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Fortune Tarot

10キロ、体を軽くしたいとします。でも10キロって、がんばれば痩せれる位の重さですよね。まぁ極論、がんばれば何キロでも痩せれるんでしょうがね(笑)まぁ10キロなら、現実的な数字と言えるでしょう。ステプバイステップで、綿密な計画も立てれるでしょうしね。じゃあ「吉、何ヶ月後までに10キロ痩せるぞ」と決めたとしましょう。でも現実、この目的ではなかなか難しいでしょうね。それはこの10キロ痩せるという目的が、余りにも現実的だからです。がんばるだけで達成できる目的の為では、私達の脳は働いてくれない訳ですよ。

じゃあ「モデルに成るぞ」という、ゴールを設定したならどうでしょう。勿論、モデルに成る為にもがんばらねばならないです。体が軽いだけでは、決してモデルには成れません。スポーツしたりオシャレしたり、色んな事をがんばらねばならないです。この「モデルに成る」というゴールは「10キロ痩せる」という目的より非現実的ですし、ステプバイステップで具体的な計画も立てれません。でもだからこそ、私達の脳はこのゴールを達成する為に働いてくれる訳です。そしてモデルに成る為にがんばってれば、10キロなんて軽く落とせる訳です。

つまり現状を根本からひっくり返そうと考えない限り、私達の脳は働いてくれないんです。現状を構造から変化させようと考えない限り、私達の脳は現状維持を続けるんです。それが現状の外に、ゴールを設定するという事です。現場の外に在る訳ですから具体的な数字や期日や金額が解ってる訳が無ければ、ステップバイステップで計画を立てれる訳も無いんですね。必ず、ゴールを決めるのが先なんです。そのやり方・達成方法は、ゴールを決めた後に見えてくるんです。それを逆にして現実可能な目的を設定しても、達成するのは難しいでしょうね。

さっきの「モデルに成る」というゴールで更に言うなら、我がが既にモデルに成ってると思い込めば良いんです。そして、その気分を味わいます。すると、行動が変わります。モデルなんだから、当たり前ですが暴飲暴食なんてしません。健康にも気を使い、運動も欠かしません。そして常に人から見られてる事を意識して、日常を過ごす様に成るでしょう。だって、既にモデルなんだから。でも、現実は何も変わってません。そのギャップで、脳が働くんです。我がの脳に我がが既にモデルだと思い込ませれば、後は勝手に脳がモデルにしてくれますよ。

脳は基本的には、現場を維持しようとします。だから「モデルに成る」とゴールを決めても、脳は「嫌だ」と抵抗するでしょう。でも「私は既にモデルなんだ」と思い込んで気分と行動を換えれば、脳もモデルに成ってる状態が現状だと思い込み保とうとます。でも物理的な現状ではそもそもモデルに成ってない訳ですが、この状況を脳は「モデルになってる現状から外れてしまったんだ」と考えます。すると脳はモデルに成ってる状態に戻そうと、物理的な現状を換えようとする訳です。まぁ言い方は悪いかもしれませんが、つまりは脳を騙す訳ですよ。

10キロ痩せたいなら10キロ痩せたいと考えずに、モデルに成りたいと考えた方が良いという話でした。要は、小さな目的は大きなゴールに包摂されるという事です。この考えは、仕事や人間関係にも使えます。ビジネスに於いて、リーダーの存在は必要不可欠です。まぁ政治や遊びでも、リーダーが居るに越した事はない訳ですがね。リーダーは、誰よりも大きなゴールを掲げてます。そのリーダーがゴールを達成するのを助ければ我がのゴールも達成できるなら、僕なら迷わずそのリーダーの下に付きますね。その方が効果的、且つ効率的ですから。

自動車を作る会社が何時までも自動車だけを作ってても、どうしようも無いんです。自動車の人気も、どんどん下がってますしね。じゃあ「これからは自動車だけでなく二足歩行型のロボットも作るぞ」とかのゴールをリーダーが掲げれば、企業としても生き残る可能性が増す訳ですよ。因みに、青色発光ダイオードを作った中村修二さん。彼は研究を始めると出社もせず、会社からの電話にも出ずに研究に集中したそうです。はっきり言って、失敗の許されない状況。まぁ結果としては、中村修二さんは青色発光ダイオードを作った訳なんですけどもね。

でもこの話には、続きが在ります。そんな偉業を成し遂げた中村修二さんですが、海外の人からこう言われた訳です。「君は偉業を成し遂げたのに、そんな労働環境で扱き使われてるのか。」「それじゃまるで、スレイヴ(奴隷)だ。」そして中村修二さんは、『スレイブ中村』と呼ばれ笑われてしまったんです。そんな中村修二さんは今、海外の大学で教授をやりながら研究を続けられてます。いやはや、こんな事だから日本って優れた人も物も事も海外に流れてしまうんでしょうね。という訳で私達も、そろそろ奴隷から脱しませんかという話でした。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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