考えて!考えて!

Fortune Tarot

脳は、情報を処理する器官です。つまり体中から集められた情報の、交通整理をしてる訳です。だから悩み過ぎたりしては、駄目なんですね。脳は考える為の物では在っても、悩む為の物ではないからです。未だ来てない事に頭を抱えたり過ぎ去った事に頭を痛めてると、脳がショートしてしまいます。脳には体中から、体の中と体の外の情報が集まって来る訳です。その集められた情報から、瞬間瞬間にパッと判断する為に脳を使えば良いんですね。未来や過去の事を考えるというのは碇を投げる様なもので、あくまでも現在にシッカリと居なければね。

そもそも考えるとは、認識・連想・評価・判断の事です。机に上に四角くて黒い板の様な物が置いて在るぞ、これが認識です。その物がスマホで在ると解るのはその物を脳の中の記憶の領域と照らし合わせたから、これが連想です。つまり喫茶店に入り何も考えず今までと同じ様に今までと同じ物を注文するのは、連想という訳です。この認識と連想だけでは、考えるとは言いません。これでは記憶の通りに反射的に動いてるだけ、記憶=反射だからです。別の言い方をするなら、記録=結果です。過去の繰り返し、これでは何も考えてないという訳です。

でも例えば「今夜は、仕事が終わるまで家に帰れないぞ。いつもは紅茶を飲むけど、眠く成らない様にカフェインが多く含まれてるコーヒーを飲もう。」とまぁ、これが評価と判断です。これが、考えるという事です。とは言え人の脳は巧く作られてますから、無意識的に過去の繰り返しをしてしまいます。例えば自転車に乗れる人は、1つ1つの動作を意識したりしません。それは車の運転でも、同じですよね。無意識的な記憶の再生が無ければ、私達は生きてけない訳です。ただ私達は獣でなく人です、ちょっとは新しい事を考えた方が良い訳ですね。

そうなんです、獣さんの殆どは記憶の再生・過去の連続で生きてます。因みにですが、獣さんには情操感情という物が在りません。情操感情とは『美しい』とか『切ない』とか、形容詞的な感情の事です。例えば、猿さんが夕日を見て「何て美しい夕日なんだ」と他の猿さんと肩を組み合って目に涙を浮かべてる所を見た事が在る方は居られるでしょうか。それは猿の研究者さんでも、無いでしょう。情操感情は私達、知的生命体のみが持ってる物です。因みに喜怒哀楽は情動感情と言い、私達も獣さんも持ってます。その辺は、変わらないという訳です。

私達・人と獣さんは、脳が違うんです。もちろん私達の方が獣さんより、脳が進化してます。ただ獣さんは、どんなにがんばっても人に進化しません。でも人は、誰かの・何かの役に立ってないと退化して獣さんに成ります。例えば猿さんは英語で、モンキーですよね。あれはモンキーさんは怒った時に「キーキー」と鳴くから、モンキーなんです。いや笑い話の様で、マジな話ですよ(笑)そして皆さんの周りにも居ませんか、怒ると「キーキー」という人。その人は既に人では在りません、モンキー(獣)なんです。だから、人の語が通じないんです。

獣さんに戻りたくなければ、役に立ってれば良い訳です。ただ役に立つと言っても、レベルが在ります。我がの事しか考えないというのも我がの役に立ってる訳ですから、役に立ってない訳ではないです。私達は誰しも、我がの体の為に寝たり食べたりしなければ成りません。それを怠れば死んでしまうので、そもそも誰の役にも立てませんから。でも我がの役に立つ事だけをしていては、駄目なんです。だってそれは、獣さんより下だからです。獣さんだって、我がの子や我がの群の為に動きますからね。仮にそれが、本能的な物で在ったとしてもです。

じゃあ見ず知らずの人の為に慈善活動や募金をすれば良いかと言われれば、その通りだったりします。まぁスケールにも依りますが、それはハードルの高い事かもしれません。じゃあ軽〜くボランティアをしたり、金を頂くとは言え職で初めて逢った人の役に立てば良い訳です。目の前の人の、役に立つという生き方ですね。もうこの際、目の前の人が初めて逢った人でなくても構いません。それが誰だろうと、目の前の人に尽くせば良い訳です。因みに出家とは、全ての人を等しくクライアントとして捉えるという事です。まぁ、同じ様な事なんですね。

そういった意味では、やはり釈迦さんは天才だった様です。釈迦さんの弟子の中に、釈迦さんの子も居た訳です。でも我が子を特別に扱わなかった、それは良くも悪くもです。まぁ、それはなかなか難しい事ですよね。まぁこれに関しては、やれる範囲という事で。最後に、誰でも我がよりレベルの低い人とは関わりたくないですよね。でも人のレベルが高かろうが低かろうが、その人を解ろうと考えた瞬間に、己のレベルが上がります。何でかと言われれば、人の脳がその様に創られてるからとしか言えませんが。とかく安心して、人に尽くして下さい。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

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