捉え方1つ

Fortune Tarot

クライアントさんを占わせて頂いてると、我がの事ではなく人の事ばかり聞かれる方が居られます。例えば子の事、例えば親の事。夫の事、妻の事。恋人の事、知人の事。部下の事、上司の事。そして、友の事。占いで人の事を聞くのは、悪い事ではありません。むしろ、どんどん聞いちゃって下さい。その辺の事を聞けちゃうのが、タロットを使った占いの良い所でもあります。

でもどれだけ人が何を考えてるかが解っても、人の心って換えれないんですね。少なくとも占いでは、人の心は換えれません。それがやれるとすれば、魔術か祈祷か。はたまた、催眠か洗脳かって話です。でもまぁ強いて言うなれば、あの人の心を換えるにはどうしたら良いか位はタロットを使った占いでも解るかもしれません。でもそれは、あくまでも人とどう関われば良いかという類の話です。はっきり言って、基本的に人の心は換えれないんです。まぁ換えれないと言い切ってしまってもアレなので、換え難い位にしときましょうか。とにかく人の心を換えるのって、とてもとても難しいんです。

でも我がの心を換えるのって、難しくないんです。それこそ人の心を換えるのに比べれば、とてもとても易しいんです。それはつまり何かが起きた時に、その捉え方を換えるという事です。これは何かが起きた時だけでなく、前に起きた事に対しても使えます。つまり、過去に起きた現象の意味を付け替えるという事です。特にこれは過去に起きた、ターニングポイントとも呼べる現象に対して行うと効果的です。

更に高齢者さんなんかには、その効果はグンッと増します。例えば、ゴール設定。ゴール設定には、現状の外側にゴールを設定しなければならないというルールが在ります。現状の内側にゴールを設定しても、脳はゴール達成の為に力を貸してくれません。だからむしろ、現状の外側に無いゴールはゴールとは呼べないんです。とは言え若い内はゴールも、どんどんと現状の外に設定できます。でも歳を重ねるにつれて多くの事を体験・経験するので、現状の外にゴールを設定するのが段々と難しく成ってきます。高齢者さんの多くは、酸いも甘いも味わってこられた人生のベテランさんが多いですからね。ちょっとやそっとの事では、現状の外側に在るゴールには成らない訳です。そんな高齢者さんには、是非とも過去に起きたターニングポイントと呼べる現象の意味を付け替えて頂きたいです。勿論、それはポジティブな意味にですよ。

その現象が起きた当時は、とてもじゃないけどポジティブには捉えれなかった。でも今に成って考えてみると、その現象が起きなければ今の俺の成功は無かった・・・そういう事って、誰にでも在るのではないでしょうか。ターニングポイントなんて、往々にして後に成って「あの時が」って解るもんですよね。だからこそ、そういったターニングポイントと歳を経てからでも良いのでチャンと向き合うんです。そうする事で自己能力の自己評価、つまりエフィカシーを高めれる訳です。

そう考えるとですよ、過去って換えれるんです。勿論、過去に起きた現象その物は換えれません。ただその意味だけは、我がの自由自在に付け替えれるんですね。そして現象その物よりもその現象に付けた意味こそが、我がにとって要なんです。現象その物でなく現象に付けた意味こそが、現在や未来を作るんですね。だって人は過去の経験から味わった感情という色眼鏡を掛けて、現在や未来を見てます。でも意味を付け替えれば、過去の体験から味わった感情も換えれる訳です。

捉え方を換えるという事が、我がの人生を換えます。そしてこの捉え方と同じ位に要と成るのが、さっきも書いた人との関わり方です。我がの捉え方と人との関わり方が、自らの人生を決めます。

喩えば、とても恥ずかしがり屋さんが居たとしましょう。この恥ずかしがり屋さんがクラブなんかに放り込まれると、恥ずかしいので隅っこの方でジッとしてるでしょうね。ではこの人の耳元で、こう囁いたらどうでしょう・・・「クラブでは隅っこでジッとしてる人の方が珍しいから、人から注目されるよ。」こう聞けば、この恥ずかしがり屋さんは直ぐにでも皆の中で踊り始めるでしょう。これはつまり、この恥ずかしがり屋さんの捉え方が換わったからです。隅っこでジッとしてれば注目されないだろうと捉えてたのが、隅っこでジッとしてる方が注目されるという捉え方に換わったという事です。

性格なんて換えなくても、捉え方さえ換われば行動は換わるんです。私達は、無意識的に多くの事を捉えてます。そしてこの無意識的な捉え方で、多くの事を判断してます。じゃあこの無意識的な捉え方を換えれば、人生も勝手に換わるという事です。かと言って無意識的に下される判断の1つ1つを取り上げるのは、とてもとても難しいです。だからこそ、過去に起きたターニングポイントと呼べる様な現象の捉え方から換えるんですね。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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