人の心は目に見えないもの
こんにちは。蒼月です。
『剣の3』
なんとも痛々しいカードが今回のテーマですが、あなたはこの絵柄を見てどう感じられますか?
ご存じない方のために、私のカードの絵柄をもとに説明しますと、
宙に浮かぶ真っ赤なハートに突き刺さる、3本の剣。
・・・
ハートの真中を上からまっすぐに貫く剣が1本。その剣の両脇を中心に向かって上から斜めに突き刺さる剣が2本。合計3本の剣。
簡単には抜けそうにありません。
なんとも痛々しい光景です。
そして、その痛々しいハートに容赦なく打ち付ける雨。
空はどんよりと暗雲が垂れ込め、ともすると稲光が走りそうな雰囲気・・・。
人の心は目には見えぬもの。
どんなに順風満帆な人生を歩んでいるように見えたとしても、
なにかしらこういった状況に直面することが、誰しもあるはずです。
それは、予期せぬ別れであったり、理解しあえないことであったり、病気であったり、
誰にも明かせない深い悲しみや苦悩であったり、怒り、憎しみ・・・
誰のせいでもなく、生きていれば誰しもが直面しうる痛みなのだと思います。
親の痛み子の痛み
ハートの痛みと子育てを関連付けて良いものか悩ましいところですし、
全くの余談にはなりますが、
今の私の痛みについて少しだけ。
近しいからこそ、距離感が大事になるのが親子の関係。
特に母と子の関係って重要だと思うのです。
赤ん坊の頃から母とどう関わるかということが、
その後の人間関係の形成に大きく影響してくるということ・・・
アタマでは分かっていても、その中にいるとなかなか認識しづらいものです。
私の場合は息子との関係にあたるでしょう。
当たり前なことですが、同じ環境で育てたはずなのに、兄弟で本当に違う(笑)
笑い事では済まされないくらいの、この「違い」を、
母としてどう受け止め、どう対処し、どのように関わっていくか・・・
まさに私の現在のテーマです。
挑戦する子と、楽な方に流れる子。
どちらが良い悪いではないのです。
今の私の課題は、私自身の子どもへの思い込みを変えることですので。
可愛くて仕方なかった、幼いころの何もできない、何も知らない頃というのはとっくに昔のことで、
もうずいぶん以前から変化してきていたのだ、ということ。
いや、もしかしたら、この痛みは他の方からすると取るに足らない痛みかもしれませんが。
この現状が、グッと目の前に突き付けられた今日。
さてどうしましょう・・・このハートの剣。
剣の刺さったもとを辿れば、
仕事や家事や子育てにいっぱいいっぱいな自分。
完璧にできないという罪悪感。
要は自分の問題であるわけです。。
たとえ本音でぶち当たって涙しても、どんなに辛らつな言葉を浴びせられたとしても、
巻き込まれるわけにはいきません。
私は彼らを愛しているし、信頼しています。
生まれてきて欲しくて、大切にしてきた命だから。
これまではこの痛みを、あえて感じにくくするために無意識に抑えていたのでしょう。
そこに正面から向き合えるようになったということは、
私にとって大きな一歩です。
浄化と流せなかった涙
親だから言えないこと、子どもだから言えないこと、
それぞれあると思います。
なんとも滑稽なことですが、私の場合、いろいろと考えて言わないでいたことが、
結果として誤解を招くという(笑)
いつのタイミングで話すかということも、
結局そうせざるを得ないタイミングが来てしまうというか・・・
まるで『剣の2』のようです。
※剣の2については、また機会があったらお話しますね。
ここしばらく、ものすごいスピードで浄化が進んでいるような感覚を覚えています。
とにかく必死で走ってきて、ようやく周りのことがじっくり見えるようになった今。
流せなかった涙を流すとき。
剣の3とハート
さて、タロットカード『剣の3』の話に戻りますが、
どんよりとした雨雲の向こうに、うっすらとヒカリがのぞいて見えることがあります。
ただただ、耐え忍ぶばかりではないのだと訴えかけてくれているような。
後の光となるための今。
もしかしたら、明るい陽射しがもうすぐそこまで来ているかもしれません。
やまない雨はないですし、雨雲の向こう側は青空だったりするように・・・
雨に打たれ続けるのではなく、傘をさしたり、屋内に移動したりすることもできるように・・・
刺さった剣を認識することができれば、抜くという選択ができるように・・・
心の視点を変えてみれば、実はそうでもなかった・・・
というようなことも、あるのではないでしょうか?
あなたの心の痛みが、時間とともに和らぎますように・・・
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