宇宙は僕等の頭の中♪

Fortune Tarot

私達が生きてるのは、物理空間です。でも私達の意識は、物理空間のみならず情報空間にも広がってます。物理空間と情報空間の関わりは、とてもシンプルです。情報空間の最も抽象度の低い場が、物理空間です。つまり物理空間は、情報空間の底なんです。では情報空間の底が物理空間なら、情報空間の頂には何が在るのでしょうか。情報空間の頂には、空という概念が在ります。空という概念は、有という概念と無という概念を包括してます。全ては、空から作られてます。情報空間の底に在る物理世界も、物理世界に住む私達も空から生まれました。

ここで幾つか、語を説明しときますね。先ずは、抽象度。例えば抽象的とか抽象画とかは、聞いた事が在るかもしれませんね。抽象の逆は、具体です。そう考えると、抽象度も解り易いですよね。抽象度が高まれば高まるほど、具体度は低く成ります。抽象度が低まれば低まるほど、具体度は高く成ります。別の言い方をするなら、抽象度が高いという事は情報量が少ないという事です。逆に、抽象度が低いという事は情報量が多いという事です。では抽象度が高いのと低いのとでは、どちらが良いのでしょうか。もうちょっと、抽象度について書きます。

仮に貴方が、柴犬を飼ってるとします。その柴犬より犬の方が、抽象度は高いです。柴犬という括りより犬という括りの方が、ザックリとしてて広いですよね。でも犬という概念より哺乳類という概念の方が、更に抽象度は高い訳です。でも犬より抽象度の高い哺乳類の方が、情報量が多いのではないか。だって哺乳類の中に犬にも含まれるんだから、と思われた方も居られるかもしれません。でも例えば犬の専門医と哺乳類の専門医だったら、哺乳類の専門医でも犬は治せるでしょう。でもやはり、犬を治す腕だけならば犬の専門医には劣るでしょうね。

哺乳類という概念を更に抽象度を高めて、脊椎動物という概念。脊椎動物という概念を更に・・・と繰り返してきます。するとやがて有という概念と無という概念に辿り着き、空という概念でゴールを迎えます。じゃあ次に、概念という語。概念とはズバリ、考え方の事です。因みに、考え方と考えは違います。そもそも『〜〜方』って、どういう事なのでしょうか。それは、前提という事です。つまり考えの前提が、考え方なんです。考えより、考え方の方が抽象度が高いんです。物理空間に在るのが考えで、情報空間に在るのが考え方という事ですね。

因みに、考え方は持つ物です。そして、考えは出す物です。考え方は、意識とも言い換えれます。という事は、意識も持つ物なんです。例えば、安全運転すると意識する・・・のでは、ないんですね。車を運転『する』時には、ハンドルを『持つ』んですよね。だから、安全運転するという意識を持つ。これが、正しい語の使い方ですね。そして考えは、考えてるだけでは駄目なんです。頭の中でアレやコレやと考えてるだけでは、何もやれませんよね。頭の中から、考えを出すんです。そして考えを出すと、その考えは自然と形に成ってくれるんですね。

考えは、設計図なんです。アイフォンは、元はスティーブジョブズさんの頭の中に在りました。それはアイフォンという考え、つまりアイフォンの設計図としてです。それが彼の頭の中から出て、アイフォンが生まれた訳です。だから、元気に成る。ではなく、元気に成るという考えす出す。これが、正しい語の使い方ですね。長く成りましたが、それが概念です。概念は、ゲシュタルトとも言い換えれます。人は常に、1つのゲシュタルトを持って生きてます。むしろ、同時に1つのゲシュタルトしか持てません。ゲシュタルトは、閃きとも呼ばれます。

例えば、台風なんて無いんです。風と雨が強くて、真ん中は晴れてる。そんな気象現象に、台風という名を人が付けたんです。つまり風と雨が強いという事と真ん中が晴れてるという事を、1つ上の抽象度から見たんです。すると、台風というゲシュタルトが生まれましたよって事です。騙し絵の1種で、若い女にも老いた女にも見えるという絵が在ります。皆さんも、1度は見られた事が在るでしょう。あの絵の中には、若い女というゲシュタルトと老いた女というゲシュタルトが含まれてます。でも2つのゲシュタルトは、同時には見えないんですね。

閃きとは、新しいゲシュタルトが生まれたという事。今までは関わりの無いと感じてた幾つかの物が一本の線で結ばれる、あの感じです。今回は何で宇宙の話なのに、こんな話ばかり書いたのか。それは宇宙とは、概念だからです。その最も下に、私達が居るという事です。でもそれは、私達が劣ってるとかいう訳では在りません。私達の抽象度を高めれば、誰でも空なのですから。つまり抽象度を上げたり下げたり、そうやって巧く行きたいですねという話です。抽象度が高いだけでは何も作れませんし、低いだけでは何もアイデアが浮かばないんです。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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