで酷い事には成り難いです。成らない、とは言いません。あくまでも、成り難いです。憑いた霊や妖の、強さにも依りますのでね。ただ感じる力の強い人が霊や妖に憑かれると、とても酷い事に成ります。霊や妖が弱かったとしても、感じる力の強い人が憑かれると一大事です。それは時に、命にも関わるでしょうね。でも感じる力の強い人は我がの状態が酷く成る前に気が付くので、早めに専門家を頼って頂ければ問題は無いでしょう。でもタイミングが悪く、最悪の状況が生まれてしまう事も在ります。
それでもまぁ普通の人が普通に暮らしてて、最悪な状況は殆ど起きません。普通に暮らしてる普通の人にとって、霊も妖もフィクションです。創作された物語やテレビのバラエティ番組、そういった世界の話です。でも基本的には、それで良いのだと僕は考えてます。今は21世紀です、霊や妖の役なんて娯楽の他には在りません。娯楽でホラー映画を観たりとか、それは全く構いません。勿論、感じる力の強い人は作りものであっても気分が悪く成ったりしちゃう訳ですがね。とにかく娯楽として、個人で好きな様に関わって頂ければ問題は無いのです。
確かに、あの世は在ります。そして、あの世にはあの世の理が在ります。その専門家が、宗教家さんな訳です。宗教は、この世のものではありません。でも今は21世紀なので、例えば政治とかに宗教(あの世の理)を持ち込んではいけないんです。この世とあの世は、密接に関わってます。この世とあの世は、切っても切り離せません。でも、分けて考えなければならない所はキチンと分けて考えなければならないんです。勿論、科学で解明されてたり氣功の様に未だ解明されきってはないけど確かに効くものは別ですがね。使えるものは、使わねばね。
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