人は寝てる時に、記憶を整理します。重要度の低い記憶は要らない、重要度の高い記憶は要るので長期記憶すると。この長期記憶が、人が獣と違う所なんです。何でかと言うと、自我とは過去の記憶から作られるからです。レム睡眠の時に記憶を整理して、ノンレム睡眠の時に体を休める。そんな能力を後天的に得て、睡眠は私達にとって掛け替えの無いものと成ったんですね。私達は長期記憶を手に入れ、自我も手に入れました。獣にとって眠りとは、冬眠みたいなもんです。恐らく私達にとっても、初めの方は冬眠としての眠りしかなかったでしょう。
私達にとって眠りは、とても大事なのものです。ですから巧く眠れず記憶の整理も巧くいかないと、自我が崩壊します。そして統合失調症とかに、成る可能性も在ります。だから最低でも、6時間は眠った方が良い訳です。最低でも6時間、そして最大でも6時間。少なくとも6時間で、脳の疲れは取り切れます。それ以上は、眠っても意味は在りません。勿論、体を壊してたり酒を飲んでたりすると話は換わってきます。そんな時は、ゆっくりと眠って下さい。またショートスリーパーと呼ばれ、とても短い睡眠時間でもチャンと活動できる人も居ます。
夢といえば「夢うらない」とかを、やった事の在る方も多いのではないでしょうか。しかしながら、夢うらないには何の根拠も在りません。さっきも書きましたが、人は寝てる時に記憶を整理します。その時に見るのが、夢です。だから夢はその内容がどれだけぶっ飛んでたとしても、その人の過去の記憶の合成に過ぎません。そんなんで、未来を占える訳が無いんですね。でも世には、夢で遠くの人の事や先の事が解るという不思議な能力を持たれてる方も居られますよね。それはまた超能力者さんの話で、私達の親しむ夢うらないとは少し別の話です。
氣が、地球の裏側だろうと宇宙の果てだろうと届く様に。私達の意識には凄い力が隠されてるのかもしれませんね。そして夢もまた、そんな力を引き出すトリガーの1つなのかもしれませんね。だって夢を見てる=眠ってる時ほど、深い変性意識状態は無いのですから。深い変性意識状態に於いて、人は潜在的な凄い力を出せます。時も場も超えた量子通信なんかも、それこそ夢ではないのかもしれませんね。でも夢の力も氣の力も本来、私達が誰でも持ってる力に過ぎません。つまり訓練次第で、誰しもが自由自在に使い熟る力だという事なんですよね。
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