不完全性定理と不確定性原理

Fortune Tarot

神さんを、全知全能な者だとするならば・・・そんな神さんなんて、居ませんよという事ですね。神さんと言うよりも、主さんと言った方が解り易いかもですね。キリスト教で言う所の「主よ・・・」みたいなもんですね。繰り返しますが、全知全能な主さんなんて居ない訳です。それは、科学的に証明されてしまってますよって話です。しかも前世紀の、20世紀に。それは不完全性定理と不確定性原理に縁って、明かされた訳です。これ等を詳しく知りたい方は、御自身でガッツリと調べて下さいね。

不完全性定理とは、要は・・・「私は正直者じゃありません」と、言ってる人が居ますよと。これが誠だとするなら、この人は「私は正直者じゃありません」と言いながら正直者な訳です。つまり、矛盾してる事を言ってる訳です。じゃあこれが嘘だとするなら、この人は「私は正直者じゃありません」と言ってる正直者じゃない人な訳です。つまり矛盾した事は言ってない、正直者な訳です。でも「私は正直者じゃありません」と言いながら正直者って、何か変ですよね。

逆に「私は正直者です」と、言ってる人が居ますよと。これが誠だとするなら、この人は「私は正直者です」と言ってる正直者な訳です。つまりこれは、成り立つ話ですよね。じゃあこれが嘘だとするなら、この人は「私は正直者です」と言いながら正直者じゃない人な訳です。つまり正直者じゃない人が「私は正直者です」と嘘を言った訳で、話は成り立っちゃうんですよね。つまり「私は正直者じゃありません」と言おうが「私は正直者です」と言おうが、それは絶対に証明できないという事です。

不確定性原理とは、要は・・・ビーカーの中に、湯が入ってますよと。この湯の温度を測る為に、温度計を湯の中に入れて温度を測りましたよと。でもそれで測れる湯の温度は、温度計の影響を受けちゃってます。だから初めに知りたかった、温度計を入れる前の湯の温度は測れないという事です。

全知全能とは、完全情報。つまり情報的にも物理的にも、絶対的なものという事です。でもそんな絶対的なものなんて、情報的にも物理的にも在り得ないという事です。情報的に絶対的なものは無いと証明したのが不完全性定理で、物理的に絶対的なものは無いと証明したのが不確定性原理です。そして物理世界が情報世界の一部だと考える、若しくは情報空間の底が物理空間だと考える。すると、不完全性定理と不確定性原理を1つに合わせれる訳なんですね。

という訳で、全知全能な主さんは居ませんよという事ですね。まぁ強いて言うなれば、絶対的なものが無いという事だけが絶対的な事なのかもしれませんね。じゃあ世の全てはランダムかと言うと、それも違うのかもしれませんね。完全なランダムというのも絶対的なものなので、在り得ないんですね。

じゃあ、全知全能じゃない神さんや仏さんは居るのでしょうか。それは、居るでしょうね。その辺は、日本人ならイメージし易いのではないでしょうか。むしろ全知全能な主さんの方が、日本人にはイメージし難いのかもしれませんね。例えば、密教。密教には、身口意という言が在ります。先ず手で、仏さんの印を結びます。次に口で、仏さんの真言を唱えます。最後に、仏さんの姿を想像します。こうする事で、仏さんの力を借りましょうという事です。

つまり神さんも仏さんも、神さんや仏さんを信じてる人の頭の中には居るって事です。そして頭の中にしか居ない神さんや仏さんの力は、現実世界にも影響を与えれるんです。頭の中は情報空間で現実世界が物理世界、そして情報空間の一部が物理空間な訳です。じゃあ情報空間の中にしか居ない神さんと仏さんが物理世界に影響を与えれても、何の不思議も無い訳です。

でもだからと言って、神さんや仏さんが物理世界に居る訳では無いんですね。そこが、ポイントなんです。神さんと仏さんは情報空間の中にしか居ないけど物理世界に影響を与えれるなら、それは神さんや仏さんが物理世界に居るのと同じじゃんと考えれる方も居られるかも知れませんね。でもそれは、誤りなんですね。

そして情報空間の中にしか居ない神さんや仏さんに力を使い熟る人を、霊能者さんと呼ぶ訳です。気功師さんと言って頂いても、祈祷師さんと言って頂いても構いません。そう考えると、祓術も気功も同じという事です。殆どの霊能者さんは、見えない世の世界観を持ってます。それがオリジナルだろうと伝統的だろうと、どちらでも構わないんです。ただ本人がその世界観に強い臨場感を持ってれば、それで神さんや仏さんや氣の力を使い熟るという訳です。霊感や気感なんてのも、我がの持ってる見えない世の世界観の臨場感を高める為のものなんですね。

でも霊感や気感を持ってなくても、何の問題も無い訳です。見えない世のロジックさえ解って使える様に訓練してしまえば、神さんや仏さんや氣の力を誰でも使い熟ちゃうという訳なんですね。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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