仏教は宗教ではなく哲学

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今回の題、決して仏教をディスってる訳ではありません。仏教が宗教でなく哲学だからといって、仏教が良い悪いという話ではありませんので悪しからず。そもそも、宗教には神さんの存在が必要不可欠です。そして神さんの言った事を纏めた、本的な物も必ず在る訳ですよ。でも仏教には、神さんは居ません。だから当たり前ですが、神さんの名言集も無い訳です。

「え?確かに仏教には神さんは居ないけど仏さんは居るじゃん」という声が聞こえてきそうですね。でも、仏教の開祖の釈迦さんは「神さんなんて居ないよ」って言ってました。まぁ詳しくは「居ないよ」じゃないくて、神さんや人が死んだ後の事に関してノーコメントを貫いたんですね。仏さんなんてな、釈迦さんが死んだ後に釈迦さんではない仏教徒さんが作ったんですね。

その訳は、色んな訳が在るでしょう。単に仏さんを作った方が、金を儲けれると考えた仏教徒も居たでしょう。でもそんな中にも、仏さんを作る事で釈迦さんの教えを解り易く民に伝えようと考えた仏教徒も居たでしょう。空海さんなんかが、そうですよね。空海のさんの作った密教では、釈迦さんがノーコメントを貫いた仏さん所か儀式も行います。でも空海さん程の天才が、釈迦さんの教えを解ってなかったとは考え難い訳です。じゃあ敢えて、と考えるのが自然でしょうね。

という訳で、仏教には神さんの言った事が纏められた本も在りません。仏教の教典なんてな、基本的には釈迦さんの言った事が纏められてるだけです。でも他の殆どの宗教には、バイブルが在る訳ですよ。ユダヤ教なら、旧約聖書とタルムード。キリスト教なら、旧約聖書と新約聖書。イスラム教なら、旧約聖書とコーラン。他の宗教からすれば、仏教は宗教ではない訳です。

「え?でも仏教でも葬式はしますよね。それって、仏教が死んだ後の世を認めてるって事なのでは?」と、仰られる方も居られるかもしれませんね。そもそも仏教に於ける葬式は、生きてる時に出家しなかった者を死んだ後に出家させる的な儀式として作られたんですね。因みに、盆なんてな儒教的な文化です。さすが日本、色んな宗教がチャンポンに成ってますね。まぁ中国の道教なんてのも、かなりのチャンポンですがね。

死んだ後と言えば大乗仏教の浄土真宗とかでは、極楽浄土という死んだ後の世が在るとされてます。大乗仏教の考え方なんてな、基本的にはキリスト教と同じです。浄土真宗なら極楽浄土で、キリストなら天国という事です。そしてどちらも、死んだ後にそこへ逝く事を目的としてる訳です。

だとしても、ですよ。仏教徒さんなら釈迦さんが仏さんや死んだ後の世の事に対してノーコメントだった事を知っとくべきですよね。そんな事も知らないで僧をやってる人も、多く居られる訳ですよ。親が寺を持つ僧だから、子も僧と成り寺を受け継ぐ。ほぼほぼ世襲制なので、大して釈迦さんの考えを学んでないという人も居られる訳ですよ。

勿論、キチンと釈迦さんの教えを学ばれた僧の方も多く居られますがね。それでも世界の仏教界に於ける、日本の仏教僧の地位なんて低いもんですよ。ま、そりゃそうですよね。酒は飲むは肉は食うは嫁は娶るは、もはや僧とは言えない僧も多い訳ですよ。でも日本は、仏教国なんです。昔の日本の偉い人が、仏教国として日本を作った訳ですからね。がんばれ日本の仏教徒、って感じですね。

まぁ僕なんかは、ちっぽけな占師に過ぎませんからね・・・神さんも仏さんもガッツリ信じてますよ、はい(笑)そんな僕から見ても、釈迦さんの教えは良き教えだと感じます。それは何より、釈迦さんの教えが今の世でも通じるからです。現代社会で悩む多くの人の悩みは、釈迦さんの教えでパ〜ッと解決します。その釈迦さんの教えの事を、縁起と言います。

縁起のルールは、たった2つです。1つは、世に絶対的な物は無いという事。もう1つは、世の全ては我がの心が作ってるという事。そしてこの2つのルールを発展させて、更にもう1つのルールが在ります。それは、関係が存在を作ってるという事です。世に絶対的な物が無いなら、神さんや仏さんなんて居ないという事です。そして世の全ては我がの心が作ってるなら、死んだ後の世も我がの心の中にしか無いんです。

何だか、夢もヘッタクレも無い様な話ですね。そして世の全ての人がこう考えられたなら、全てのスピリチュアリストは職を失い路頭に迷うでしょうね(笑)僕だって、それはごめんです。でもそんな僕にとっても、釈迦さんの縁起という教えは画期的で煌めいてる様に感じます。まぁ僕は、占師ですからね。しかもカウンセリングの色が濃い、タロット占術を使ってます。だからこそ、なのかもしれませんね。神さんや仏さんは、ただ人を救う訳ではありません。救われたいとがんばってる人に、手を差し伸べる訳ですからね。己の命は己で煌めかすという意志と目的を、強く持たねば成らないんです。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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