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Fortune Tarot

「明けない夜は無い」なんて台詞を、1度は耳にされた事が在るのではないでしょうか。同じ様なニュアンスで「止まない雨は無い」みたいな、台詞も在りますよね。これは「辛く苦しい時も、何時か必ず終わる」という意味で使われる事が多いです。そして「何時か必ず終わるんだから、腐らずに諦めずにがんばりなさいよ」という意味も持ってますかね。確かに、その通りでしょう。失敗とは、途中で辞めるという事です。やり続けてる内は、失敗では在りません。勝つまで負けない、的な事でしょうか。そして続けてれば、何時か成功するでしょう。

ただ、幾つか条件が在ります。その条件を1つも満たしてなければ、どれだけ継続しても成功はしないでしょう。先ず成功する為には、努力は要らないという事です。また、勉強も要りません。そもそも勉強って、余り良い字ではないですよね。勉めて強いると書いて、勉強ですからね。成功する為に要るのは、創意工夫です。早い話が、頭を使いましょうという事です。頭を使わないと、同じ過ちを繰り返します。だから何時まで経っても、巧くいくはずは在りません。でも失敗から学べば、その失敗は失敗ではなく成功へのプロセスに換わるんですね。

私達は、常に変化してます。私達の体は、今こうしてる間にも新陳代謝を繰り返してます。そして緩やかに、老化しつつ在る訳です。じゃあ物は、どうでしょう。確かにパッと見は、何も変化してない様に見えます。でも物も、常に緩やかに劣化・風化しつつ在る訳です。つまり私達の目に見え難いだけで、全ての物は常に変化してます。そして人の心もまた、常に移り変わってます。という事は見える事も見えぬ事も、変化してる状態の方が当たり前の自然な状態という事です。それはつまり、安定なんて何処にも無く不安定こそが自然という事ですね。

不安定な状態こそが、実は安定した状態で在ると言った方が解り易いでしょうか。つまり変化を受け容れた方が、生きるのが楽という事です。時の流れは、止めれません。じゃあ、時の流れに巧く乗っちゃった方が楽な訳です。で話を戻しますと、失敗と成功の話でしたね。何かに挑む時に「これは成功へのプロセス」だと考えれば、肩の力が抜けて巧くいく率が上がります。でも人は「これで結果を出さなければ」と考えてるから、肩に力が入って逆に巧くいく率を下げてるんです。これはスポーツや格闘技をやられてる方なら、よく御存知のはずです。

スポーツに於いてもビジネスに於いても、負けたからって命まで取られません。ルールを守りルールの中でプレーしてる人には、ちゃんとセーフティーネットが作られてるんです。例えばビジネスだったら、破産や清算です。確かに財を失うでしょうが、逆に考えれば財を失うだけで済む訳です。破産や清算をして人生が駄目に成った人も居ますが、破産や清算をした後にビジネスで成功した人も居る訳です。特に日本人は破産や清算どころか、借金さえも嫌う癖が在ります。だから日本からは、世界に名の通る様な実業家が育たないのかもしれませんね。

確かに、金は借りないに越した事は在りません。でも資本主義社会に於いて、金は力です。タイミングを逃してしまう位なら、銀行さんから借りちゃった方が良いです。それに銀行さんが金を貸すのは銀行さんが「この事業計画なら、これ位の額を貸しても良い」と認めてくれたから金を貸してくれる訳です。デューデリジェンス、って奴です。胸を張って、借りれば良いのです。また幾らか纏まった金を持ってるなら、それを銀行さんに預けて金を借りれば良いのです。銀行さんとすれば「金を預けて下さって、ありがとうございます」なのですからね。

因みに銀行さんは、その銀行さんに預けられてる金の8倍の額を扱えるんです。つまり銀行さんに100万円しか無かったとしても、800万円まで金を貸せるんです。まぁ、ちょっと考えれば変な話です。そしてそんな変な事をして潰れちゃっても銀行さんは「うるさい」と言って、100万円は返さなくても良いのです。銀行家さんは、現代に蘇った錬金術師なのでしょうかね。だから銀行さんから借りた金なんて、返さなくても良いんです。でもサラ金さんから借りた金は錬金術で生み出された金ではないので、返してあげた方が良いかもですねぇ。

そう考えると真っ当に金を貸して、その金利で商ってるのはサラ金さんという事に成ります。だからサラ金さんから金を借りましょう、という話では在りません。でもこれが、今の日本の経済です。ちょっと話が逸れましたが、ビジネスで失敗しても命までは取られないという事です。要は、死ぬ時に悔いを残したくないですよねという話です。志の半ばで、命を落とすなら良いんです。むしろ逆に志は遂げる前に別の志に更新するものなので、逆に志は遂げない方が良いんです。でも志も立てず何も挑まずに死を迎える、というのはどうなんでしょうね。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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