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Fortune Tarot

腕の良い占師の占いは、確かに当たります。でもそれは、詳しくは当たってる訳では在りません。例えば「何時か彼氏を作れますか?」と聞いてきた客さんが居たとしてですよ。占師が「半年の内には作れます」と、応える訳です。更に占師は、どうすれば半年以内に彼氏が作れるかを語る訳です。そうです、ここなんです。ここで客さんのワクワク感、つまり臨場感を高めれば良いんです。「私、本当に半年以内に彼氏が作れそう」と思い込ませれれば良いんです。すると後は客さんが勝手に、半年以内に彼氏を作ってくれるというカラクリなんですね。

同じ様な事は、医療の現場でも多く起きてます。それは、余命宣告というやつです。「貴方の余命は半年です」と医者さんから言われたら、殆どの患者さんは信じてしまいます。そして医者さんの言った通り、半年後に患者さんは亡くなる訳です。この半年というのは、曖昧なもんです。半年が半分の3ヶ月に成ろうが倍の1年に成ろうが、彼氏を作る場合でも余命の場合でも余り重きは置かれなかったりします。何にしても、こういった点では占師も医者さんも凄い力を持ってると言えます。だって人の未来を、作ってしまったという事なのですからね。

占いも余命宣告も、呪いとさえ言い換えれるでしょうね。でも実は、呪いは掛ける側よりも掛かる側のメンタルやマインドが要だったりします。どれだけ占師なから言い包められたとしても、それを信じて現象を起こすのは客さんなんです。医者さんから余命宣告を受けたとしても、それを過ぎても元気に生きてる人だって居ます。病に例えると解り易いのですが、病って我がで作ってるんです。そもそも、病とは自己表現ですからね。じゃあ病は、我がで治せるんです。我がが作り出したのですから、我がで取り除けるのは当たり前って話なんですよね。

それを自然治癒力と言ったり空間物性力と言ったり、はたまたホメオスタシス(恒常性維持機能)と言ったりする訳です。そんな私達が元から持ってる力を引き出すのが、占師の正しい役と言っても良いかもしれませんね。そういった点でも、占師の役は客さんの背を押す事だけなんです。言い換えるなら、その気にさせるという事ですね。その気にさえさせちゃえば、やる気とか勇気なんて自然と勝手に湧いてくるもんなんです。と言うか、自然と勝手に湧いたやる気や勇気でなければ意味も価値も無いんです。借り物の勇気なんて、役に立たちません。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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