不幸という現象からみえてくるもの
こんにちは。蒼月です。
ときどき、「どうしてこんなに不幸なことばかり起こるのでしょうか?」というご相談をいただきます。
内容は様々ですが、そもそも不幸って、本当はどんな意味を持つ言葉なのかご存知ですか?
気になりましたので辞書で調べてみると・・・
『幸福でないこと。また、そのさま。ふしあわせ。』
じゃあ逆に、幸福ってなあに?ということで調べてみますと・・・
『満ち足りていること。不平や不満がなく、たのしいこと。また、そのさま。しあわせ。』
じゃあ、幸せ(仕合せ)ってなあに?ということで調べてみると・・・
『⓵運がよいこと。また、そのさま。幸福。幸運。⓶巡り合わせ。運命。⓷運がよくなること。うまい具合に行くこと。⓸物事のやりかた。また、事の次第。』
単純のこの言葉の意味だけで紐解くと、
不幸なことばかり起きていると感じる人というのは、
『満ち足りていない。不平不満がある。たのしくない。しあわせじゃない。』
しあわせじゃないということは・・・
『運がわるい。めぐりあわせ(タイミング)が良くない。うまい具合に行かない。物事のやり方がよくない。事の次第が思っていたのと全く違ってよくない。』ということになるのでしょうか。
自分が変われば、っていうけれど
過去と他人は変えられない。これは真実です。
どうやったって、時間を巻き戻してやり直すことは不可能です。
そして、他人も変えられません。
もしも今、あなたが誰かに「あなたのそういうところ、今すぐ変えた方がいいよ。」とか「とにかくこういう人になって(変わって)欲しいんだけど。」って言われて、すぐに変われますか?
むしろ、「どうしてあなたにそんなこと言われなきゃならないの?」って腹が立ちません(笑)?
ダメな子なんかじゃない
ここでひとつ付け加えるとするならば、もしもあなたが小さいころから親や目上の人、もしくは周りの人から「お前はダメな子だ」とか「お前は何もできない子だ」とか「悪い子だ」とかさんざん言われて、未だにそれに素直に従っているようであれば、そこをまずクリアにしましょう。
なぜなら「全部私が悪い」とか「私がダメだから」って自分に呪文のように言い聞かせていると、不思議と現実もそのようなことが起こり続けてしまうからです。びっくりするくらい、まったくいいことが起こらなくなってくるんです。
自分はダメだ!自分が悪い!という思考がどんどん現実化していくから。
そして、悲しいことに本当はそうじゃないのにそんな人に変わってしまう。
本当に犯罪まがいのことをしてそう言われてしまったのなら、きちんと反省して、次、しなければよいだけのこと。
過去は変えられないけれど、未来と自分は変えられます。
ただし、大人の都合に振り回されて(怒りにまかせて・ストレスのはけ口的な)言われ続けてきたのなら、
あなたは悪くありません。
大人の感情的な都合はその人の責任なのだから、あなたは決して悪い子でもダメな子でもないのです。
むしろ素直にそれを聞き入れて、受け入れてきた優しい子です。
きっとあなたはそんな風に言われるのが嫌だから、
どこかでいろんなことを我慢してきたのではないですか?
もしくは、あきらめてしまったとか・・・
間違っていたのは、子どもにそんなことを植え付けてしまった大人です。
子どもの一面だけを見て、勝手に決めつけたことが間違いなのですから。
逆に言うと、そんなことを子どもに押し付けて言う方が、どちらかというと悪い人ですよね(笑)
なので、どうか自分はダメなんかじゃなくて、これまで思い違いをしていただけなんだ!と
自分にあった囚われをはずしてあげてください。
自分にくっついて取れないと思っていたラベルをはがしてあげてください。
もともと、そんなものなかったのです。
あなたの幸せには、必要ありませんから。
すべては自己責任
じゃあ幸せになるにはどうしたらいいんですか?となるわけですが・・・
本当は、分かっているはずなんです。
何をしたら一番自分が満たされるか。
どうしたら自分が楽しいと感じられるか。
自分がどんなモノの見方をすれば、不平不満がなくなっていくか。
あなたのことを一番良く分かっているのはあなた自身です。
たとえば不平不満は
「そうなって当然」とか「そうしてくれて当たり前」とか
勝手に自分が何かを得られると思い込んで、期待していることが原因のひとつだったりします。
当たり前のことなんてないです。
自分のモノの見方ひとつです。
そして、自分で自分を満たすために、また、楽しいと感じるために大切なことは、
自分にふさわしい情報を選択していくことです。
相手に足りないところや、気に障ること、不快な情報ばかりを選び取っていたら、不幸の原因を自らつかみ取りに行くようなもの。
客観的に見ると、まるで自分の意思で不幸になることを選んでいる人に見えてきませんか?
いつもあらさがしばかりに没頭して、すぐそばにあるラッキーなことにすら気づけないことが、
本当にあなたにとってふさわしいことでしょうか?
違いますよね。
見えなかったことは、記憶にすら残りません。
だったら、自分が選ぶ情報を意識して変えてみませんか?
あなたがその人から受け取る情報も、変換の仕方を変えてみませんか?
関係性は変えられなくても、あなたのその人への関わり方なら変えられますよね。
その人自身の問題を、あなたが解決しようとしないことも大事です。
何度も言いますが、他人は変えられません。
でも、自分自身はいつでも変えようと思えば変えられます。
そして、あなたにとって楽しくないもの、満たされないものとは、
さっさとお別れしましょう。
それが、不幸から抜け出す第一歩です。
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