占いに来られる方には、望みが在ります。「望みなんか無い、悩みしかない」という方でも「悩みを消したい」という望みを持ってる訳です。望みは、抽象度の高さで縦に分けれます。抽象度の高い望みとしては『役に立ちたい』とか『世を救いたい』とか、抽象度の低い望みとしては『儲けたい』とか『モテたい』とかですかね。でも抽象度が高かろうが低かろうが、全ての望みは煩悩です。ただ煩悩だからって、全て消さなくても良いんです。抽象度の低い小さい煩悩は、抽象度の高い大きい煩悩で包んでしまえば良いんです。それなら、やれますね。
例えば『１億円を稼ぎたい』という煩悩は、とても小さい抽象度の低い望みです。この『１億円』を『１０億円』に換えようと『１００億円』に換えようと、実は何も変わりません。１円も１億円も、同じなんです。だって１円が１枚で１円で、１円が１億枚で１億円だからです。もっと解り易く言うと、１億円の物を買いたくても１億円から１円でも足りなければ１億円の物は買えないんです。でも『世界の人々の役に立つ画期的な発明をして、それを世界中に売りたい』という煩悩だったら？これなら『１億円を稼ぎたい』という煩悩も、満たせます。
真の武道家は、活殺自在です。つまり敵を生かすも殺すも、我がの自由という事です。でも人を殺す技を使えるからって、その技を使って人を殺さねばならない訳ではありませんからね。要は、そういう事です。やらぬとやれぬ、は違うんです。やれるけどやらぬとやれぬからやらぬ、では天と地ほど差が在るんです。ちょっと話は逸れますが、サブリミナル効果って御存知ですか？ここでは詳しく書きませんが、公的には疑似科学の１つとされてます。でも実は、バチバチに効きます。だからこそ悪用を防ぐ為に、効かないって事にされてるんですよね。
話を、戻しましょう。ちっぽけな煩悩も、オッケーなんです。我欲も、オッケーなんです。ただ小さい欲は、大きい欲で包んでしまいさえすればオールオッケーなんです。その為に抽象度を上げた方が得ですよ、って話です。蟻の様に目の前の部分だけを見る事も、大事です。でも時には鳥の様に、時や場を超えて全体を見る事も大事です。蟻というのは、高さの無い二次元の世界を生きてます。でも鳥は、高さの在る三次元の世界を生きてます。では、私達は・・・三次元に時という軸を加えた四次元で生きましょう。シンプルに、生き易く成りますよ。
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