2023年、自分の転機と、誰かの転機に立ち会えること。

Fortune Tarot

2023年を振り返ってみる

2023年も当サロンをご利用いただき、ありがとうございました。
振り返れば今年も、あっという間に過ぎていったように感じますが、2023年はみなさまにとって、どんな1年だったでしょうか?

冬至を迎え、大晦日には少し早いですが、個人的に今年を振り返ってみて思ったことや、特に印象に残っていることについて、書いてみようと思います。
よろしければお付き合いください。

さて、過去の投稿でも度々出てきたことではありますが、
「これからの世の中は、嘘やごまかしが通用しなくなっていく。塗り固められてきたものが徐々に剥がれて露呈していく。」
「報われない自己犠牲や苦労をすることよりも、純粋に楽しむことや気楽に喜ばれることの方が求められるようになっていく。」など、
これまで上手く隠し通せて来たことや、黙って従わざるを得なかったことが、そうではなくなってきており、古いやり方を変えなければどうしようもないと思われる場面が、多々見受けられた気がします。

最終的にどうなるかはまだ分かりませんが、これから時間をかけて、個人、組織、世界の在り方やルールが、これまでとは全く違うものに変わっていくのではないかと予想されます。むしろ変わらなくては、これから存続自体が難しくなるのではないでしょうか。

そうした世界の中で、「一体、これから何が起ころうとしているのか?この先何かあった時にどう過ごせば良いのか?」といった、漠然とした不安に襲われる方も、中にはいらっしゃるかもしれません。

しかし、どんなニュースが舞い込んできたとしても、無闇に慌てず騒がず、日々の暮らしを楽しむことや目の前の人を喜ばせてみることを忘れることなく、とにかく「今の自分を生きること」に丁寧に取り組みながら、世の成り行きを見守るしかないのではないかな、と、個人的には思っています。

不安よりも大事なことは、これまでの「当たり前」や「常識」が、そうではなくなってきているかもしれないということに、それぞれが気がつけるかどうか、だと思います。

これまで信じて疑わなかった、もしくは外側に求め、委ねてきた、「こだわり」や「正しさ」が、果たして本当に自分自身や周囲を喜ばせるものであったかどうか、真の幸福をもたらすものであったかどうかを見直してみることです。
これまでとは異なる在り方や考え方を、柔軟に受け止められるかどうかが、今後の生きやすさを大きく左右するのではないかと考えます。

「古い価値観」や「世間からどう見られるか」に固執している人は特に、これまでのやり方で上手く立ち回ろうとすればするほど、ますます裏目に出るような世の中になっていきそうです。
しかし、基本はそれぞれの自由ですので、何を信じ、これからどう生きるかは、その人が自分で決めるしかありません。

今年のサロンの雰囲気

さて、そういった世の中の動きと連動するかのように、サロンに来られる方々も、変化を促されている方や、自ら変化を起こそうとしている方のご相談が、例年よりも多かった気がします。

良くも悪くもここ数年の間(もしくは物心つく頃からずっと)、疑問に思ってこられたことや、とりあえず(良く分からないまま)必死で取り組んでこられたことへの答え(結果)が、因果応報のように自分のこととして現れることで、これからの方向性や、新たな環境へ向かうようなきっかけが手に入りやすい年だったのかもしれません。

これまで周囲のことも自分のことも、ちゃんと見ていたようで、実はきちんと見えていなかったことに気がつかされるような出来事を経験された方もいらっしゃれば、

本当は気づいていて、なんとなく良くないことも分かってはいたけれど、どうにかなるだろうと後回しにしてきた結果、真摯に向き合わざるを得なくなってしまった方もいらっしゃるようです。

これらの出来事は、実は良い変化の前触れであり、これ以上、現状に留まり続けようとしても、自分を誤魔化しながら(自分の責任を放棄して)生きようとしても、実際は、これまでのような見た目の安定を保つことが難しくなってきた、というところが大きい気がします。

この変化を促すサインに気がつけるかどうかは人それぞれでしょうが、これまでのように、他者や環境に責任を押し付けて誤魔化そうとする人や、間違ったポジティブさで問題を直視せずに回避していくような人たちは、もっと生きづらくなっていく(何処かで破綻する)気がします。

反対に、これまでの間違いに気づき、ここからの在り方や考え方、態度を改めようと、実際に行動されていく方々に対しては、さらに変化や成長を促すような追い風が、無理なく背中を押し続けてくれるのではないかと、実際にクライアントさんたちを観ていて感じているところです。

「本当に、こんなことってあるんだ。」と、なかなか自分一人では消化しきれない出来事に見舞われていらっしゃる方も、中には居られました。

私も人間ですので、その時の私の精一杯で対応させてはいただいておりますが、何か少しでも、肩の力が抜けるような、気持ちが楽になるようなアドバイスができただろうか、と、未だに反省することばかりです。

勇気を出してここに来てくださる方の、人生の節目や転機とも言える場面に、一瞬でも関わることができていることは、本当に有り難いことです。

「昨年よりも落ち着いて過ごせました」
「あまりイライラしたり落ち込まなくなりました」といったフィードバックが、非常に有り難く、励みになっています。

みなさんひとりひとりが自分らしく煌めき、自分らしく活躍されることで、その周囲の人たちまでをも勇気づけ、煌めかせていくことができれば、きっと、もっと素敵な世界になっていくはずだと信じています。

そのお手伝いができることが、私の本来の目的でしたので、それが叶っていくことは、とても嬉しく、有り難いことです。

私にできること

これからも、私ができることは、タロットカードで「今」を切り取って、いくつかの参考材料を提示することや、今のその方に必要なメッセージをお伝えすることくらいです。

それらのメッセージをどう受け取って、どう動かれるかは、その方の自由ですので、今後のことは、クライアントさんの思いや願いに委ねられています。

結果、良い方に変わったのであれば、それは私や占いの力ではなく、その方が考え方や行動を変えられた結果ですので、素晴らしいことです。

これからの世を生き抜くためには、勇気を持ってこれまでの枠(型)から出ることを選び、これまでとは違う未来もあるかもしれないと、良い風に思い描きながら、実際に動くことが、もっと大事になっていく気がしています。

きっかけは私のタロット占いだったとしても、
最終的なその人の「変化の原動力」になるのは、
その人が元々持っているはずの「自分を生きる、自分を生きようとする力」以外に無いのではないかと思います。

私のタロット占いが変わっているのは、「元々素晴らしい個性や才能があるはずなのに、本人がその力に気づいていない、もしくは使い方が分からないだけだ。」という前提で、アドバイスを行っているからかもしれません。

だからこそ、「自分には何も無い」と思わないでいただきたいのです。
人は完璧ではないので、誰にでもポンコツなところは何かしら必ずあると思っていますし、何かひとつは素晴らしいところを持っていると私は信じています。

これからも、もっとお役に立てるように学び続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

余談ですが

久しぶりに自分の思うことを文にしようとすると、なかなか書き進められないものですね。
毎月の占いを書くのとは全く勝手が違うことに、今更ショックを受けている自分がいます。
自分の言葉で書く習慣、大事ですね。

2023年のまとめ

本来ならば、もっと時間をかけてお話したいところですが、今年、たくさんの方とお会いして、特に印象に残るご相談の中から、2023年のうちに書き残しておきたいことを、以下に並べてみます。
自分のためにまとめておきたいことですが、
どなたかの参考になれば幸いです。

・何かトラブルが起きた時に、焦ったり感情的になってしまうと、視野が狭くなり、間違った方へ進みがち。
何を言われてもカッとならず、とにかく冷静に受け止めてみること。
そして、
「本当の自分はどうしたいのか」
「本当は相手にどうして欲しいと望んでいるのか」
「その望みは、こちら側の勝手な都合を相手に押しつけているだけではないか」を考えてみた上で、
お互いのために、ここでどう対処するのが良いのか、常に本来の目的を見失わない発言を心掛けることです。

・世の中には、(たとえ家族であっても)話の通じない人や、むしろ距離を置くことがお互いの幸せのためである人が、残念ながら存在しているということ。
片方が無理して(我慢して)「合わせよう」、「理解しよう」とすると、しんどくなるばかりで、心や身体が壊れてしまいがち。そっと離れて、お互いの幸せを願うだけでじゅうぶんです。

・相手から「理不尽な扱い」を受けることを、何処かのタイミングで「止める」ことができるかどうかで、その後の人生が大きく違ってくる。
※何度お願いしても扱いが改善されない場合、自分が別の何か(自分自身や他人、物)に対して理不尽な態度を取る(加害者になる)ことで、心や身体がさらに傷つく前に、早めにそこから出る(離れる)ことが大事になります。

・大人になったのであれば、自分の責任で、自分の生きたいように決めて良いのです。
自分の決めたことで間違えたり失敗をしても、それはそれで、自分にしかできない学びになりますので、貴重な経験になります。次に同じことをしなければ良いだけのことですし、間違えてもまた軌道修正すれば良いのですから、簡単に絶望しないことです。それらのことは後々、同じような経験をしている誰かと分かち合える、かけがえのない自分の中の宝物になり得ますので、笑って話せるようになるまで寝かせておいてください。嫌な思い出を消そうとするのではなく、誰かを救うために使ってください。たくさん失敗しても、それで良い方向へ変わっていくのであれば、問題ありません。

・自分が他の誰かと比べられて「○○さんはちゃんとできているのに、それと比べてお前は…」などと批判されると、たとえ真っ当なことをその後言われたとしても、そこから先は耳が拒絶してしまい、素直に忠告が受け取れなくなることの方が多いです。ということは、自分自身も相手を他の誰かと比べてムカついたり、そのように説教したりしないことです。

・何に満足して(幸せを感じて)生きたいのかは、人それぞれです。
自分の満足ポイントが、みんなも同じように欲しているものとは限らないということ。また、「なんでそんなことが満足に繋がるの?」と、相手の満足ポイントが理解できなかったとしても、そういう生き方もあるよねと、そっとしておく、もしくは応援するのがお互いのためであるということです。

「満足」というワードを使ったけれど、「生きがい」や「働きがい」など、何が満たされると喜びを感じられるか?も、人と違っていて良いということになります。
たとえば、悲劇のヒロインでいることに喜びを感じて、不幸なことばかり自慢している人が居たら、それがその人の幸せなんだなと思って、そっとしておくことです。

・誰かの人生を、自分の人生の計画に組み込まないこと。
家族の誰かが「当たり前にやってくれるであろう」と当てにして先々のことを計画したり、これまで「こっちがしてやったのだからその分の恩(お金や労力)を返すのは当たり前だ」と、相手に見返りを求めた分まで将来の計画に含めると、なかなか思うようにいかないものです。たとえ思い通りになったとしても、相手にも我慢の限界はあります。
「自立」とは、自分の足で立つと書くように、
コントロールしてよいのは、自分事のみです。
もしくは、互いの生き方を尊重したうえでの支え合いです。
孤独になりたくなければ、他人の人生をコントロールしようとしないことです。

相手からお願いされたり頼まれてもいないのに、良かれと思って、「こうしろ、ああしろ」「こうしておけば間違いない」と意見したい場合は、その発言が「相手を束縛する」ことや、「こちらの理想ばかりを押し付けて関係性を歪め、いつか破綻させてしまう」ことに繋がるかもしれないということを知った上で、行うことです。

・今実際に起きている出来事から、自分のこれまでの生き方を顧みてみることは、とても素敵なことです。あの頃よりもうまくやれている自分が居れば、もっと素敵なことだと思います。

・気楽に取り組めそうな改善策には、実験だと思って、こまめにフィードバックを取りながら、とりあえずやってみると、「気がつけば良い風に変わっていた」など、何かラッキーなことが起こりがちな気がします。やらないよりは、やってみた方が、自分にとって合うかどうか分かりやすいです。

以上、書けば長くなりましたが、今後のために自分が気をつけようと思ったことをまとめてみました。

でもやっぱり変えるのは難しい?

まとめてみたは良いものの、
過去の自分が良くやってしまっていたのが、
「頭では分かっているんですけどね。(実際はいろいろあってなかなか難しいんですよ)」という、残念な「やらない言い訳」です。

確かに、心を鬼にして改善しようと思っても、なかなか続かない、続けられなくなるのは、仕方のないことだったりします。

なぜならば、人というのは「自分が慣れ親しんだこれまでの自分の在り方を維持しようとする力」が強いですので、「不幸で惨めな自分こそが、居心地の良い、安心できる自分の状態である」と、脳が勘違いしてしまっている場合、そうではない状態へ変化することは極めて危険だと脳が判断し、元の状態へ戻そうとする力が強力に働くからです。

ということは、リバウンドも三日坊主も、当たり前に起こり得ることになります。やみくもに自分を責めないことです。

これまでの良くない思いグセや態度、悪い習慣を変えることは、本来であれば何も危険なことではありません。行き過ぎたと感じれば、良い塩梅に軌道修正することも可能なのですから。

時間を掛けて様子を見ながら、「これまでとは違う自分こそが当たり前の自分である」、「常に幸せで満たされている自分であることの方が、居心地の良い、安心できる状態である」と、自分や周囲に対して、根気良く刷り込んでいくしかありません。

そうしているうちに、気がつけば望んでいた自分の世界が当たり前になっていた、というのが理想かと思います。

とはいえ、私もそうですが、実際に軌道修正を継続させていくのは、なかなか大変なことです。

来年も良い時にご利用ください

当サロンは、
・自分の頭の中身を整理するための場所として
・身近な人たちには吐き出せない愚痴を聴いてもらう場所として
・恋愛や人間関係、仕事上の不安など、何かしらの悩みにおけるアドバイスが欲しい場合など

時間の経過とともに変化していく物事の流れを予めつかんでおくことで、自分を安心させるための材料を得る場所として、必要なタイミングでご利用いただけるところになります。

今の自分と向き合う場所としてお使いいただいて構いません。

自分に意識を向けることは、自分を癒やし、自分を愛することに繋がります。

来年も引き続き、自分自身の状態も整えながら、
ここに来られる方々が、より自分らしく、より気楽に、より運の良い状態を保ちながら生きるためのサポートを続けられることが、私の願いです。

どうぞ来年も、Fortuneをよろしくお願い申し上げます。

年末に向けて、2024年のタロット占いも書いていきますので、こちらも気長にお待ちいただけると幸いです。 

毎週日曜日の遠隔ヒーリングは、大晦日も通常通り行います。詳細はInstagramのfortune_therapyにてお知らせいたしますので、よろしければご覧ください。

それでは、体調管理に気をつけて、良いお年をお迎えください。

お読みいただき、ありがとうございました。

Fortuneの店主として、タロット占いを行っている藤井裕子です。 選べるハーブティーと、私手作りの小さな焼き菓子をお楽しみいただきながら、ゆっくりお話をうかがっています。 日常から離れた心地良い空間で、日頃の不安やストレス、緊張で凝り固まった心を定期的にメンテナンスされてみてはいかがでしょうか? あなたの未来に良い変化が起こせますように、そのきっかけづくりにお役立てください。私ができることでサポートいたします。 ささいなお悩みでも構いません。ぜひ一度足をお運びください。

コメント

No Comments

Be the first to start a conversation

Leave a Reply

  • (will not be published)