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なぜ高卒の私が航空会社に入れたのか
こんにちは。
コーチングを学び始めて分かったのですが、
かつての私は、ゴールを現状の外側に設定して、
驚くほど高いエフィカシーで挑んだ結果、ゴールを達成することが
できた経験がありました。
高校を卒業して、しばらく実家で抜け殻の様に過ごし、
それでも海外に行きたいとか、留学したいという夢はあきらめていなかった頃。
親に無理言って、英会話スクールに通わせてもらいながら、
社会人になるときに役に立ちそうな、その当時の資格試験、いろんなものを探しては勉強して受験し。。。
夜はときどき、学生の頃お世話になっていた学習塾で、小中学生を相手にアルバイトをしながらの生活でした。
その頃の自分は、こんな自分に嫌気がさしていて(笑)
こんなはずじゃない!私はこんなところで終わる人間じゃない!!!と、どこかで確信していました。
そのゴールと現状のギャップが、良い意味で私を突き動かしてくれたのだと思います。
たまたま目に入った新聞広告
海外に行きたい、何かおもしろそうな資格ないかな?イベントないかな?と、常にアンテナを張っていたのが良かったのか・・・
たまたま新聞の広告欄の一角に掲載されていた『グランドホステス(当時)募集』の案内。
一目見て、『これだ!!!』と思いました。
ここに行けば、まったく新しい世界が広がっていて、もっと夢を見ることができる!!!と。
まだ応募もしていないというのに、
しかも、どうやって応募するのかすら分かっていないのに(笑)
頭の中ではすでに、そこでテキパキと働いている自分のビジョンが浮かんでいました。
よく分からないけど、はやくそこに行きたい!まさにwant to全開だったのですね。
ドリームキラーに気づけない幸運
もしかしたら、『高卒の未成年を雇うわけがない』とか、
『こんな田舎の無職の子が、採用されるわけがない』とか、
周囲の大人からは思われていたかもしれません。
こんなことを言われて、真摯に受け止めて、応募するのをやめていたら、
今の私は無かったでしょう。
思い出せないけれど、私、何か言われたかな?
「まぁ、がんばってみなさい。」「受けてみないと分からないからね。」とかって言われていたかもしれません。
このことに関して、何か言われて傷ついた記憶がないということは、
もしかすると、まさか私が採用されるなんて、思われていなかったのかもしれません(笑)
とにかく、その時の自分にはそれしか見えていなかったので、
誰かの意見や、ありがたい言葉も耳に入っていなかったのだと思います。
そして、現実を知る・・・
書類選考を通過して、
採用試験の当日、ものすごい人数が集まっていて。
モデルさんみたいに綺麗な人、ギリギリまで試験勉強をしている人、などなど。。。
私は、企業の採用試験がどんな様子でどんな内容なのか、あまり良く分かっていなかったのですが、
これまでやってきたことの集大成になるのだろうと、勝手に思っていました。
この日のために、これまでの自分があったのだと。
この時の試験で出た問題、本当にそうなりました。
小学生に算数を、自分なりに工夫して教えていたことや、
TOEICや漢字検定、秘書検定にチャレンジして、資格を取るためにやっていたことが、
実際にすごく役に立ちましたので。
正直、手ごたえアリ!!!でした。
しかし・・・それだけなら全然平気だったのですが、
・・・現実を思い知ったのは、面接のときでした。
数人ずつ呼ばれて、椅子に腰かけての面接でした。
私がその組の一番最後だったので、
一番端のパイプ椅子に腰かけて、みなさんの自己紹介をドキドキしながら聞いていくわけですね。
その時私が耳にしてしまったのは・・・
『〇〇大学』『△△エアライン専門学校』などの、いわゆる肩書?みたいな、前置きでした。
((((;゚Д゚))))え?え?え~???それって絶対必要なの?言わないと、胸を張っちゃダメなの?
アタシ、冠なんて何にもないし。。。
チーン・・・という音が聞こえていたかは定かではありませんが(笑)
こうなったら、とにかく明るくいこう(*´ω`*)
『私は私なんや!売るのは学校の名前やない!!私の個性なんじゃ!!!』と、
自分でもよく分からない状態に突入していました(笑)
その時、椅子から立ち上がって、笑顔で明るく最初の出だしに自分の名前しか言わなかったのは、私だけでした・・・。
それでも私は、自分でもよく分からない、根拠のない自信に満ち溢れていました。
エフィカシーとは
エフィカシーというのは、ざっくりいうと「自負心」のことです。
ゴール達成のための自分の能力の、自己評価のことです。
「私にはこういうゴールがあって、それは確実に達成できる!!!」という強い確信が、エフィカシーというものですね。
自己評価なので、外部の評価は関係ありません。
高めるのも、そうしないのも、その人の自由です。
だったら自分で勝手に高めたらよい訳ですね。
エフィカシーが高まると、ゴールの達成に確実に近づきます。
そのころの私は、エフィカシーなんて単語すら知りませんでしたが、高かったことは違いありません。
結果的に、ものすごい倍率をくぐり抜けて、選ばれたのですから。
コーチングがその頃あったらよかったのに(´;ω;`)
周囲もにわかには信じがたい採用の知らせでしたが(笑)
19歳にして、晴れて航空業界にデビューすることができました。
毎日が楽しくてしょうがなくて、とっても充実していました。
その当時、館内アナウンスが特に好きだったので、
のちに読み聞かせやMCのお仕事にもつながるのですが。
とにかくやったらうまくいくので、どんどん求められることも増えていき、それにつれてプレッシャーも増えていく。
そうなってくると、うまくいくことが不安で、だんだん怖くなってきてしまったんですね(´・・`)
結果的に私は、お嫁に行くことを選んで、寿退社ということになったのですが。。。
あの頃の自分にコーチがいたら、全く違う人生になっていたかもしれません。
今さら過去のことを言っても仕方がないのですが、
私が学んでいるコーチングって、そういうことなんです。
これ以上は無理だとか、ステップアップするのが怖いとか、
周囲の雑音とか、そういったものをクリアにして、
クライアントのゴール達成のために、成長のために、コーチングする。
世界に意識が向いていたのに、途中から見失っていたんです(´-ω-`)私。
そこで無難に働くことがコンフォートゾーン(自分が安心できる領域)になってしまったことも良くなかったですね。
1997年頃のことですから・・・まだ日本にはコーチングが無かった頃ではないのかなぁ。
それは良いとして(年がバレますな)(*ノωノ)
私の成功と失敗の経験も価値に変えて、
これからは私がコーチとしてクライアントさんのお役に立てたらと思っています。
夢やゴールに向かっている人、大好きです!!!
もちろん、叶えられると信じています。
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