僕の流派の開祖がその昔、教え子さんの何人かにこう言ったそうです。「宝クジを、買いなさいな。」すると殆どの教え子さんは「はい、解りました」と直ぐに買いに走ったそうです。でも中には数人だけ「いや〜、それは師に言われても嫌です」と笑いながら返したそうです。
そして多くの教え子さんが宝クジを買って来た後に、その人達を前に開祖は笑いながらこう言ったそうです。「宝クジを買ったという事は今、貴方達は貧乏の1丁目に居るという事よ」と。これはまぁ開祖の遊び心というか、ちょっとしたイタズラ心だったのかもしれませんね。
宝クジを買いたく成るのは、自らの経済のEが落ちつつ在るという事です。でなければ、そもそも宝クジを欲しいだなんて頭の中に思い浮かぶ訳がないんですね。でも己の経済のEを知る為に、常に少額の宝クジを買い続けるという人も居ます。それはそれで、オッケーですね。
ただ注意して頂きたいのは、宝クジが当たる=経済のEが落ちつつ在るという事なんですね。と同じ様に、大きな組織の中で位が上がるのもEが落ちつつ在る証です。目に見える世と目に見えぬ世は、逆である。必ずしもそうではないんですが、こういうケースも在るんですね。
No Comments
Be the first to start a conversation