突然ですが、矢が飛んで来てますと。そして矢が体に刺さるまで、残り1センチと成りました。その1センチを10等分すると、1個は1ミリですよね。で9ミリだけ矢を進めます。すると矢が体に刺さるまで、残り1ミリと成りました。その1ミリを10等分すると、1個は0,1ミリですよね。で0,9ミリだけ矢を進めます。すると矢が体に刺さるまで、残り0,1ミリと成りました。その0,1ミリを10等分すると、1個は0,01ミリですよね。で0,09ミリだけ矢を進めます。すると矢が体に刺さるまで、残り0,01ミリと成りました。
『グラップラーバキ』という漫画の中で、愚地独歩という空手家のキャラが居ます。彼は幼い頃に、先ず紙に墨で0,9と書く訳です。そしてその9の隣に、更にを9書く訳です。そしてその9の隣に、更にを9書く訳です。幼き日の彼は、それをずっと繰り返したんです。それは0,999・・・とやってけば、いつか1に成るんじゃないかと考えたからです。でもどれだけ書いても0,999・・・が1に成る事は無く、独歩少年は疲れて途中で寝てしまいましたとさ。続きが気に成る方は漫画を読んで頂くとして、今回のブログもそんな様な話です。
初めの矢の話は、僕が幼い頃に考えてた事です。今に成って考えれば、笑っちゃいますよね(笑)アレを繰り返せば、永遠に矢は体に当たらないんじゃないかと考えてた訳ですよ。でも現実、矢は体に刺さる訳です。それを、物理学の量子論が解き明かしてくれました。因みに量子論とは、とてもとても小さい物の理についての学問です。話を戻すと、実は最小の空間の大きさが解ったんですよ。その最小の空間は10等分に分けれないので、最後の最後に矢は体に刺さらざるを得ないんですね。そして実は、時間にも最小の時間の長さが在ったんですね。
この最小の時間の事を、仏教では刹那と言います。そして宇宙には、この最小の空間と最小の時間が詰まってるんです。つまり宇宙は、点の集まりなんですね。ただその点の状態に縁って、換わってくる訳ですよ。例えるなら、テレビゲームですかね。今のテレビゲームって、画質がとてもリアルですよね。でも昔のゲームの画面って、荒かったですよね。何が荒いって、ドット(点)が荒い(大きい)んです。でもどれだけ画面がリアルに成ったとしても、点で作られてる事には変わり無いんです。で実は、現実世界も同じなんですよって話なんですね。
最小の空間が振動してれば素粒子で、振動してなければ真空なんです。まぁとにかく、ちっちゃな点が集まってるのが宇宙なんです。じゃあどれくらい点が集まってるかと言うと、無限に集まってるんです。無限と言うと、数学ですよね。円周率なんかも、終わりが無い訳ですから無限です。また1を7で割っても、やはり無限です。でもそれは、数学で計算したから解った事です。いやいや、数学で計算する前から無限は在ったのでしょうか。その答えは、ぶっちゃけ『どっちでも良い』んです。見えぬ世なんて、私達にとってはそんなもんなんですね。
点の事をアートマンと言い、これはバラモン教の考え方です。釈迦さんなんかは、このアートマンを否定されてます。まぁ否定してると言うよりは、さっき書いた様に「在っても無くてもどっちでも良いじゃん」というスタンスなんでしょうね。ただバラモン教は、このアートマンの考え方に絡めてカースト制とかの差別思想を持ってましたからね。釈迦さんとしては、アートマンと言うよりもソッチの方を否定したかったのでしょうね。でも1つ言える事はアートマン、つまり魂や生まれ変わりという考え方は差別思想に繋がり易いという事なんですね。
でも、世に最小の空間と最小の時間が在るというのはオモシロいですよね。当たり前ですが、どちらも私達の感覚器官では捉えれないのですがね。まぁ、科学者の皆さんの御蔭ですね。最小の時間が在ると言う事は、私達の暮らす現実世界もアニメと同じという事です。アニメで解り難いなら、パラパラ漫画です。そう考えると、最小の時間同士は連続してるだけで1個1個が別の物なんですね。少なくとも、量子論の世界ではそう成ります。すると過去は未来にも現在にも全く関わりが無いというのが、ちょっとだけ解って頂けるのではないでしょうか。
僕も占いという業界に属してるので、スピリチュアルとも深い関わりを持ってます。そして、宗教とも。でも量子論等の進歩に縁り、見えぬ世はスピリチュアルや宗教だけのものでは無くなりました。むしろ見えぬ世とは対極に在ると考えられてた科学に縁り、新しい見えぬ世が表れました。それはつまり、21世紀の見えぬ世との関わり方です。21世紀では見えぬ力を使い熟すのに、霊感なんて要らないんです。ただ感性は要りますが、それも誰だって鍛えれる訳です。先ず知る事、学ぶ事です。すると私達の世界は、鮮やかに彩りを換えるでしょう。
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