今昔慾

Fortune Tarot

今昔慾、ってのが在ります。欲ではなく慾なので、持たない方が良い奴ですね。皆さんの周りにも居ませんか、昔の事ばかり言う人が。そういう人は「あの頃は良かった」とか「今は駄目だ」とか、口癖の様に言います。そして我がの昔の武勇伝を、意気揚々と語る訳です。特に、酒の席で。これは歳が高い方に、多いですよね。まぁ稀に、歳が低い人でも昔の事ばかり語る人が居ますが・・・この原因こそが、今昔慾という事ですね。ちょっとなら良いのですが、何度も何度も聞かされるとキツいです。ちょっとは、聞かされる方の身にも成ってくれと。

しかもただ「昔は良かった」だけなら良いのですが、中には「なのに今の奴等は駄目だ」とか怒り出す人も居ますよね。それはそれは、まぁタチが悪い。これを言うのは概ね我がより歳が上の人ですから、黙って聞くしかないですよね。特に日本人には、儒教思想が染み付いてますからね。そういう事は同世代同士で語り合うか、飲屋の店員さんにでも聞いてもらえば良いんです。という訳で、今昔慾は捨てた方が良いですね。その代わりに、未来の話をしましょう。未来の話をするのに、歳なんて関わり在りません。幾つに成っても、夢を語りましょう。

老害、という語が在りますよね。老害とは、ゴールを決めてない人の事を言います。だからゴールを決めてない人は、どれだけ歳が若かろうが老害なんですね。そう考えると、この国には老害は多いですよね。40歳を過ぎた人が、プロのゴルファーを志しても良いじゃないですか。むしろ、それが許される世を作らなければなりません。いや許されるも何も、そもそも何も問題なんか無いじゃないですか。勿論、ゴールは我がで決めるんです。人から決められたゴールは、ゴールでは在りません。でも我がで決めるからこそ、自己責任では在りますがね。

我がで決めたゴールは、want toなんです。つまり、したい事なんです。でも人から決められたゴールは、have toなんです。つまり、ねば成らない事なんです。もしも今の貴方が、ねば成らないと感じてる事が在るなら・・・今のゴールを、考え直さねば成りません。あ、ねば成らないって僕も書いちゃいましたね(笑)でも、よく考えてみて下さい。今のゴールがふさわしいなら、全ての事がしたい事のはずなんです。ねば成らない事をやってると、それは貴方が貴方のセルフエスティーム・自尊心に傷を付けてるという事に成るんです。

でもエフィカシー・自負心がアンバランスに高いと、ねば成らない事でもがんばっちゃうんですね。そしてその内、ポキンと折れる訳です。単に金を稼ぐだけの為に、好きでもない職に就いてたとしましょう。でも恋人を作ってその恋人と遊ぶ金を作る為ならば、人は好きでもない職でもがんばっちゃえるんです。がんばっちゃえる、ではないですね。樂しめちゃうんです、そして樂しいと感じちゃえるんです。人の脳って、都合の良い様に作られてますよね。でもだからこそこの脳の働きを使って、ゴールへ向かって突っ走っちゃえば良い訳なんですね。

学習とは、失敗とそこから学ぶという事です。つまり、勝っても何の学びも無いという事です。だからこそ殆どの国に、勝って兜の緒を締めよ的な諺が在るのでしょうね。そもそも、勝ちって感じ難いですよね。特にスポーツとかの様に、決められたルールの中で勝ちと負けがキチッと決まってる事でもない限りは。でもスポーツの世界でさえ、試合に勝って勝負に負ける的な言が在りますからね。勝ちって、解り難いんです。その逆に、負けって解り易いですよね。取り敢えず落ち込んでる人は、我がの心の中で何かしら負けたと感じてるからでしょう。

でも人ってな、転んで学ぶんです。神さんや仏さんでさえ、転ぶ事は在ります。じゃあ、人なんて転んで当たり前です。ただ、同じ過ちを繰り返すのは頂けませんね。でも世には、同じ過ちを何度も何度も飽きもせず繰り返す人が居ます。そういう人は口では何と言ってても、心の中では悔い改める気なんてサラサラ無い訳です。まぁ何度も何度も転んでも、それは我がのせいじゃないと心の底から考える人も居ます。それはそれでタチが良いのか悪いのか、でもそろそろ気が付けよって感じですよね。まぁ、こういった人達は放っとけば良い訳ですがね。

過ちは、認めちゃった方が良いです。さもなくば、時と共に認め難く成りますからね。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。ちょっと違いますが、まぁそんな感じです。でも、心の底から私は悪くないと感じられてるなら話は別です。そこは、貫くべきでしょう。そうしないと、やはりセルフエスティームに傷を付ける事に成りますからね。それでもまぁ、今は今までに比べてれば正直者が馬鹿を見る事は減ってきてます。繰り返しますが、今までに比べればですよ。でもこの流れは、今から更に早く成るでしょう。己の声に、素直に正直に従って下さい。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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