世には、2種の人が居ます。先ず、金の翼というタイプ。そして、砕く牙というタイプ。金の翼は、夢を語ります。でも、その夢は自己中心的なものです。でもその夢は抽象度が高いので、多くの人の夢も包括してます。だから金の翼の周りには、自然と勝手に人が集まります。砕く牙は、解り易く説いてくれます。時に、金の翼は解り難い事をいう事があります。それを誰にでも解り易く話してくれるのが、砕く牙です。組織にはこの、金の翼と砕く牙の両方が揃ってると良かったりします。金の翼がリーダーで、砕く牙はそれを支えるナンバー2です。
エフィカシーとは、自己の能力に対する自己評価の事です。「それって自信の事ですか?」と聞かれる事があります。ざっくり言うとそうなのですが、詳しくはエフィカシーは自信の事ではありません。そもそも自信とは、過去がベースです。過去の実績、そこから導き出されたものが自信です。「御前の成績だと、この高校が妥当だ。」とまぁ、こんな進路指導の先生の考え方が自信ベースです。でも、エフィカシーは違います。過去の実績も他者の評価も、何の根拠も要りません。だからエフィカシーとは、自信ではなく確信と呼んだ方が良い訳です。
個性の時代、なんて古い話です。それこそ、20世紀で終わった様な話です。じゃあ今の世は・・・霊性の時代だ。なんて、仰られてる方も居られます。日本は明治に於いて、個性を排除した様な世を作りました。その方が当時の西洋的な近代化を、やり易かったんですね。軍人さんを作るにも、エリートを作るのにも。その反動で、太平洋戦争後は個性の時代が訪れました。でも今や、個の力だけで勝ち抜ける世ではない訳ですよ。そもそもですよ、個って何でしょう?個を自我と捉えるなら、そんなものは在りません。自我なんて、本当は無いんです。
それはつまり、性格なんて無いんです。在るのは、選択です。その積み重ねが、性格と呼ばれてるものです。性格は変えれなくても、選択は変えれますよね。その基準、判断基準を換えるだけです。凶悪犯罪者が近所の人には笑顔で挨拶とかしてたなんて、よく在る話です。じゃあどっちが本当のそいつなの?って話ですよね。答えは、どっちも本当のその人です。人は誰でも、シーン毎に関わり方を使い分けてるだけです。その使い分け、その選択を換えれば良いんです。人を喜ばす、という方向性で選択し判断し決断すれば何も問題は無いんですよね。
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