はぐれカウンセラー純情派

Fortune Tarot

case:1-1

とある工場長が、とあるカウンセラーに相談しました。「私は、社員に嫌われてるのか・・・社員が全く、私の言う事を聞いてくれません。一体、どうしたら良いですか?」カウンセラーは、言いました。「朝、工場の門の所に立って下さい。そして出社してくる社員さん皆に、挨拶をして下さい。わざわざ、1人ずつ呼び止める必要は在りません、小学校の時に校門の所に立って、登校してくる生徒に挨拶をしていた先生の様な感じで」それを聞いた工場長は、とても驚きました。「そんな事で、良いんですか!?」カウンセラーは、笑顔で続けました。

case:1-2

「ただ、出社してくる社員さんの髪の分け目が右分けか左分けか。鞄を持ってる手が右手か左手か、肩掛け鞄なら鞄の位置が体の右側か左側か。それを頭の中で良いので、チェックして下さい。もちろん大勢が一斉に出社して来れば、全員をチェックする事が出来ないかもしれません。それでもとにかく、目に入った社員だけで良いのでチェックして下さい。鞄を持って無かったり、リュックサックを使ってる社員も居ます。短髪や帽子で、分け目が判断できない社員も居ます。その場合は例えば『鞄なし・分け目なし』の様な感じでチェックして下さい」

case:1-3

ココまで聞いて、工場長は不安顔。「本当にそんな事で、状況が良い方に換わるのでしょうか?」カウンセラーは、言います。「人は無意識に、主観で人をジャッジしてます。むしろその人に逢う前から、その人の事を決め付けてる事も多いのでは無いですか?あいつ機嫌が悪そう、俺に喧嘩を売ってるのかな?いえ、もしかしたらその人は体調が悪くて神妙な顔をしてるのかもしれません。はたまた昨晩、とても辛い事が在ったのかもしれません。その人を見てる私の目が主観か客観かがその人には解らずとも、その人の潜在意識にはバレバレなんです。

case:1-4

主観で見てくる者を、潜在意識は嫌います。客観、つまり脳の癖や無意識の領域を見てくる者を潜在意識は好みます。分け目や鞄は、老若男女・人種国籍を問わず誰でも同じ判断できます。それらを正確に判断できなくても「客観的にその人の事を見よう」という考えを出してるだけで、その人の潜在意識は喜びます。コイツは俺を、主観でなく客観で見ようとしてくれてる!ちょっとチェックが誤ってるけど、コイツも良いこと在るじゃん!意識の俺はコイツの事を余り好きじゃないけど、潜在意識の俺はコイツの話を聞いてやろ。ま、こんな感じです。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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